D・ホイールとは、「遊戯王5D's」に登場する乗り物である。
概要
デュエルディスクが更なる発展を遂げた姿。
「遊戯王DM」「遊戯王GX」における通常のデュエルディスクが元ではあるが、今作から新たに登場した新要素「ライディングデュエル」を行うために用意されたオートバイ型のデュエル用マシンである。そのため厳密には乗り物としてよりも「走るデュエルディスク」と捉えるのが正しいと思われる。
もっとも、D・ホイーラーはホイールを日常の足としても良く使っている。元々は原案の高橋和希が「主人公が世界を冒険するストーリーにしたい」ということでバイクに乗る主人公を考案したという誕生経緯があるので、乗り物の方が本来の使い方なのかもしれない。ただし、バイク移動中に突然ライディングデュエルを挑まれることも遊戯王ではよくあること。
ちなみに冒頭の「D」は「デュエル」のDであって、デステニーでもなければデストロイでもデスでもない。大好きブルーノちゃんでもない。
D・ホイールを所有する者やD・ホイールでライディングデュエルを行う者は「D・ホイーラー」と呼ばれ、D・ホイーラーとなるには自動車などと同様、専用のライセンスが必要となる。
ライセンスは一定の研修を受けた上で、セキュリティ職員との卒業検定デュエルに勝利すれば取得できる。検定では途中で事故を起こした時点でデュエル敗北とみなされる。シビアである。
動力は基本的に、内蔵されているモーメント(永劫機関)の力で稼動しており、機体(車体?)もまた並みの乗り物以上に頑強に出来ているらしい。事実、ちょっとした段差はおろか、高層ビルの上から飛び降りても大した破損も無く機能し続けていたりする。
またモーメントの無限動力によって、時速200~250kmという高速走行も可能にするが、これについてはD・ホイールに限らず作品中に登場する自動車やバス、飛行機等の一般の乗り物でも、モーメントが使われているのならほぼ全て同様の出力を発揮できるものと思われる。
ライディングデュエルが開始されると、ホイール自体はオートパイロットへと切り替わるのだが、搭乗するデュエリストの任意で手動運転(マニュアル)へ切り替える事もできる。ダークシグナー編以降では寧ろマニュアルの方が多い。
WRGPではホイールの操縦技術も競うため、大会ルールとしてマニュアル運転が義務付けられている。
マニュアルでデュエルを開始した場合は、「第一コーナーを先に取った者が先攻を取れる」というルールがある。 ライディングデュエルはスピードカウンターの都合で先攻が有利なのでその争いは激しく、そこだけただのバイクレースになる。
タッグデュエルを行う場合は、2台のD・ホイールを用いる以外にもサイドカー(型のユニット)を横に連結する。
デュエルに敗北すると「DEFEAT(敗北)」とモニターに表示され強制的に停止する。
シティを走るD・ホイールのあらゆるデータは、セキュリティを管轄する治安維持局によってリアルタイムで管理されており、有事の際はそのデータからD・ホイーラーを割り出す。(例外的に、ゴースト(ディアブロ)のデータだけはイリアステルによって隠匿されているので、ゴーストとライディングデュエルを行う際はモニターに表示される対戦相手の名前が「UNKNWON(正体不明、該当人物無し、の意)」と表示される)
シティを巡回するセキュリティ捜査官にも1人につき1台D・ホイールが割り与えられており、中でもD・ホイールを悪用する犯罪者をデュエルで拘束するための機動部隊として「デュエル・チェイサーズ」がある。
彼らは「特殊追跡デッキ」と呼ばれる禁止カードを解禁した特殊デッキの使用を許可されており、さらに捕捉した相手を強制的に自分とライディングデュエルに持ち込ませる事が出来るなど、現実世界における白バイ警官に相当する働きぶりを見せる。
ゲーム『タッグフォース』シリーズでは、セキュリティのデッキに禁止カードが何枚か紛れ込んでいたり、禁止制限ルールに準拠していても他より強力なデッキを持たされるという形でそれが再現されている。
「であえ!ゴヨウ・ガーディアン!」「権力ってやつか…」
D・ホイールから発せられる機械音声アナウンスのCVは向後啓介が担当。
シティとサテライトが統一されて以降は、D・ホイール用のハイウェイが整備された。ハイウェイでライディングデュエルが発生すると速やかに治安維持局に連絡される。治安維持局はその時点で安全な周回ルート(デュエルレーン)を探索してD・ホイーラーを誘導した後、そのルートを閉鎖。デュエルに関係ない一般車両を退避させる。
シティでは交通秩序<ライディングデュエルなのである。
遊戯王5D's完結後に始まった新シリーズ「遊戯王ZEXAL」ではD・ホイール(及び、それに類するデュエル用の乗り物)は登場しないので、5D'sの世界観に慣れ親しんだ視聴者からは「どうしてD・ホイールに乗らないんだ・・・」という意見まで出てきた事もあった。遊戯王の新しいシリーズが始まった時には良くある話である。
もっともアニメ中では、シャーク(神代凌牙)が中学生のくせにバイクを乗り回していたり(そして陸王・海王と行動を共にしていた際は彼らも同じようなゴツいバイクに乗っていた)、カイトがオービタル7の変形したバイクに乗っていたりと、一部の視聴者を騒然とさせた。そのくらい、D・ホイールという存在がファン・視聴者の間に深く定着しているという事だろう。
しかし現在、この世界でライディングデュエルは一度も行われていないので恐らくはデュエルとは無関係の普通のバイク(二輪車)であると推測される。・・・と思いきや、第51話ではWDC決勝大会の舞台で「デュエル・コースター」という乗り物が登場、なんとジェットコースターに乗ってデュエルを行う催しが見られた。
ルールこそ通常のデュエルと基本的には同じだが、擬似的なライディングデュエルと言えなくも無い。
「遊戯王ARC-V」では謎の人物「ユーゴ」がバイクにのって登場し、D・ホイールではないかと話題になったが、後に正真正銘D・ホイールであることが明かされた(ただし、D・ホイールであることが明言されたのは随分先の話であり、登場当初はD・ホイールと呼ばれてはいない。主人公の榊遊矢からは「バイクのようなもの」と呼ばれている)。ユーゴのやってきたシンクロ次元は、その他の次元同様「遊戯王5D's」とよく似た世界であることが推測されていたが、憶測通り5D'sの世界観と同じくライディングデュエルが一般的に行われている次元であった。
5D'sに登場したD・ホイールと同様にモーメントのようなエネルギー機関を確認できるが、詳細は不明である。固有名も明かされていない。外見や配色は彼の使用するシンクロモンスター「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」とよく似ている。
なお、ユーゴとそのD・ホイールが本格的に登場した36話の次回予告において、榊遊矢から「バイクに乗ったままデュエルだって!?」と、5D's放映から実に6年跨ぎの盛大な突っ込みが入り、視聴者の笑いを誘った。
ゲスト出演するジャック・アトラスやクロウ・ホーガンのDホイールはデュエルディスク部分がARC-V仕様に変わった事以外は殆ど5D's仕様と変わっていない。シンクロ次元で使用されるDホイールのデュエルディスクはゲストの二人を除けば一般用とセキュリティ用の2種しか基本的に存在しない。ユーゴのデュエルディスクは一般用であるが、OCGなどのポスターではハイブリッド式(元々なのか改造したのかは不明)の様であり、Dホイールから着脱が可能な模様
以下に、「遊戯王5D's」作品中に登場するD・ホイールを説明。(他にも情報があれば、どんどん追加願います。)
主なD・ホイールの一覧
- 遊星号
- 主人公・不動遊星の乗るD・ホイール。「ハイブリッド型」と呼ばれる、デュエルディスク部分を本体から切り離して通常のデュエルディスクとして運用可能である構造が特徴。カラーリングは赤色。
作品中では他の人物以上に誰かを共に乗せる事が多く、アーククレイドルへ乗り込む際に虹の道を走っている時は龍可を共に乗せたりもした。また、クラッシュタウン編ラストでは鬼柳が遊星の代わりに遊星号に乗っている。
何度転倒しようがクラッシュしようが絶対に壊れることはなく、あまつさえ近距離でダイナマイトが爆発しそのまま崖下に落下して叩きつけられても平気で動くという無敵の耐久力を誇る。
また、アンチノミーの回想シーン(144話)ではゾーンが遊星号とよく似た形状のD・ホイールに乗っており、機皇帝と戦うための兵器(ビーム砲)も搭載されている事が確認されている。
そして、アーククレイドルの最終局面にて遊星号はアポリアの希望の力を受け継ぎ、空を疾走する力を得てゾーンとの最終決戦(フライングデュエル)に挑む。これってソニックシリーズの最終戦の定番・・・?
- ホイール・オブ・フォーチュン
- ジャック・アトラスの乗るD・ホイール。単輪型のD・ホイールで、世界に1台しか存在しないといわれている。「運命の輪」という名の通り機体を取り巻く大きな車輪が特徴なのだが、その構造上前方が一切見えないのでは・・・?と思いきや、ジャックは普通に運転している。
ニセジャックが登場した際は、こちらもまた全く同じ形状のD・ホイールに乗っていた(でもよく見ると、色が若干グレーっぽい)。そしてどういうわけか、ジャックがデュエルで敗北すると自動停止どころかよく事故ったり、ひどい目に遭ってばかりいる。(参照→転倒王者モトキング)
ちなみに、この形状のバイクは現実にも実在するものだったりする。(下記の関連動画を参照。)
- ブラックバード
- クロウが搭乗する黒色のD・ホイール。かつてピアスンから受け継いだ。
後輪部に装着されている翼状のパーツによって短時間の間のみ飛行・滑空が可能なのが特徴で、レクス・ゴドウィン戦では飛行しながら月影龍クイラを相手にフライングデュエルを展開したり、チーム・カタストロフ戦では影の中から忍び寄るモンスターの攻撃をジャンプしてかわしたりもしてみせた。
- 本人のデッキに似てとんだガチ仕様である。
また機体の内部にブラックフェザー・ドラゴンのカードがピアスンによって隠されており、クロウに託された後は正式にクロウのエースモンスターとなる。
- ギガントL
- ダークシグナーへと堕ちた旧「チーム・サティスファクション」のリーダー・鬼柳京介が搭乗するD・ホイール。
後述するギガントR(ミネルヴァ)の兄弟機とされる。
- ギガントR / ミネルヴァ
- ダークシグナーに堕ちたカーリー渚が搭乗するD・ホイール。作品中ではギガントRという名前だが、ゲームではミネルヴァという名前に変更されている(機体そのものは変わっていない)。
- ブラッディー・キス
- 十六夜アキが搭乗するD・ホイール。アキがD・ホイールのライセンスを取得した後に遊星達から贈られたもので、遊星・クロウ・ジャックの3人によるハンドメイド品である。スピードカウンター部分がハート型になっているのが特徴。
- シュトルム・ウント・ドランク
- 復讐のD・ホイーラーことシェリー・ルブランが搭乗するD・ホイール。
名前はドイツ語で「疾風怒濤」を意味する。シュバルツ兄さんでお馴染み。
デュエル以外の用途にD・ホイールを用いても好ましい結果は得られないという事を立証した好例。
- デルタ・イーグル
- 謎のD・ホイーラーことブルーノ(アンチノミー)が搭乗するD・ホイール。既存のバイクの常識に全く捕われない特異な形状をしているのが大きな特徴。修正テープをそのままバイクにしたような車体、ともいう。
ブルーノの呼び声に呼応して自らやって来る事に始まり、背部の後輪のみで走行したり、それでいて遊星達の乗るD・ホイールを上回る能力を誇るなど、後述するT・666を含め未来世界の技術が盛り込まれているのが解る。
かつてブルーノが事故を起こし記憶が無くなってから、覚醒し呼ばれるまでの長い間ずっと海中に放置されていたようだが錆やフジツボなどが一切付着していない(ように見える)のも未来の技術の賜物だろうか?
ゲームWCS2011にはオメガ・ホークなる姉妹機が登場し、 謎の女D・ホイーラーが搭乗。 (本編未登場)
- D・ファントム
- ゴースト(ディアブロ)達が搭乗するD・ホイール。ゴースト達とセットで開発された。
- 遊星とブルーノが開発した制御ソフトが盗用され、性能が向上している。
遊星達を A・ボムにより数で圧倒したが、量産型の宿命には逆らえなかった。やられ役。
- T・666(テリブル・オーメン)
- プラシドが搭乗するD・ホイール。登場の際はプラシドの呼びかけに応じて亜空間から出現する。
通常のD・ホイールよりも車輪の数が多い(3輪)が、何より最大の特徴はD・ホイーラーそのものと合体が可能という事か。もっともプラシド自身も身体はロボットのそれであるため、厳密にはD・ホイールというよりもプラシドの半身として捉えるのが正しいかもしれないが。
また、WRGP決勝戦ではアポリアが覚醒するとルチアーノやホセの乗っていたD・ホイール(デュエルボード)と変形・合体を果たし後述する巨大なD・ホイール人間が完成するなど、もはやD・ホイールの常識を超越している。ちなみにこのマシンはT・ウロボロスの合体時、マシンの頭部(コクピット部分?)と成る。
- 『タッグフォース6』のブルーノちゃんシナリオでは、プラシドがこの機体を「こいつは俺の身体の一部と言ってもいい。そこらのマシンと一緒にされては困る」と評し、かなりの思い入れを持っていることを明らかにした。体の一部っていうか6~7割くらいを占めてる気がするが。
- マシン・デイブレイク
- チーム太陽のメンバーが搭乗するD・ホイール。チーム共通の機体で、ライディングデュエルではこの1台を3人で使用する。もとは太郎の父親が所有していたD・ホイールである。
WRGPにて突如発生したゴースト達によって故障してしまったが、遊星とブルーノの力添えで修復された。旧式っぽい外見とは裏腹に、性能は他のD・ホイールにも引けを取らず、その加速性能たるやジャックが「ブルーノと遊星の奴・・・あのオンボロに何をした!」と愚痴っていた程。
(元々の機体性能なのか、遊星達の改造で強化されたのかは判明しないが)
ちなみに機体名のデイブレイク(daybreak)とは英語で「夜明け」の意。
- ヴァルハランダー
- チームラグナロクのメンバーが搭乗するD・ホイール。それぞれ1号、2号、3号という形で人数分の同型機が存在。
作品中では珍しく?虹の橋ビフレストを生成するというライディングデュエル以外での活躍も見せた。
- G(グリーフ)・ヘカトンケイル
- 「これぞD・ホイールの最終進化形態!チーム・ニューワールドの勝利への執念を!見たァーー!!」
- ホセが搭乗するD・ホイール。1軸2輪駆動という珍しい形状のD・ホイールである。そしてやはりと言うべきか、操縦者との合体機構も備わっている。というより、他のD・ホイールと違い座席に相当する部分が見当たらず、運転者自身が合体して運用する事を前提に設計・製作されたとしか思えないというツッコミどころ満載の機体。
もっとも、ホセ自身がこのD・ホイールとほぼ同等の速度で自走している(ランニングデュエル)事の方が視聴者達には専ら印象に残っているため影が薄い印象が拭えないのが悲しい。
後述のT・ウロボロスに合体する際は、同機のベース部分へと変形・合体する。クラッシュギアとか言うな。
- T(トリニダート)・ウロボロス
- アポリアが合体搭乗する、上記のプラシド、ホセ、ルチアーノのD・ホイール(デュエルボード)が1つになったD・ホイール。作品中で確認されているD・ホイールでは最も巨大と思われ、ボマーやロットンのそれすら上回る規格外のサイズを誇る。
3つの首を持ち、タイヤが搭載されている左右2つの首と、マシンの中心(ベース)部分はホセのD・ホイール、中央の首はプラシドのD・ホイール、尾はルチアーノのデュエルボードがそれぞれ変形・合体して成り立っている。
その独特の形状から、視聴者からは「トリシューラ号」「究極嫁号」などと呼ばれる。
未来の技術を使用しているのか、車やゴミ箱を轢いたり横幅ギリギリの細道を通過しても傷1つ付かない耐久性を誇る。だが、遊星、ジャック、クロウの絆パワーアタックによって最期は海の藻屑となった。
(一応アポリアはゾーンによって助かっている。)
- パラドックス号(仮名)
- 劇場版「超融合!時空を越えた絆」にてパラドックスが乗っていたD・ホイール。正式名称は不明。
加速する事でタイムスリップできる機能があるけど、デロリアンではないのは確かだ。
アポリアやゾーンなど他の未来組の面々が乗るD・ホイールと同様で、白色を基調としたカラーリングと大型を誇る機体サイズが特徴。また、3輪の車体や機体先端部のドラゴンの頭部を彷彿させる形状は、先でも述べた通りプラシドやアポリアの機体を思わせる。
残念ながら作品中でライディングデュエルに使われる事は無かったものの(一応、プロローグで遊星のスターダスト・ドラゴンを奪う際に少しだけライディングデュエルを行う描写があるが)、時空を移動するタイムマシンの機能も兼ねていたり、スタンディングデュエルの際は変形して空に浮遊したり、フィールド魔法「Sin world」発動時にはソリッドビジョンの投影を補助する(?)機能も搭載されていたりと、これ1台で何でもできるのではないかという考えすら沸いてくるスーパーマシンである。
- モーメント・コア フライホイール
- ゾーンが搭乗しているD・ホイール。最もデュエル時以外も常に搭乗しているので、厳密にはD・ホイールというよりもゾーン自身の福祉用具(?)及び生命維持装置のような位置づけの物と考えるべきか。
常時空中に浮遊しており、ゾーンの意志で身柄ごと移動している為、このD・ホイールが出来上がって以降は様々な部分が彼の肉体や精神と直結しているものと思われる。
そしてデュエルの際は、モーメント・コア専用のオプションパーツとして、「時械神」を宿した専用の巨大なカード(石版)を収める専用デッキと、石版カードをドローしたり持つための巨大な2つの腕(手)が出現し、ゾーン及びD・ホイールの本体であるモーメント・コアと連動し稼動する事でデュエルを行う。作品中で確認されているD・ホイールの中では両手も含めれば上記のT・ウロボロスといい勝負(若しくはそれ以上)の機体サイズを誇るように見える。
- なお、作品中ではゾーンはアポリア及び遊星とデュエルを行っているが、いずれも浮遊状態での空中戦であるため、ライディングデュエルを行う場合は両手の横幅が収まる様な広いコース(場所)を舞台にするか、空を飛べる相手としかライディングデュエルができない・・・?
とにかく何にしても、アンモナイトでもなければどこぞの暗黒幻影獣でもないという事である。
デュエルボード
龍可や龍亞、そしてルチアーノが搭乗している簡易型のD・ホイール。
モーターを内蔵した、特殊な形状のスケートボード。専用のコネクタをデュエルディスクに接続する事で、デュエルディスクのモーメントエネルギーによって自走し、ライディングデュエルが可能となる。これによって、D・ホイールのライセンスを持たない者や体格・年齢等の問題からD・ホイールに搭乗できない子供でもライディングデュエルができるのである。
デュエルにおけるルールもライディングデュエルと同様だが、D・ホイールと違い公式に製品化されているかは不明。
作中ではこれでハイウェイでのライディングデュエルを行ったり、D・ホイールと並走するシーンがあったりして、相当なスピードを出せることが窺える。D・ホイールに乗るより相当危ない気がするのだが、そんなことは知ら管。
ちなみに遊星に曰く「一晩あれば製作可能」「D・ホイールと違い、整備も簡単」らしい。
- A(アンバー)・ケツァルカートル
- イリアステル三皇帝の1人・ルチアーノが乗るD・ボード。
アニメで確認されている通常のデュエルボードと比較すると少々大型で、機皇帝スキエルのような青いカラーリングが特徴。スタートダッシュでジャックの乗るホイール・オブ・フォーチュンを追い抜く程の出力を持っているが、未来世界特有の技術力なのか、それとも龍可達の乗るデュエルボードを含む通常のボードでもD・ホイールと謙遜ない速度を出せるのかはやはり不明。
上述のT・ウロボロス合体時は同機の尻尾部分となるが、一部の視聴者に「あのパーツって意味あるのか」と突っ込まれているのが不憫。きっとバランサー(舵取り?)の機能などを果たしているんだよ、多分。
- 龍可のD・ボード
- 龍可がデュエルアカデミアにやってきたルチアーノから譲り受けたD・ボード。
制御系に仕掛けが施されていたようで、強制的にライディングデュエルをさせられる、という機能があったようだがルチアーノとの一件後このD・ボードがどうなったのかは語られていない。
- 龍亞のD・ボード
- 龍亞が龍可のD・ボードを見て羨ましがった結果、ドラえもんに泣きつくのび太の如く遊星に頼んだお陰で用意してもらった龍亞のD・ボード。遊星が一晩で作った急ごしらえの代物にも関わらず、上述の龍可機に引けを取らない性能を誇る辺りは遊星の技術力が成せる技か。
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