スズキ・ハスラー(二輪)とは、かつてスズキが製造していたオフロード用のバイクである。
ハスラーの名称は空冷エンジンのものに採用されたものであり、本来の形式は「スズキ・TS」である。
50cc・125cc・250cc・400ccの種類があり、いずれもモトクロスレースからフィードバックされた本格的なつくりが特徴である。また、仮面ライダーを始めとした特撮作品に多く「出演」した事で特撮ファンから知られている。
現在、軽四輪で人気を博しているスズキ・ハスラー(四輪)の名前はこのバイクに由来している。
1969年から1981年まで製造されたこのモデルの大本はワークスレーサーのRH型である。元々、ロードレースに参戦していたスズキがモトクロスに参戦するにあたり設計されたものであり、そのエンジンをベースに公道で走れるように設計したのがTS250、つまりハスラーである。そしてそのハスラーから保安部品を取り外して登場させたのがTM250である。なのでRH≠ハスラー≒TMである。
このモデルが有名なのは説明不要の仮面ライダーのサイクロン号に採用されていた為である。番組初期においては車両提供がされていなかった為、スズキ以外のメーカーも登場していたが、番組中盤以降にスズキがスポンサーになった事で劇中に登場するバイクはほぼスズキに統一された。
その中で新サイクロン号のベースになったのがこのハスラーである。サイクロンは劇中では3種類用意され、初代はスズキ・T20ベースのフルカウルを纏ったカフェレーサー風の外観で、2代目はホンダSL370ベースで初代をイメージしたカウルを取りつけられたものであった。いずれもオンロード用途が基本であり、撮影地はまだ造成途中の多摩地域が多かった為、泥ねい地の激しい撮影では取り扱いに難儀する事が多かった。
そんな中で採用されたのがスズキ・ハスラー。劇中では原子力エンジン搭載であったり、時速800km/hと非現実的な性能であったが、ベース車は当然そんな事はなかった。とはいえ、本格的なオフロードマシンたるスズキ・ハスラーの動力性能はモトクロスレースでお墨付きであり、バイクアクションでいかんなくその性能を発揮した。
外観はカウルで包まれて、非常にスマートな印象を受ける。設定ではスイッチ一つでウィングが出てきたり、パラシュートで制動も出来る。当初は本郷ライダー用の1台のみが準備されたが、ショッカ―ライダーを登場させた際にショッカ―ライダー用が用意され、その後は一文字ライダー用に流用されている。
「仮面ライダーV3」に登場したライダーマンの乗るバイクであり、変身前も変身後もそのままという異色の存在である。なので、玩具化される際にもスズキ・ハスラーの外観そのままである。但し、商標の関係か「SUZUKI」の文字が入らない事が多い。
設定ではシートの下にライダーマンのマスクが入っている。また、出力が400psに250km/hに強化されている設定となっている。
ハスラーシリーズのフラッグシップであり、モトクロスで大活躍をしていたTM400をベースとしたもので、出力を10ps落としたデチューンこそされているが、ちょっといじくったりTM400のものに変えれば、軽量な車体と猛烈なトルクに物を言わせてオフロードは言うに及ばず、オンロードでもゴリ押しでナナハンをカモにする事が出来ると言う変態ナナハンキラーぶりを発揮した。
一般的にナナハンキラーと言えばRZ350が有名であるが、それ以前はこの車が知られていた。この車の恐ろしい所はモトクロスベースなので腕さえあれば路面の状況を問わずぶっちぎるぜ!が可能な事である。
しかし、単気筒ゆえにいわゆるケッチンが強烈であり、足を骨折したと言う逸話がちらほら。
※実際はここまで無双ではありません
Q:仮面ライダーのバイクは全てハスラーだ!
A:実は「ハスラー」として登場したのは新・サイクロン号とライダーマンマシンだけです。殆どは保安装備を外したTMシリーズです。
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最終更新:2025/12/12(金) 13:00
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