イオナ(蒼き鋼のアルペジオ)とは (イオナアオキハガネノアルペジオとは) [単語記事]

わたしは船、艦長のもの。私を連れて行って

　イオナ（蒼き鋼のアルペジオ）とは、アニメ「蒼き鋼のアルペジオ　-アルス・ノヴァ-」及び原作漫画「蒼き鋼のアルペジオ」に登場する蒼き鋼(蒼き艦隊)の旗艦、元“霧”の艦・伊401及びそのメンタルモデルである。

概要を説明する。きゅうそくせんこー

　大日本帝国海軍伊四〇〇型潜水艦二番艦・伊401の形状を模した霧の艦。メンタルモデルは青みを帯びた銀色の長髪を持つ少女の姿をしている。当記事ではアニメ版を中心に原作、艦これ版のイオナもあわせて説明する。

この記事は、ネタバレ成分を多く含んでいます。
ネタバレ濃度は深度に比例します。ここからは先は自己責任で潜航してください。

　改装によって本来は潜水艦には搭載されていなかった(元はヒュウガの所有していた)超重砲/超重力砲を装備している。その一方で同型艦と比較した場合に探知能力を大きく犠牲にしている。

　蒼き艦隊のクルーたちが各機能の制御や情報統制を担当している分、イオナに掛かる負担が下がっており戦闘中は操舵やダメージコントロールなどを主に制御している。なお、メンタルモデルは高い柔軟性と無類の強度を誇るナノマテリアルで構成されており、クラインフィールドも出せるため単体でも無類の強さを誇る。

　なお、原作とアニメ版（蒼き鋼のアルペジオ　-アルス・ノヴァ-）ではイオナの性格が大きく異なる点に注意が必要である。

群像が出来るといえば出来る。後は彼の艦たる私が示してみせる。
これまでもそうしてきた、そして…これからもそうする。

　寡黙で多少のことには動じない、それでいておちゃめさを兼ね備えたふてぶてしい群像の良き相棒として描かれている。タカオを「ツンデレ重巡」と評したことからもその性格がうかがえる。

　服はTシャツやショートパンツといった動きやすいものを好む。

わたしは…救いたい、コンゴウを…戦う理由がない。
何より演算処理を超えた衝動がわたしを突き動かしている。
群像………これが意志。
群像…私に命令して

　蒼き鋼のアルペジオ　-アルス・ノヴァ-でのイオナは原作と比較して無表情、かつ無垢な性格が強調されており、話数が進むにつれて表情が豊かになっていく様が精緻に描かれている。

　服装も青いセーラーのような服装にスパッツとなっている。ヒトデで遊ぶことがよくある。

群像…わたしに…のって…

劇場版のイオナ。アニメ版続きであるため物腰や考え方はアニメ最終話を引き継いだものとなっている。
春の映画はアニメの総集編にオリジナル、秋は完全オリジナルとなった。
また衣装が全面的に変更されている。

新しい姉妹が生まれた。
でも、霧の船じゃないみたい。

　アニメ「蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-」と「艦隊これくしょん」での2013年末の冬のコラボイベントにより二週間限定でイオナが艦これに実装された。アニメ版とのコラボである為、イオナの性格はアニメ版に準拠している。期間限定の運用可能であることに注意されたい。

　なお、ナノマテリアルがなくてもイオナたちを強化できる鎮守府のテクノロジーに驚いたり、建造完了時に新しい姉妹（艦娘）が生まれたと喜びつつも、霧の船ではないことにちょっとだけしょんぼりしてる様子等、コラボ限定のイオナの反応が見れる。

　このことからもアニメ版の後半にて（やむをえなかったとはいえ）姉妹艦を自身の手で沈めることになったイオナの姉妹への心情が垣間見える。なお、タカオが健在であることからわかるようにアニメ後半の改造状態にはなっていない。