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扁形動物門条虫綱に属する寄生虫で、普通複数の生物種を乗り換えながら成長していく。最終宿主は人間を含む脊椎動物であることが多い。テニア科や裂頭条虫科の人間の腸に寄生するものが有名。名前は真田紐に似ていることに由来する。英語では「tapeworm」(テープワーム)という。
中間宿主を経て人間に寄生すると、小腸などで栄養を奪い、成長。細長く平べったいきしめんのような形の成虫になり、一つ一つが卵を内包する大量の節を形成する。この節は便と共に体外に排出され、卵は外部で孵化する。それがまた巡り巡って人体に戻ることになる。種類によっては腸の中で何年も生き続け、広節裂頭条虫や日本海裂頭条虫などその体長は10メートルを超えることもある。
目黒寄生虫館では、日本人男性から採取された全長8.8メートルのサナダムシが展示されている。
また寄生虫にはよくあることだが、エキノコックスなど本来の最終宿主が人間でないものは、人間に感染すると重篤な症状をもたらすものもいる。
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最終更新:2025/12/16(火) 09:00
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