デュアルランドとは、マジック:ザ・ギャザリングのカードであり、エターナルおやくそくランドである。
の10種類が存在する。
基本土地【平地(白)、島(青)、沼(黒)、山(赤)、森(緑)の5種類。デッキに何枚入れてもよい。】は
それぞれ対応する1色のマナ(カードを使うためのコスト)を出す。
しかし、基本土地だけでは2色のデッキを作れば不安定なデッキとなり、3色以上はまともに動かすことすらできないことがある。
そこで、MTGにはペナルティがつく代わりに2色のマナが出る土地、というものがほぼ毎年登場している。
これらを組み込むことで多色のデッキでも安定したゲームができるようになるのである。
デュアルランドは一番最初に登場した2色土地である。そのペナルティは
デッキに4枚までしか入れることができないである。
※MTGでは通常の場合、同じ名前のカードは4枚までしかデッキに入れられません。 [1]
MTGは20年以上続いているTCGであるが、この後印刷された2色土地はすべてデュアルランドの劣化版といってもさしつかえない。
概要で説明したとおり、ペナルティほぼ0で出せる2色土地である。
しかし、例示されたテキストを見ると、カードの名前と【土地 — 森(Forest) 島(Island)】とだけ書かれており、マナを生産する能力が書かれていない。[2]
これは誤りではなく、基本土地タイプを2つ持つ土地であるためである。
基本土地タイプは、それぞれ「(基本土地タイプ)を持つ場合、その土地は【(T):あなたのマナ・プールに(対応する色マナ1つ)を加える】」という能力を土地に与える。
そのため、2種類の基本土地タイプを持つデュアルランドは2色のマナが出せることになる。
この「基本土地タイプを2つ持つこと」が、無数にある2色土地の中でも特に強力な特徴となる。
基本土地は単体での性能がさほど高くないため、「基本土地タイプに反応して強化される」、「特定の基本土地タイプに対してのみ強力な効果を発揮する」カードが数多く存在する。
デュアルランドはただでさえ最強クラスの2色土地なのに、これら「基本土地タイプサポート」のカードの恩恵も2種類分得ることができるのだ。
一番有名なものは(特にオンスロート、ゼンディカー版の)フェッチランドとの組み合わせである。
土地
(T),1点のライフを支払う,霧深い雨林を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから森(Forest)カード1枚か島(Island)カード1枚を探し、それを戦場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
このタイプのフェッチランドは2種類の基本土地タイプのうちどちらか1種類以上を持つ土地を探すカードである。 そして、フェッチランドでデュアルランドを探した場合、この《霧深い雨林》だけで
となり、実質的に1回だけ1ライフ払うだけの5色土地と化すのである。
他にも
などなどペナルティ0の2色土地がやってはいけない楽しいことをしてくれる。
これらの他にも大体のエキスパンションに「基本土地タイプを持たず」「必ずタップ状態で戦場に出る」通称タップインランドが収録されている。
神聖なる泉が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかった場合、神聖なる泉はタップ状態で戦場に出る。
性能自体はデュアルランドに最も近いカードだが、戦場に出す際にライフを2点支払わないとタップ状態で出るデメリットを持つ。通称の由来はアンタップインのコストが火力呪文の代表格である「ショック/Shock」と同等なことから。
前述のフェッチランドから経由してアンタップインさせると3点火力である「稲妻/Lightning Bolt」1発分のライフアドバンテージを失うため、このカードの主戦場であるモダンでは土地の出し方ひとつでゲームが変わる事が往々にしてある。プロプレイヤーのコラムでは「モダンで勝ちたければまず土地を適切に置け」と書き出されるほど。
土地
(T):あなたのマナ・プールに(◇)を加える。
(T):あなたのマナ・プールに(白)か(青)を加える。アダーカー荒原はあなたに1点のダメージを与える。
「アイスエイジ」で登場した土地。当初は友好色5種類しか存在しなかったが、「アポカリプス」で初めて対抗色のものが登場した。通称の由来は有色マナを出す際にダメージ、つまり痛み(=pain)を伴う事から。
前述のショックランドと比較すると、アンタップインについてはノーリスクなものの色マナを出す度に1点のダメージを受けるデメリットを持つ。そのため、ゲーム全体で見た場合ショックランドに比べてこの土地1枚が奪うライフの方が多くなる場合がほとんど。基本土地タイプを持たないため、フェッチランドでサーチできない点も見逃せないデメリットの1つ。
しかし「ゲートウォッチの誓い」にて新たに無色マナアイコンが登場した事で、実質3色のマナを出せるというこのカード独自のメリットが生まれ、有色マナを必要とするエルドラージも扱うエルドラージデッキではフル投入される事もある。
((T):あなたのマナ・プールに(白)か(青)を加える。)
あなたが2つ以上の基本土地をコントロールしていないかぎり、大草原の川はタップ状態で戦場に出る。
「戦乱のゼンディカー」で登場した土地。通称の由来はエキスパンション名(Battle of Zendikar)から来ている。
ショックランドと同様、デュアルランドと同等の性能を持つものの、基本土地を最低2つ戦場に出していないとタップインするデメリットを持つ。これについてはフェッチランドを相手ターンに起動する事で直後のターンに限ればテンポロスの軽減はできるものの、ショックランドのようにライフを失ってでも即座にマナを出したい序盤の動きを大きく阻害するため、そちらも使用できるモダンでは引用の大草原の川/Prairie Streamが1,2枚青白コントロールに採用される程度に留まっている。
逆にスタンダードでは友好色だけとはいえフェッチランドと共存していた時期もあり、多色デッキの隆盛に一躍買った経歴を持つ。タルキールのハゲはどうしてこうスタンダードを席巻するのか・・・
土地
港町が戦場に出るに際し、あなたはあなたの手札から平地(Plains)カード1枚か島(Island)カード1枚を公開してもよい。そうしないなら、港町はタップ状態で戦場に出る。
(T):あなたのマナ・プールに(白)か(青)を加える。
「イニストラードを覆う影」で登場した土地。通称の由来はエキスパンション名(Shadows over Innistrad)から。
歴代のエキスパンションでもコモンやアンコモン枠で収録されるタップインランドの上位互換で、戦場に出た際に指定された「基本土地タイプを持つカード」を公開する事でアンタップインする事ができるメリットを持つ。
ローテーションによってフェッチランドが使用できなくなり、かつ序盤の動きを阻害するバトルランドの隙を埋める事ができる土地として現在も2色以上のデッキで広く採用されている。その性質上、複数の基本土地タイプを持つバトルランドと相性がよいため現在の多色デッキの生命線も担っている。
掲示板
16 ななしのよっしん
2017/06/03(土) 13:57:14 ID: Sh7eOuaD3q
EDHの5色デッキに10種類全部突っ込むと、往々にして撃たれる「破滅」「血染めの月」。
カジュアルプレイだと森がらみの4種類だけ入れて、後は基本地形でも良い気がするわね。残りの4種類は現在タンスの肥やしと化している。
17 ななしのよっしん
2022/01/28(金) 04:58:32 ID: 2GM9I4EiQN
最近はアンタップインする2色レア土地もずいぶん増えたね
チェックランド、ファストランド、両面小道、スローランド
でも基本土地タイプを持たないものが多いからフェッチとの関係で
モダン以下で使われてる土地は昔とそんなに変わらない…んだろうか
18 ななしのよっしん
2024/03/26(火) 19:17:57 ID: 2GM9I4EiQN
>>22 だけど諜報ランドは下環境に入ったね
基本土地タイプありは大きい
モダンなら従来ショックランドをタップインしていた局面で諜報がつく
デッキトップ操作したあとフェッチで持ってきて諜報でやばいのを墓地に落とせたりする
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最終更新:2024/12/05(木) 11:00
最終更新:2024/12/05(木) 11:00
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