YoYo Roy(ヨヨ・ロイ)とは、ルイ・ヴィトンが販売するヨーヨーの名である。
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2017年発売。
機種名はフランス語で「王」を表すRoi(ロワ)からと思われる。
2017年12月に発表した「THE ART OF GIFTING」コレクションのいち商品。
発注は株式会社フレッシュシングスの鈴木裕之。
ボディはいわゆるインペリアルシェイプで、銅のような褐色のペイントに「ルイ・ヴィトン」の紋章がプリントされている。材質は発表されていないが、アルミニウム合金と思われる。
ストリングは革製で、競技ヨーヨーと同じ方法でフィンガーホールが作られている。
このような金属製コレクション機種は、ブリキのヨーヨーのように内部が空洞で上げ下げにも苦労することが多いのだが、レビュー情報によればしっかり回転でき、プレイ時の音も気持ち良いとのこと。
「ハイパーヨーヨー」などの競技ヨーヨーではなく、ストリングが固定された上げ下げ専用機種。
「ループ・ザ・ループ」のようにスリープしないトリックならばいちおう可能だが、スリープしないヨーヨーは先端部分に遊びがなくやりづらい。軌道が下を向くため、やるならば地面激突対策を忘れずに。
本機は、「GIFTING」コレクションのカテゴリー「遊ぶ楽しみ」に分類される。
創業者の孫であるGaston-Louis Vuittonは、自身の趣味である膨大なコレクションを通じてデザインのインスピレーションと飽くなき好奇心を育んだ。一部報道ではその「遊び心」の精神が指摘されている。
実際、本機を含みこのカテゴリーに分類される製品は、単なるネタ要素ではなく「ヴィトンブランドの製品」としてふさわしいデザイニングになっている。「なぜかヴィトンがヨーヨーを出した」と見ると奇妙奇天烈だが、「ヴィトン」「ヨーヨー」という三題噺のような組み合わせを振られたデザイナーが、工夫をこらして融合させた製品としてはこれ以上ないものといえる。
本機のコンセプトは「贈り物」であり、贈られた側が「ヨーヨー」ということと「ヴィトン」ということに嬉しさとちょっとした笑いが生まれればよいというわけである。
本機は、実際に遊ぶことよりも、インテリアとしての利用が想定されていると思われる。
本機を購入する際は、部屋の環境そのものをルイ・ヴィトンを置くのにふさわしく整えることが求められる。
落ち着いた部屋に一抹の遊び心としてヴィトンのヨーヨーが置いてある、というのがクールである。
塗装のハゲたヨーヨーが足の踏み場もないほど置かれているところに放り込まれるのは野暮である。
よほどのこだわりと金がないかぎり体現するのは難しいが、ヴィトン製品を置くにふさわしい環境が常に整えられている施設であれば、難易度は劇的に下がる。
いうまでもなくそれは、ルイ・ヴィトンの店舗である。
つまり、本機は販売店が「欲しい人がいたら売れるインテリア」として置いておくのが最もふさわしい使い方といえる。陳列棚に、ヴィトンのマークがついたヨーヨーが下がっていることで、お客さんとの話題の種にもなるし、一部の物好きは買ってくれるかもしれない。
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最強コーデは、発注した鈴木裕之オーナーが自ら実践している。
ヨーヨーバッグは中のスポンジ部分のみ自作と思われる。
36000円(税抜)。
この価格は一般人の度肝を抜いたが、ヨーヨープレイヤーからの反応は「意外と安い」であった。
現在の競技ヨーヨーは総金属製が主流であり、ちょっと背伸びをすれば1万円をゆうに超える。
2種類の金属を使うバイメタルモデルでは2万円近く。チタンモデルでは3-5万円するのは普通であるため、高いことは高いが非常識ではない、という評価に収まっている。
競技ヨーヨーであれば、A7075アルミニウム合金(いわゆる超々ジュラルミン)を使用し、NC旋盤による削り出しであれば1万5000円ぐらいはして当たり前である。合金は少し安くするにせよ、ストリングが本革で、少数生産でヴィトンブランドがつくのであれば妥当な価格ということである。
折悪しく、本機が発表された2017年12月のヨーヨー界では、11万8000円の「リャマ・超硬合金チタンダー!」が発表されていたため、価格面での話題性はさほどではなかった。
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ヴィトンブランドとして見ても、服やバッグに比べれば安いだろうから、ヴィトンコレクターであれば十分視野に入る価格といえる。
高級ブランドが日用品を発表するということはたまに行われているが、それを知らない一般人からは(呆れたものも含めて)驚きの声が上がった。
YouTubeでは、ヒカキンによる動画が話題となった。
他の日用品とともに購入し、実際に「グラビティ・プル」と「ループ・ザ・ループ」を行っている。
ヨーヨー界では、購入者はよほどのコレクターに限られたと思われ、まともなレビューはない状態だったが、2019年11月に441KRYGがレビューしている。
ルイ・ヴィトンは服飾のプロモーションにおいてもヨーヨープレイヤーとコラボレーションすることがある。
以下の動画は、2015年世界3位の八巻伊織によるものである。ヴィトンブランドは服の方であり、ヨーヨーは他メーカーのもの。「ヨーヨーリクリエーション・オンスロート」と思われる。
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最終更新:2024/04/28(日) 19:00
最終更新:2024/04/28(日) 19:00
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