リムペット爆弾とは、主に第二次世界大戦で使用された兵器である。
船舶などに張り付けて爆破する所謂吸着爆弾の一種である。時限式であり、ぜんまいねじなどでその時間を調節することができる。
通常の工作員やフロッグマン(水中工作員)などが使用する。その運用方法故、一人で運べる大きさでなければならず、当然ながら爆発威力はそれほどでもない。ソナーや舵、スラスターなど船の急所に仕掛けられることが多い。
ただ、沈まずに回収されると、容易に修理されてしまうため、一時しのぎにしかならない。
停泊中の船舶にしか使用できない、設置に際して大きな危険が伴うなどの理由から、実戦で投入された例は少ない。
その中でも太平洋戦争中のジェイウィック作戦(昭南港爆破事件)は最も大規模な例の一つであり、このとき、シンガポールのケッペル港に停泊していた日本のタンカー7隻がリムペット爆弾によって沈められている。
他にもグリーンピース所有の船舶「レインボー・ウォーリア号」がフランスの対外治安当局によって沈められたりしている。
ムジャーヒディーンにもCIA経由で支給されていた。こちらは主にソ連のトラックに対して使用されたようだ。
BFシリーズ作の一つである「Battlefield 1」に、援護兵のガジェットとして本武器が登場する。使用方法としては敵ビークルや建物の壁に張り付けたりして使用する。張り付けると、一定時間で勝手に爆発する。
投げる範囲が狭い故に対象に肉薄する必要があり、所持可能数が1個であることから、なかな使いどころに困る代物である。そうでなくとも援護兵にはほかにもリペアツールや迫撃砲など便利なガジェットが用意されているため、大事なガジェット枠を潰すぐらいなら・・・、という理由で不人気。
しかし、中には物好きな連中リムペットに魅了された人々がおり、彼らは時に「リムペット教団」と呼ばれる。
確かに上記の説明を聞いただけでは糞武器に聞こえるかもしれないが、戦車なら一発で部分破壊まで持っていける上、建物内に引きこもっている敵を壁もろとも一網打尽にできるなど、その威力は侮れない。
さらに時限式のため、ダイナマイトのように起爆時の隙が無く、死んでも勝手に爆発するため、死に際の置き土産としても最適である。
しかし、BF1におけるリムペット爆弾の真の恐ろしさはおそらくその隠密性。通常手りゅう弾などの投擲武器は自動で白いアイコンが表示され、発見が容易である。設置系爆弾もスポットすればアイコン表示されるが、リムペット爆弾にはそういう類のものが一切ない。故に知らぬ間に設置され、気づかぬうちに殺されることが多い(本体の色も絶妙な保護色である)。
ただ、投擲距離が短いのは本当で、近づく前に殺されるのがほとんど。爆発範囲が広いので、自分も巻き込まれ無理心中になることも。さらにビークル相手だと轢き殺されることもあるので、かなり人を選ぶ武器なのである。
そんなクセだらけのリムペットを意気揚々と使いこなす教団の皆様はやはり変態プロ中のプロと言えるのだろう。
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最終更新:2025/12/05(金) 22:00
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