デュアルランド 単語

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デュアルランド

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デュアルランドとは、マジック:ザ・ギャザリングカードであり、エターナルおやくそくランドである。

概要

Tropical Island

土地 — (Forest) (Island)

MTG wikiより引用exit

の10種類が存在する。

基本土地【地()、)、沼()、山()、)の5種類。デッキに何枚入れてもよい。】は
それぞれ対応する1色のマナ(カードを使うためのコスト)を出す。
しかし、基本土地だけでは2色のデッキを作れば不安定なデッキとなり、3色以上はまともに動かすことすらできないことがある。
そこで、MTGにはペナルティがつく代わりに2色のマナが出る土地、というものがほぼ毎年登場している。
これらを組み込むことで多色のデッキでも安定したゲームができるようになるのである。

デュアルランドは一番最初に登場した2色土地である。そのペナルティ
デッキに4枚までしか入れることができないである。
MTGでは通常の場合、同じ名前カードは4枚までしかデッキに入れられません。 [1]

MTGは20年以上続いているTCGであるが、この後印刷された2色土地はすべてデュアルランドの劣化版といってもさしつかえない。

デュアルランドの強さの源

概要で説明したとおり、ペナルティほぼ0で出せる2色土地である。
しかし、例示されたテキストを見ると、カード名前と【土地 — (Forest) (Island)】とだけ書かれており、マナを生産するが書かれていない。[2]
これは誤りではなく、基本土地タイプを2つ持つ土地であるためである。

基本土地タイプは、それぞれ「(基本土地タイプ)を持つ場合、その土地は【(T):あなたのマナプールに(対応する色マナ1つ)を加える】」というを土地に与える。
そのため、2種類の基本土地タイプを持つデュアルランドは2色のマナが出せることになる。
この「基本土地タイプを2つ持つこと」が、数にある2色土地の中でも特に強な特徴となる。

基本土地は単体での性がさほど高くないため、「基本土地タイプに反応して強化される」、「特定の基本土地タイプに対してのみ強な効果を発揮する」カードが数多く存在する。
デュアルランドはただでさえ最強クラスの2色土地なのに、これら「基本土地タイプサポート」のカードの恩恵も2種類分得ることができるのだ。

一番有名なものは(特にオンスロート、ゼンディカー版の)フェッチランドとの組み合わせである。

Misty Rainforest / 深い

土地

(T),1点のライフを支払う,深いを生け贄にげる:あなたのライブラリーから(Forest)カード1枚か(Island)カード1枚を探し、それを戦場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。

MTG wikiより引用exit

このタイプフェッチランドは2種類の基本土地タイプのうちどちらか1種類以上を持つ土地を探すカードである。 そして、フェッチランドでデュアルランドを探した場合、この《深い》だけで

  • どちらか一種類に反応するので(デッキに欲しい色マナが出せるデュアルランドが入っていれば)5色すべてに触れることができる。
  • これで探せないデュアルランドは「地+沼」「地+山」「山+沼」の3種類。つまり7種類を探せる。

となり、実質的に1回だけ1ライフ払うだけの5色土地と化すのである。

他にも

などなどペナルティ0の2色土地がやってはいけない楽しいことをしてくれる。

デュアルランドの後継者たち

ここではスタンダードモダンで活躍するものを紹介する。

これらの他にも大体のエキスパンションに「基本土地タイプを持たず」「必ずタップ状態で戦場に出る」通称タップインランドが収録されている。

ショックランド

Hallowed Fountain / なる

土地 — 地(Plains) (Island)

((T):あなたのマナプールに()か()を加える。)

なる戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかった場合、なるタップ状態で戦場に出る。

MTG wikiより引用exit

ラヴニカ・ブロック」で登場した土地。

自体はデュアルランドに最も近いカードだが、戦場に出す際にライフを2点支払わないとタップ状態で出るデメリットを持つ。通称の由来はアンタプインのコスト火力呪文の代表格である「ショック/Shock」と同等なことから。

前述のフェッチランドから経由してアンタプインさせると3点火力である「稲妻/Lightning Bolt」1発分のライフアドバンテージを失うため、このカード戦場であるモダンでは土地の出し方ひとつでゲームが変わる事が往々にしてある。プロプレイヤーコラムでは「モダンで勝ちたければまず土地を適切に置け」と書き出されるほど。

ペインランド

Adarkar Wastes / アダーカー荒原

土地

(T):あなたのマナプール(◇)を加える。
(T):あなたのマナプールに()か()を加える。アダーカー荒原はあなたに1点のダメージを与える。

アイスエイジ」で登場した土地。当初は友好色5種類しか存在しなかったが、「アポカリプス」で初めて対抗色のものが登場した。通称の由来は有色マナを出す際にダメージ、つまり痛み(=pain)を伴う事から。

前述のショックランド較すると、アンタプインについてはノーリスクなものの色マナを出す度に1点のダメージを受けるデメリットを持つ。そのため、ゲーム全体で見た場合ショックランドべてこの土地1枚が奪うライフの方が多くなる場合がほとんど。基本土地タイプを持たないため、フェッチランドでサーチできない点も見逃せないデメリットの1つ。

しかし「ゲートウォッチの誓い」にて新たにマナアイコンが登場した事で、実質3色のマナを出せるというこのカード独自のメリットが生まれ、有色マナを必要とするエルドラージも扱うエルドラージデッキではフル投入される事もある。

バトルランド

Prairie Stream / 大草原

土地 — 地(Plains) (Island)

((T):あなたのマナプールに()か()を加える。)
あなたが2つ以上の基本土地をコントロールしていないかぎり、大草原タップ状態で戦場に出る。

「戦乱のゼンディカー」で登場した土地。通称の由来はエキスパンション名(Battle of Zendikar)から来ている。

ショックランドと同様、デュアルランドと同等の性を持つものの、基本土地を最低2つ戦場に出していないとタップインするデメリットを持つ。これについてはフェッチランドを相手ターンに起動する事で直後のターンに限ればテンポロスの軽減はできるものの、ショックランドのようにライフを失ってでも即座にマナを出したい序盤の動きを大きく阻するため、そちらも使用できるモダンでは引用大草原/Prairie Streamが1,2枚コントロールに採用される程度に留まっている。

逆にスタンダードでは友好色だけとはいえフェッチランドと共存していた時期もあり、多色デッキ盛に一躍買った経歴を持つ。タルキールハゲはどうしてこうスタンダードを席巻するのか・・・

シャドウランド

Port Town / 港町

土地

港町が戦場に出るに際し、あなたはあなたの手札から地(Plains)カード1枚か(Island)カード1枚を開してもよい。そうしないなら、港町はタップ状態で戦場に出る。
(T):あなたのマナプールに()か()を加える。

イニストラードを覆う」で登場した土地。通称の由来はエキスパンション名(Shadows over Innistrad)から。

歴代のエキスパンションでもコモンアンコモンで収録されるタップインランド上位互換で、戦場に出た際に定された「基本土地タイプを持つカード」を開する事でアンタプインする事ができるメリットを持つ。

ローテーションによってフェッチランドが使用できなくなり、かつ序盤の動きを阻するバトルランドの隙を埋める事ができる土地として現在も2色以上のデッキで広く採用されている。その性質上、複数の基本土地タイプを持つバトルランドと相性がよいため現在の多色デッキの生命線も担っている。

関連項目

脚注

  1. *ちなみに初期MTGは「カードは1種類4枚まで」というルールは存在しなかった。デュアルランドもいれ放題である。
  2. *実物にはテキストがあり、「これはとして数えられ、する効果を受ける。マナマナの両方が出せる」(《Tropical Island》の場合)と書かれている。
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