マギカロギア 単語

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マギカロギア

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マギカロギアとは、2011年4月に発売された、冒険企画局/河陶一朗製作TRPGである。正式タイトルは「魔道書大戦RPG マギカロギア」。

概要

現代社会舞台に、不死の魔法使いとなって、魔法災厄を引き起こす禁書を回収するRPGである。

陶一朗製作の汎用TRPGシステムサイコロ・フィクションシリーズの第4弾でもあり、『サイコロを振っていくだけで、でも手軽に物語が作れちゃう』というコピーの通り、非常に「軽い(ルールシンプルな)」システムとなっている。

サイコロ・フィクションシリーズTRPGは全て「リプレイパートルールパート」という形式になっており、TRPG初心者全な未経験者でも「最初から最後まで読んでいくだけでゲームの雰囲気や遊び方の流れが何となく分かる」ため、ルール自体の易さとあわせ、敷居が非常に低いのが特徴である。

他にも、新紀元社から発行されているTRPGサポート誌「Role&Roll」にも毎様々な関連記事が掲載されている。

マギカロギアの最大の売りは「鬱展開自動生成システム」である。言葉の因果を駆使し、世界を自在に改変する魔法使いを、「世界法則」は現実世界から排除しようとする。そのため魔法使いは強い運命で結びついた「アンカー」と呼ばれる人間なくしては、現実世界に干渉することが出来ない。つまりアンカー魔法使いの「足場」であり、存在そのものだといえる。それゆえに魔法使いが判定でファンブルロールしたり、戦闘で敗退すると、魔法使いではなくアンカーが「運命変転」と呼ばれる被害を被る。

  1. 挫折。アンカーは、自分にとって大切だったを諦める。
  2. 別離。アンカーにとって大切な人──友や人、兄弟などを失う。
  3. 大病。アンカーは、不治の病を負う。
  4. 借金。アンカーは、悪人に利用され多額の借金を負う。
  5. 不和。アンカーは、人間関係に失敗し深い心の傷を負う。
  6. 事故アンカー交通事故にあい、取り返しのつかないケガを負う。

アンカーは1セッション中に同一の不幸を2回被ると死亡する。多数のアンカーを持っていれば魔法使いは安定するが、それはつまり大切な人しい人、尊敬すべきライバル達を使い捨てにしていくことを意味する。また、全にアンカーを失った魔法使いは、存在の記憶も含め、世界から全に抹消される。

戦闘システムは、基本的に1対1にしか対応しておらず、セッション中の断章との戦闘では代表となるキャラクター以外はわずかなサポートしか出来ない。最終戦等と位置づけられた禁書との戦闘も、すべてのキャラクターと禁書が1対1を順に繰り返していくことで解決される。

※1:ファンブル――致命的な失敗のこと。マギカロギアの場合、全ての行為判定に自動的に失敗することとなる。

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