ハーピィの羽根帚とは (ハーピィノハネボウキとは) [単語記事]

ハーピィの羽根帚とは、漫画、アニメ「遊☆戯☆王」及び遊戯王OCGのカードである。

概要

《ハーピィの羽根帚/Harpie's Feather Duster》
通常魔法
(1)：相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

魔法・罠カード版「サンダー・ボルト」とも言える全体除去。コスト・デメリット・発動条件なしで最大1：6交換が可能。登場時こそ有用な罠カードは「落とし穴」程度だったものの、強力な罠カードが登場するに連れこのカードの有用性も上がっていった。

2000年 4月1日に準制限カード指定、同年5月15日に制限カードへ規制強化。
2004年 3月1日に禁止カード導入と同時に禁止カード指定。以後、約10年間禁止カードの座に居座った。
2015年 1月1日に「大嵐」と入れ替わりで制限カード指定。当時は意図が不明だったが、後にペンデュラムスケールを自分で破壊してEX デッキを肥やす戦法が確立されたため、事前規制だったのかもしれない。

かつては入れない理由が無いパワーカードだったが、現在では「先攻1ターン目で死に札」「刺さりにくいデッキが多い」と見なされ、サイドデッキ向けのカードとなっている。
カード名に「ハーピィ」を含むため、「ヒステリック・サイン」でサーチ可能。「ハーピィの羽根吹雪」は相手の効果で破壊された場合にこのカードをサーチ、サルベージできる。

「決闘者の王国編」における「闇遊戯 vs舞」戦で舞が使用。2枚使用しており、1枚目は「六芒星の呪縛」、2枚目は「聖なるバリア-ミラーフォース-」の除去に成功している。
原作では「セットされた相手のカードをモンスターも含め破壊する」効果だった。明言されていないが、「ハーピィ・レディ」がいないと発動できず、発動ターン「ハーピィ・レディ」が攻撃できない制約があったと推察出来る。また、カード名は「ハーピィの羽根箒」だった。(OCGは「帚」、原作は「箒」)
アニメでは舞の出番が増えたことで使用回数が増え、「乃亜編」では城之内も使用している。

「ゲーム同梱版(持ち手左上、青紫背景)」「PP5収録版(持ち手右横、赤紫背景)」「QUARTER CENTURY CHRONICLE side：PRIDE版(ハーピィイラスト)」の3種類が存在する。
- ゲーム同梱版のイラストには「粘着テープの家」のカードが描かれているが、なぜかカード名が「ホイホイハウス」、カードの体裁がモンスターカードになっている。
初収録となった「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ Ⅱ 闇界決闘記」(DM2)同梱カードは全10種のうち3枚がランダム封入という仕様。メーカー希望小売価格472 5円 (税込)なのだが。
4までのDM シリーズでは、相手の罠カード1枚を破壊する効果だった。
「TAG FORCE SPECIAL」では、配信された2015年 1月制限のリストを適用すると、PP5収録版が制限カード扱いにならず、無制限カードとして使用できてしまう不備がある。
専用メタカード「グリフォンの翼」が存在する。「サンダー・ボルト」に対しての「避雷針」同様、汎用性が低いため使われない。