オウガバトルサーガ 単語

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オウガバトルサーガ

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オウガバトルサーガとは、ゲームクリエイター松野泰己が構想した全8章からなる架の叙事である。

概要

オウガバトルサーガは松野泰己(以下松野)が洋楽バンドであるQueenの曲に感銘を受けたことから、それを基に構想した。
故に伝説のオウガバトルは『The March of The Black Queen』、タクティクスオウガは『Let Us Cling Together』など、副題としてQueenに関するものが名付けられている。

そのオウガバトルサーガ(以下オウガ)は1993年クエストによりSFCで発売された伝説のオウガバトルから語られることとなった。
しかしその全貌を全8章としながらも伝説のオウガバトルは第5章に当たり、続編として発売されたタクティクスオウガは第7章に当たる。

オウガはその完成度からこのSFCの2作で熱狂的な支持を得て、続く他の章の発表も望まれたが、タクティクスオウガから15年を経た2010年タクティクスオウガ 運命の輪』まで、生みのである松野を初めとするオリジナルスタッフが関わることはなかった。
クエストからスクウェア(現スクウェア・エニックス)に移籍し、オウガを離れた松野は新たな舞台イヴァリースを生み出し、以降スクウェア・エニックスを退社するまでイヴァリースを中心としてゲームに携わる事になる。

生みの不在のまま発表されたものでは『伝説のオウガバトル外伝 ゼノビアの皇子』『タクティクスオウガ外伝 The Knight of Lodis』『オウガバトル64』がある。
中でもオウガバトル64松野が残していったオウガのプロットの第6章を基に作られている。
またオリジナルSFCからSSPSなど他機種への移植版も発売された。

その他、インタビュー松野本人の口からベイグラントストーリーシステムはオウガなら第3章で起用していたことや第8章について語った同人誌があること、オウガバトルの資料として第1章が語られているなど、まだ明るみに出ていない章についても触れられていることがある。そしてつい最近では第6章についても、自分が作る必要が出てくるならばオウガバトル64とは全く違った話になると語っている。

オウガバトルサーガシリーズ一覧

発売日 タイトル サブタイトル Episode 現対応機種
1993年3月12日  伝説のオウガバトル The March of the Black Queen SFC/SS/PS/Wii/mobile
1995年10月6日 タクティクスオウガ Let Us Cling Together SFC/SS/PS/Wii
1999年7月14日 オウガバトル64 Person of Lordly Caliber N64/Wii
2000年6月20日 伝説のオウガバトル外伝 ゼノビアの皇子
Let us walk on together,
so as not lose our way.
Prince NEOGEO Pocket Color
2001年6月21日 タクティクスオウガ外伝 The Knight of Lodis Ovis GBA
2010年11月11日 タクティクスオウガ 運命の輪 Let Us Cling Together PSP

*Wiiバーチャルコンソールでの配信です。

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