スターシップ・オペレーターズは水野良/著、内藤隆/イラストのライトノベル。電撃文庫より刊行。アニメ化された。漫画もあるでよ。
西暦2300年、宇宙に惑星国家をいくつも建設し、まだなんとか太陽系の地球が主導権を握っているころの物語。
地球から1,500光年離れたヘンリエッタでの星間戦争はヘンリエッタ星域惑星国家同盟、通称"王国"の圧倒的軍事力と侵略により終結に近づいていた。惑星国家キビもまた王国の侵略から逃れられず、惑星の防衛に当たっていた2隻の防衛艦隊を沈められて降伏した。
防衛大学士官候補生の航海実習を兼ねて試験航海をしていた護衛艦アマテラスは戦わずして降伏を迫られたが、士官候補生たちがこれを拒否。降伏した政府に代わってアマテラスを買い上げ、王国との交戦が始まった。
あの自称百科事典 ウィキペディアですら中立性を投げ捨てて主観丸出しの評論をぶちまけているので、ここは偉大なるニコニコ大百科でも対抗しなければなるめぇと発起せざるを得ないのである。
アマテラスクルーは宇宙規模のTVネットワーク企業と契約を結び、貴重な戦闘映像を独占配信することを条件に宇宙戦艦の購入費用を肩代わりしてもらった。返済はアマテラス専用チャンネルの収益から行われる。戦闘に必要な修繕費、弾薬費、維持費などは当然自腹である。
ここにツッコミを入れるのは阿呆のする事である。宇宙戦艦なんて買えない? 誰も出資なんかしない? ご冗談を。
要は兵器メーカーやメディア企業ら星間企業も地球も、ヘンリエッタ星団の政治的団結、経済圏の確立を望んでいないため、介入しているだけの話なのだ。ストーリー上地球は平和維持軍の派遣を嫌がっているが、これはアマテラス(先遣隊)に交戦能力があるための様子見に近い。実際アニメ版では最後の最後に艦隊を派遣しており、あからさまに漁夫の利を狙っていた。つまり そういうことである。うん。
アマテラスのクルーはほぼ全員が士官候補生であり、従軍経験のある軍人がいない。相手の王国軍は多くの惑星国家を打ち倒してきた経験豊富な軍人が多数を占める。ただし降伏してきた国家の艦船や将校を流用しているため、数は豊富なものの横の繋がりが弱く、連係プレーに欠ける面が見られる。
どっちみちアマテラスクルーに勝てる要素がほとんど無い。だがそもそもアマテラスは大してクルーの力量を必要としていない。新造されたばかりのアマテラスは自動行動システムが発達しており、先ほど触れたTVネットワークへの番組提供のために無駄に魅せる配置をしているだけで、実際に必要な人数は少数で済む。大体ほとんど1対1の殴り合いだから見張りさえしっかりしていれば何とかなるのだ。最新技術満載の新造戦艦は簡単にそう沈まないから 大丈夫。
アマテラスのヤン・ウェンリーこと香月シノンさえいればかてるよ!
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最終更新:2024/10/05(土) 19:00
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