ゲーム「遊☆戯☆王デュエルモンスターズⅢ 三聖戦神降臨」(2000年7月13日発売)の同梱カードとしてOCGに登場。全8種からランダムに3枚が封入されていた。
テキストは以下の通り。
効果モンスター
※「決闘者の栄光-記憶の断片- side:武藤遊戯」収録のカード(15AX-JPM31)による
星1/水属性/爬虫類族/ATK 300/DEF 250
「キラー・スネーク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、自分スタンバイフェイズに発動できる。
このカードを手札に戻す。
次の相手エンドフェイズに自分の墓地の「キラー・スネーク」1体を選んで除外する。
墓地から自身を回収する効果を持っている。
攻守は低いが、自身を墓地から回収できるため、手札コストなどに適している。「スネーク・レイン」などでデッキから墓地へ送って、それを回収することができる。ほかのカードと併用しないならば「ヴォルカニック・バレット」のほうが3回分のコストにできるため、種族・属性の違いで差別化を図りたい。
一方で、次の相手エンドフェイズに除外されるため、連続して手札コストにするのは難しい。回収してから1ターン待てば除外せずに済むが、この場合は実質2ターンに一度しか使用できないことになってしまう。「王家の眠る谷-ネクロバレー」などを利用すればデメリットを踏み倒せるが、そのような方法をとるか、一度使えれば十分と割り切るかはデッキ次第。
エラッタによる復帰で制限カードとされたが、大幅に弱体化したためかあまり注目されることがなく、2015年4月1日の改訂で無制限カードとなった。
回収効果という点では「コカローチ・ナイト」というカードも存在するが、向こうは墓地へ送られた直後に"デッキの一番上に戻す"ため、ほとんど使われない。このカードが強いのは、"手札に戻す"からであり、ハンド・アドバンテージ(手札枚数による優位性)を得られるからである。再利用できれば何でもよいというわけではない。
長らく禁止カードであったため、「STRUCTURE DECK-城之内編- Volume.2」で再録されたのを最後に再録がなかったが、2015年のエラッタに合わせて「決闘者の栄光-記憶の断片- side:武藤遊戯」で再録された。
かつては以下のようなテキストであった。
効果モンスター
※「STRUCTURE DECK-城之内編- volume.2」収録のカード(SJ2-018)による
星1/水属性/爬虫類族/ATK 300/DEF 250
自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在している場合、
このカードを手札に戻す事ができる。
現行テキストとの違いは、1ターンの使用回数の制限がないことと、除外のデメリットがないこと。
そのため、毎ターン回収して手札コストやコストとしての生け贄(リリース)など、様々な使い方ができた。マナの概念がない遊戯王OCGでは、手札コストが似たような役割を果たすため、このカードは毎ターン安定してコストを確保できるカードとして重宝された。
無制限時代には「苦渋の選択」で3枚まとめて墓地へ送り、それを回収するという無茶もできた。
そのため、2000年11月1日に制限カードに指定された。その後2002年1月1日に制限解除されるが、1年後の2003年1月1日に制限カードに戻り、2005年9月1日に禁止カードとなった。
以降長らく禁止カードであったが、2015年1月1日に上記のとおりの新テキストにエラッタされ、制限カードとされた。
このカードの禁止指定と入れ替わるように登場したのが「黄泉ガエル」。発動条件が課せられ、同時に2枚以上出せず、フィールドに特殊召喚するため手札コストにできないなど、弱体化されていたが、生け贄召喚に利用するというこのカードにはない独自の使い道が見出され、規制された(生け贄召喚自体の衰退により後に解除)。
エラッタによる制限復帰以前にも、このカードを禁止カードにする必要はないのではないかと言われることがあった。
スタンバイフェイズに発動するため、(スタンバイフェイズにコストにしない限り)1ターンに1度しか使用できず、高速化したデュエルに追いつかない、「D.D.クロウ」などにより容易に除外される、手札コストという行為自体が、ただのコストに終わらずに必要なカードの墓地送りやその他の効果とのコンボなど、ほかの目的を持つようになったが、このカードにはコスト以外の使い道がないことなどが理由とされる。
とはいえ、手札コストの概念を無きものにするというだけでも危ういカードであることには変わりなく、結局はエラッタによって弱体化する形での復帰となった。
アニメDMでは、「乃亜編」でレベル1の扉を守るモンスターとして登場。「砦を守る翼竜」に倒された。
また、「KCグランプリ編」では、遊戯とデュエルしたデュエルコンピュータが使用。「コストダウン」のコストとなった後、手札に回収された。その後通常召喚されて遊戯に直接攻撃したが、このときこのカードではなく、手札にあった「格闘戦士アルティメーター」を召喚して攻撃していればコンピュータが勝利できた。
マスク・ザ・ロックと城之内のデュエルではマスク・ザ・ロックが使用。維持コストを要求する「古の書物」のために使用した。
アニメGXでは、アビドス3世が古代の石板のデュエルで使用。直接攻撃でフィニッシャーとなっていたが……。
ゲームDMシリーズでは効果を持たないモンスターとして登場。
「羽を持ち空を飛ぶことができる毒ヘビ 地面を這うのは不得意」というテキストを持つ。
初出のIIから多くの作品の初期デッキに入っている代表的なモンスターの1体で、当時冷遇されていた爬虫類族故に扱いは宜しくないが、GB版シリーズでは植物族との融合でスネーク・パームを作り、それにアンデット族を融合してゴースト王-パンプキング-に繋ぐ組み合わせを使いこなせればシリーズ経験者の証か。
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最終更新:2025/12/06(土) 13:00
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