クインシィ・イッサーとは (クインシィイッサーとは) [単語記事]

私はクインシィ・イッサー！　伊佐未依衣子ではない！

クインシィ・イッサーとは、サンライズ制作のアニメ「ブレンパワード」の登場人物である。
CV:渡辺久美子

概要だよ！　概要を書きなさい！　

謎の海底遺跡「オルファン」を研究し、オルファンの浮上を支援する組織「リクレイマー」に所属する少女。
オルファンが生み出す人型マシン「グランチャー」とアジャストし、これを運用する戦闘部隊を事実上統率している。
リクレイマーを支配する伊佐未ファミリーの長女だが、本名を嫌って「クインシィ・イッサー」と己を称し、両親にもこの呼び方を強要している。
登場人物たちの中でも「母性」を象徴するキャラクターであり、グランチャーやオルファンにも強い愛情を注いでいる。

性格は苛烈な武闘派で女傑そのもの。オルファンの抗体（オルファンの意思に精神を汚染された者）として人格が凝り固まっており、オルファンを守ることに青春のすべてを捧げている。
幼いころから両親の研究材料としてグランチャーに乗せられていたが、家族のためにと苦痛を押し殺し続けていた。そのためかなり情緒不安定で、グランチャー部隊の指揮やオルファン防衛のためなら両親すら蔑ろにする「クインシィ・イッサー」と、家族の絆を守るために自身を犠牲にする「伊佐未依衣子」との間で揺れ動き、そのギャップの板挟みに自ら苦しんでいる。

家族への苦い想いを共有する部下のジョナサン・グレーンにはいくらかの信頼を寄せており、クインシィの名も「家族を否定してオルファンを補佐する女王となれ」と、彼から与えられたものである。とは言うものの、ジョナサンのことを男性として意識してる描写はほとんどなく、あくまで「優秀なグランチャー乗り」としての資質を期待しているようだ。

主人公である伊佐未勇の実姉。リクレイマーから離反して敵組織である「ノヴィス・ノア」に寝返った勇を深く恨んでいるが、それらは愛情の裏返しであり、ふとしたときに弟を思いやる言動を見せる。
物語中盤で勇と和解するチャンスがあったが、当の勇がフラグをへし折ったために喧嘩別れに終わっている。

→　ごめん、覚えていない

終盤ではオルファンを核攻撃から守るために勇と協力し、そのときの事故でノヴィス・ノアに保護される。
そこでの療養で穏やかな優しさを一時取り戻すが、自分を慕うグランチャーやオルファンへの想いを断ち切ることができず、ノヴィス・ノアを離れる。
以降は完全なオルファンの抗体と成り果て、ついにはオルファンのコア・フィギュアと融合し宇宙へと飛翔しようとするが、駆けつけた勇の声に応えてオルファンと分かれ、その腕の中に抱かれて地上に帰った。

戦闘描写はそれほど多くないが物語を通して強キャラであり、戦場に現れたときはおおむねにおいてノヴィス・ノアのブレンパワードたちを圧倒している。
バロンズゥに再リバイバルしたグランチャーを駆って最終決戦に赴いた際は、単騎ですべてのブレンパワードを相手にし、終始攻勢を保っていた。

ブラコンでありヤンデレでもある地雷女で、勇に言及するときの彼女の溺愛っぷりはやや常軌を逸している。愛情の大きさゆえに裏切られた憎しみを募らせていることを暗に明にと示し、ノヴィス・ノアの空気に触れて穏やかな気性を取り戻したときは一転して泣き咽びながら恨み言をぶつけた。そのキモさと可愛さのギャップが人気の源