グレーテルのかまどとは (グレーテルノカマドとは) [単語記事]

グレーテルのかまどとは、Eテレで2011年から放送されている料理番組である。毎週月曜 22時から放送中。

概要

光る石をたどれば行き着く不思議な家に、あのお菓子の家のヘンゼルとグレーテルの末裔が暮らしています。彼らが振る舞う、美味しいお菓子の物語をご賞味あれ！

童話「ヘンゼルとグレーテル」の子孫が現代までも続いていたら…という設定で行われるストーリーを伴った料理番組。他の料理番組と比較して、基本的にスイーツのみを取り上げているのが特徴。取り上げ方も特徴的で過去の偉人が愛した一皿や、特定地域でソウルフード的な食され方をする一品であったりする。童話や童謡、小説、ドラマ、時にはアニメに登場した品が紹介されることも。レシピの難度はそこまで高くなく、普通の家庭でも十分再現できる。

2015年以降は年半分は再放送で構成されている。

登場人物はヘンゼルとかまどの精霊(いわゆる天の声)の二人。グレーテルは外出中で、登場しない。

基本的には以下の流れで番組は進行する。

弟ヘンゼルがキッチンの黒板に書かれた外出中の姉グレーテルからのスイーツのリクエストを見つける。例:「○○したいときに食べる△△～」
ヘンゼルがかまどとリクエストされたスイーツにまつわる話を交わしているとレシピ本（ファンタジー世界に出てくるような革表紙風のもの）を開くように促され、「ということで今宵紐解くのは、『※※（作品名や人物名）の♪♪（スイーツ名）』」と各回のタイトルを言う
適宜逸話パートが挟まれる。テーマのスイーツに関連する逸話や本場ではどのように食されているか、似た系統の菓子についてなどが語られる。
かまどの助けを得ながらヘンゼルが調理を行う。たまに失敗をすることもあるが大体リカバー出来ている。また作るコツを格言風に紹介していく。例:「□□は✕✕せよ。」
完成。
グレーテル帰宅(主観の体なので役者はいない)。扉の外で待つグレーテルを迎えに行く。
ヘンゼル、カメラ目線で一言。「お帰り、姉ちゃん。『○○したいときに食べる△△～』、出来てるよ」。なおこの一言がないパターンも半分ぐらいある。
「今日のグレーテルのかまど、いかがでしたか」とキッチンの脇にあるベランダに立ってヘンゼルがまとめに入る。「それではまたこのキッチンでお目にかかりましょう。じゃあちょっと失礼して」という言葉で締めると、キッチンに戻り完成したスイーツをヘンゼルが実食。ヘンゼルとかまどによる食レポで、グレーテルはここでも出ない。
エンディング。

出演

15代目ヘンゼル/瀬戸康史
- 童話の初代ヘンゼルから15代目になる青年。とある街できょうだいひっそりと暮らしている。姉、グレーテルから作ってと要望される様々なスイーツをかまどの助けを受けながら作っていく。滅多に自宅からは出ないらしい。かまどとはからかい合うような仲。
かまど(ナレーション)/キムラ緑子
- 初代ヘンゼルとグレーテルを救ったかまどの中にあった火。今は15代目ヘンゼルとグレーテルが住む家のかまどの中で暮らしている。ヘンゼルとは異なり家を飛び出し海外まで出かけることが多い。また、元は魔女の元にいたからか魔法が使える。歌うようにレシピを語ることも。
15代目グレーテル/（存在が示唆されるのみで出演者は存在しない）
- ヘンゼルの姉。朝早くに仕事に出掛けており、夜になるまで帰宅しない。どうやら社畜のようで、疲労回復のためかキッチンの黒板や冷蔵庫にヘンゼルに作って欲しいスイーツを書き残している。また、ヘンゼルが姉の様子を心配して自らスイーツを作る回もある。