山田葵とは (ヤマダアオイとは) [単語記事]

「山田、超がんばります！」

Y　　A　　M　　A　　K　　I　　N　　G　　!!

山田葵とは、高津カリノの漫画『WORKING!!』（ヤングガンガンにて連載）、またはそれを原作にしたアニメ『WORKING!!』に登場するキャラクターである。

概要

原作では3巻から登場。
ファミレスチェーン店「ワグナリア」で働くウェイトレスで、パッツン長髪が特徴の自称16歳のうさんくさい家出娘。
ドラマCDでは植田佳奈、アニメでは広橋涼が声優を担当している。

マネージャーの音尾兵吾が恒例の奥さん探しの旅先でたまたま出会い、壮大なホラ話家出理由を聞かされて連れてきた、という経緯でワグナリアに採用された。
「山田」は偽名で、当初は山田と呼ばれても自分のことだとわからなかったりもしたが、現在では一人称が「山田」になるくらい馴染んでいる。
顔に出易い性格で嘘が嘘だとすぐにわかる（一部の人間にはバレていないようだが……）。が、察しはよいようで音尾さんがスーパーお人よしなのを初対面で見破ったり、佐藤潤が轟八千代に惚れていることをあっさり見抜いたりした。

家出娘のためワグナリアの屋根裏に住んでいる。衣類や皿やコップといった生活品は家出の際に持ちだしたものを使っている。以前は店の備品や調味料をくすねたりしていたが、店のメンバーに叱られてからは自重しているようで、時々キッチンスタッフの佐藤にお金を払ってご飯を作ってもらっている描写がある。

性格は尊大で寂しがり、図々しい構ってちゃん。家出娘だが家族に憧れており、
「だまされやすくて、人の言う事ホイホイ聞いてくれて、断るのが下手な超お人よしの音尾さーん！！」
「産ませる手間省けますよ！」「嫁に行きません！」「親の年金食いつぶします！」
と、自分を拾ってくれた音尾を理想の父として慕っており、養子になろうとまでしている。他にも相馬博臣を「理想の兄」、八千代（たまに音尾春菜）を「理想の母」など、「山田ファミリー」は随時募集中。

働きぶりは悪く、「皿割りクイーン」を自称するほど粗相が多い。また、隙あらば怠けようとして小鳥遊宗太や佐藤に制裁を食らっている。ゆえにバイトを始めてから結構な時間が経っているにもかかわらず、未だに研修バッジをつけている。常に自分を甘やかしてくれる年上のメンバーを求めており、勘が鋭く怠け者に厳しい小鳥遊や佐藤が苦手。

好物は納豆。厨房の冷蔵庫を納豆パックで埋め尽くした事もある。

家出の原因と実年齢考察（少しだけネタバレ）↓
ズバリ、山田桐生の妹が山田葵である。両者とも、たまたま偽名に「山田」を使っていたため非常にややこしい。
家出の原因は山田（仮）家の家庭環境（と取っておいた自分の納豆を、桐生に勝手に食べられてしまったから）である。
葵曰く「父親と死別して母親がどんどん無口で怖い顔になり自分に勉強を押し付けるようになった」とのこと。
「お受験に失敗した」をはじめとする本編での様々な言動から実年齢は中学生ぐらいかもしれない。
ちなみに、葵の母親は宗太の母親の秘書を務めている山田菊乃である。豆知識だが、兄の桐生も含めると、これで３人とも名前に日本の皇室と徳川家の家紋である菊・桐・葵の漢字が並ぶことになる。