パラドックス（遊戯王）

パラドックスとは、劇場版アニメ「超融合！時空を越えた絆」及びテレビアニメ「遊戯王5D's」の登場人物である。
CVは田村淳。

概要

次元の裂け目から生まれし闇、時空を越えた舞台に、破滅の幕を引け！
シンクロ召喚！『Ｓｉｎ パラドクス・ドラゴン』！！

劇場版アニメ「超融合！時空を越えた絆」に登場した人物。同作のボスキャラである。
（上記のイラストはストーリー途中から明かされる素顔だが、冒頭の方ではモノクロ色の仮面をつけている。）

未来の世界からネオ童実野シティ（遊戯王5D'sの世界）へやってきた謎の敵。巨大なD・ホイールに乗り、不動遊星の持つカード「スターダスト・ドラゴン」を奪っていった。やがて、過去の世界へ赴きデュエルモンスターズの創造者たるペガサスを殺害しようとした折に、赤き竜の力で自分と同様にタイムスリップを果たしてきた遊星や遊城十代、そして伝説のデュエリスト・武藤遊戯と出会い、彼らを「歴戦のデュエリスト達」と呼び未来を賭けて壮絶なデュエルを繰り広げる。

パラドックスが住んでいる未来世界は崩壊が進んでおり、その原因がデュエルモンスターズにあると考えた彼は過去の世界へ赴きデュエルモンスターズの存在を歴史から抹消する事で未来を変革しようと企てる。
（映画が公開された当時は、デュエルモンスターズが未来世界の崩壊に繋がる経緯について明かされていなかったが、後に「遊戯王5D's」の作品中でそれらが補完される事になる。この詳細は、『ゾーン』『未来組』の記事も参照）
デュエルではそれぞれの時代から集めたモンスターカードを素体とした「Sin」シリーズを使用。Sinモンスターの外見上の特徴として、元となったモンスターにパラドックス自身の仮面と同じモノクロ色の仮面や鎧を纏わせたような容姿をしている。
その他、「Sin World」をはじめ「Sin」の名を冠するカードを自在に操り、パラドックス自身の力量も相まって遊戯達が3人で同時に戦いを挑んでも有り余る程の力を誇る。切り札は『Sin パラドクス・ドラゴン』及び『Sin トゥルース・ドラゴン』。

 

劇場版のみの登場キャラクターかと思いきや、テレビアニメ「遊戯王5D's」にて何とアポリアやアンチノミーの回想シーンの中に老年のパラドックスがアポリアやゾーン、アンチノミーらと共に登場し、多くの視聴者を驚かせた。そしてその後、ゾーンと対峙した遊星がパラドックスと戦った過去を語っている事から、正式に彼も（容姿の似た人物ではなく）アポリア達と同様に未来世界の生き残りである事、そして同作のストーリーが劇場版アニメと関わりがある事が判明する。
もう1つ付け加えると、その時の会話におけるゾーンの発言よりパラドックスを過去の世界へ送り込んだのもゾーンの仕業である事が明かされているのだが、これについては映画公開当時と違いゾーン他イリアステルの存在や行動目的などが明かされている為、パラドックス1人の意志ではなくパラドックスがゾーン達の意志に同調した上で行動を起こしたといったところであるか。
過去を改変して未来を変革するという目的については彼もアポリア達と同様なのであるが、劇場版アニメと違い会話シーンが一切無いので所謂ゲスト出演といった扱いとなっている。
（「遊戯王GX」に牛尾さんが名前のみ登場していたのに似ているだろう）
また、パラドックスが乗っていたD・ホイールの造形が、変形可能な点を含めアポリアのそれと似ているのだが、こちらは変形して空を浮遊・飛翔する事も可能。ぜひとも合体してライディングデュエルに使われる様を見てみたかった・・・

なお、DVDの設定資料集によれば、彼の称号は「イリアステル滅四星－逆刹のパラドックス」とのことである。

ゲーム作品では長らく名前が言及されるに留まっていたが、2022年にオンラインゲーム「遊戯王 デュエルリンクス」に登場を果たした。田村淳によるボイスも新録され、本編では描かれなかった同志達との会話も収録されている。

イラスト

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関連項目

一般項目 超融合！時空を越えた絆 遊☆戯☆王ファイブディーズ 武藤遊戯 / 遊城十代 / 不動遊星 アポリア イリアステル アンチノミー ゾーン 未来人 / 未来組 田村淳 遊戯王関連項目の一覧 パラドックス

使用するカード Sin（遊戯王） Sin スターダスト・ドラゴン Sin 青眼の白龍 Sin パラドクス・ドラゴン Sin トゥルース・ドラゴン