中澤裕子とは (ナカザワユウコとは) [単語記事]

中澤裕子とは、福岡県在住のタレント・女性歌手・アイドル・女優。
元モーニング娘。のメンバー・初代リーダーであり、元ハロー!プロジェクトのリーダー。

概要

1973年 6月19日生まれ、京都府出身。血液型 O型。アップフロントエージェンシー所属。通称裕ちゃん。

1997年、「シャ乱Q 女性ロックボーカリストオーディション」に応募するも最終選考で落選。同年、同じく最終選考まで残ったメンバーと共に「モーニング娘。」を結成し、1998年「モーニングコーヒー」でメジャーデビューした。

モーニング娘。時代に演歌歌手として「カラスの女房」でソロデビューしている。2枚目のソロシングルからは「中澤ゆうこ」という名義を使い始め、モーニング娘。の卒業まで使用した。

歴代モーニング娘。の中で最年長である。姐さんと呼ばれ、年齢をネタに辻希美、加護亜依など他メンバーからいじられる事もよくあった。座右の銘は「弱肉強食」。酒好きだが、筋金入りのバナナ嫌い。事実、彼女が在籍している頃は楽屋にバナナ（模型含む）を持ち込むことはタブーとされていた。その事を裏付ける事件として、楽屋でバナナの模型を発見した時は壁に投げつけては「誰じゃ置いたの！！」と怒りを露にしていたとあるメンバーが証言している。

2001年にモーニング娘。を卒業し、ソロ活動に専念。ソロ楽曲は演歌からポップスに転向し「東京美人」「DO MY BEST」等をリリース。ハロプロメンバーによるカバーアルバム「FOLK SON GS」シリーズにも参加している。モーニング娘。卒業後はハロー!プロジェクトのリーダーを務めていたが、2009年にハロー!プロジェクトを卒業。現在はファンクラブ M-line clubに所属している。

モーニング娘。時代もそうだが、卒業後も「ハローモーニング」に出演していた頃は主に年齢ネタやヤンキーネタ、独身ネタでいじられていたのだが、2012年にはIT関連企業社長（一般人）と結婚し、娘を出産。中澤本人の都合で結婚当初は実現しなかったが、仕事が一段落した2014年からは夫のいる福岡へ移住。その頃に第2子を妊娠。この時は高齢出産となるため、心配する声も上がっていたが2015年 5月に無事、出産。母子共に健康であった。

音楽活動以外では、テレビのレギュラー出演の他、連続ドラマ「ほーむめーかー」の主演を務め、「ごくせん」「こちら本池上署」にも出演。ミュージカルでは「フットルース」「笠置シズ子物語」等、テレビCMでは「エルセーヌ」等に出演している。福岡移住後は福岡のローカル番組へ出演する機会が増加し、ローカルタレントとしての道を歩みつつある。こうして、公私ともに博多の女として充実した生活を送っている。

単発のシャッフルユニットではあか組4、H.P.オールスターズ、プリプリピンクに参加している。

ハロプロ在籍時代のエピソード

おそらく2012年以降にハロプロのファンになった人から見たら「ちょっと厳しい福岡在住のママ」という柔和なイメージを抱いている人もいるだろう。実際に9期以降のメンバーは在籍当時の彼女を直接知らないので優しいイメージが強いだろう。

しかし、実際は本人ですら「鬼」「パワハラ」と自虐するほど厳しく、有名な逸話だけでも

バスの座席、エレベーターの乗り降り、歩くときの順番で彼女より前はタブー
在籍当時の矢口真里は中澤と夏まゆみが原因で円形脱毛症になった
当時、2期メンバーを受け入れられないことをASAYAN スタッフに悪用され、悪意ある説教シーンを制作されてしまった（所謂ヤラセ）

と、かなり殺気立っている話ばかり一緒に活動していたメンバーと自身の口から語られている。その為、彼女と行動を共にした4期までのメンバーからは恐れられ、5～8期のメンバーには怖いお姉さんという事を先輩から聞かされていた。しかし、結婚と出産を経て相当性格が柔和になったこともあり、9期以降のメンバーには優しい大先輩というイメージが付きつつある。が、思い出したかのように特番などで悪意のある説教シーンを見せられる場面も...。

事実、本人はモーニング娘。在籍時代の所業を猛省している。どうもソロシンガー志望からアイドルグループのリーダーという形で芸能界入りしたことで色々と感情がコントロールできなくなった結果、ああなったという。なのでハロー!プロジェクトの後輩は安心して福岡で中澤と仲良くしてほしい。

一方で女性らしいエピソードもあり、あか組4の「赤い日記帳」のMV撮影では歌詞に入れ込むあまり、本当に涙を流してしまった。これはASAYANでもオンエアされるだけでなく、MVでも感涙しながらも撮影したシーンが使われた。事実、レコーディングでも歌詞に入り込みすぎて何度も涙ぐみそうになる場面が何度かあった。