ウィザーズ・ブレイン(Wizar's brain)は、三枝零一による日本のライトノベル。イラストは純珪一。2001年2月から2024年2月にかけて電撃文庫より刊行された。全21巻(本編20巻+短編集1巻)。
第7回電撃ゲーム小説大賞〈銀賞〉受賞作品。受賞時のタイトルは『魔法士物語』。
この物語では科学より上のステップに進むことに成功し、脳に生体量子コンピュータを埋め込まれた「魔法士」と呼ばれる改造人間が存在する。彼らは現実の物体・事象に直接干渉して世界自体を書き換えることができる。しかしそれは国家機関でしか保有できないレベルのものであり、民間にはほとんど普及していなかった。
ライトノベルとしてはおよそ年に1エピソードというペースの遅さながら、毎回変わる主人公たちが織りなす、譲れぬ信念同士のぶつかり合いを描いたストーリーで安定した人気を誇るシリーズである。
1巻が出た当初、作中のとある場面が『Kanon』のあるシナリオの終盤の場面と似ていたことや、「黒沢祐一」という登場人物が居たことから(『Kanon』の主人公の名前は「相沢祐一」)、作者は鍵っ子(Key信者のこと)ではないか?と言われていた。実際に2巻の後書きで、執筆中BGMに『anemoscope』『ornithopter』(それぞれ『Kanon』『AIR』の初回特典アレンジアルバム)を挙げていることから、作者はKey作品の影響を受けているものと思われる。
物理法則すらねじ曲げる程、科学が発展した未来。
「シティ」と呼ばれる閉鎖型積層都市によって人口問題は解決し、大気制御衛星によって天候はコントロールされ、車や船は空を舞っていた。そして、常人にあらざる能力を持つ「魔法士」が生み出された時代。
ある時大気制御プラントが原因不明の暴走を起こし、太陽光が遮断され、地球は氷点下40度の氷の世界と化した。
シティは無事だったが、内部ではエネルギー・食料とありとあらゆる物が不足し、やがてそれらをめぐる戦争が始まる。
戦いの中で魔法士は一騎当千の力を見せつける。同じ魔法士から航空艦船に至るまで、多くが傷つき地に伏せた。
果たして世界に2,000以上あったシティは僅か7つになるまで破壊され、そこでようやく戦争は終了する。
跡には相変わらず解決しない問題と極寒の世界が残されたが、人類は僅かな希望にすがって生き延びようとしていた。
本シリーズでは大戦が終わり、多くのシティが滅亡したことによって敗残魔法士や技師があちこちに潜伏している状態から始まる。第1巻では魔法士の能力を生かして何でも屋を営んでいる少年・錬が、シティ・神戸へ移送されていた魔法士の少女・フィアを拉致して政争に巻き込まれていく物語を取り扱っている。以降は別の人物が主人公だったり、新旧の主人公が入り混じっての展開となる。
他、設定など詳しくはウィキペディアを参照されたし。
三枝氏のこれからにも期待である。
掲示板
149 ななしのよっしん
2023/09/08(金) 19:47:29 ID: DpwtgZmHUq
ウィザーズ・ブレイン完結おめでとおおお!!
そして短編集決定おめでとうございますいつですか!!
150 ななしのよっしん
2023/11/14(火) 10:07:20 ID: jpquFrtpIi
だいぶ前にオチは未来の自分に任せた!的なこと書いてたけど、
結局いいオチは浮かばなかったようで、雲処理周り丸投げだよね
151 ななしのよっしん
2024/05/23(木) 17:57:54 ID: Qr+ySbFHQk
完結したって最近知って電子書籍で1巻から読み直し中。
絶対完結しないと思ってたよ!(失礼)
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最終更新:2024/12/27(金) 10:00
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