千代大海 龍二(本名:須藤 龍二, 1976 -)とは、元大相撲力士である。
現役時代は九重部屋に所属し、回転の速い突っ張りとCSPと呼ばれる強烈な引き技で一世を風靡した。1992年十一月場所に初土俵、最高位は大関(1999年三月場所 -2009年九州場所)。
引退後はは年寄・佐ノ山として九重部屋で部屋付き親方となり、師匠の13代九重(元・千代の富士)が逝去した後は九重を襲名して九重部屋を継承、千代の国や千代大龍を始めとした後進の指導にあたっている。
中学校時代はかなりのヤンキーで、数々の武勇伝を持つ。相撲や柔道の大会に駆り出されるなどはもっぱらであり、ある相撲大会では決勝でパンクブ-ブー佐藤と対戦したこともあった。
金髪に剃り込みという頭をした龍二少年が卒業式で涙している映像は度々テレビで放送され有名である。
この頭については九重部屋への入門を志願した時九重親方(元横綱千代の富士)に「頭をなんとかしてこい」と言われ、素直に坊主頭にしてきたことで見所があると思われたという。
回転の速い突っ張りを得意とし、調子の良いときは立ち合いから一気に出て「電車道」で持って行く。対戦した力士によれば「良く分からないうちに持って行かれる」らしい。立ち合いから押せない時や突っ張りで押し切れない時に引く癖があるが、あまりに鮮やかに決まるためにCSP(千代大海スペシャル)と呼ばれる。組みとめられてしまうとなす術がなくなり、「突き押しは大関、引きは横綱、組んだら序二段」と揶揄される事もある。
尤も、組むことを全く知らずに大関まで昇進したということは、それだけ実力があったということに他ならない。
関脇で1回、大関で2回の幕内最高優勝を経験しているが後に低迷。2007年十一月場所では白鵬と優勝争いを繰り広げ14日目の直接対決で熱戦を見せるが右肘を痛めて千秋楽を休場(千秋楽では琴光喜が白鵬を破ったため千代大海には優勝決定戦の可能性があった)。さらにこの肘が泣き所となり、以降は休場と角番を繰り返した。2009年十一月場所で角番で負け越し、大関から陥落。次の場所で大関に復帰(関脇で10勝)できなかったら引退すると発表した。しかし2010年初場所でも初日から3連敗を喫し、4日目に引退が九重親方(元横綱千代の富士)より発表された。
1999年三月場所より大関に座位し続け、大関在位記録は歴代一位である。しかしNHKの大相撲解説者北の富士には「そう長く居る地位でも無い」と言われた事もある。角番(負け越し及び休場の後の場所。負け越すと大関陥落)の回数もワースト一位である。
一方で大関として意地も見せ、若乃花、武蔵丸、朝青龍、白鵬が新横綱の場所では何れも勝利している事はあまり知られていない。
掲示板
25 ななしのよっしん
2022/06/25(土) 11:28:28 ID: 5RAVyaiNIf
特技技はツッパリです。これで笑いがとれる力士だった
話術巧者でユーモアセンスもあったんだよね
26 ななしのよっしん
2022/12/09(金) 19:23:10 ID: AUYSLvCjvA
今はテレビ解説、協会のYoutubeにて活躍中。気楽になったからか、かなり楽しそう。
27 ななしのよっしん
2023/12/22(金) 19:06:17 ID: /Nnt9vf1bQ
wikipediaに書かれてた千代大海の入門前の経緯、創作疑惑がにわかに出てきたな
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最終更新:2024/12/22(日) 00:00
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