岩下大輝

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岩下大輝（いわした だいき、1996年10月2日-）とは、石川県出身の新生姜プロ野球選手（投手）である。現在は千葉ロッテマリーンズに所属。

概要

千葉ロッテマリーンズ #46
岩下大輝
基本情報
国籍	日本
出身地	石川県能登町
生年月日	1996年10月2日
身長 体重	182cm 90kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	2014年ドラフト3位
経歴
星稜高等学校 千葉ロッテマリーンズ(2015年-)
プロ野球選手テンプレート

小学校1年時に内灘エンゼルスで野球を始める。星稜高校に進学し、1年秋からエースナンバーを背負う。2年夏はエースとしてチームを甲子園に導いたが、大会では鳴門高校との初戦で6回まで1失点も7回に8失点と爆発炎上してしまい1回戦敗退。
3年夏もエースとして甲子園に出場、3回戦まで進出した。ちなみに3年夏の県大会決勝が、小松大谷高校相手に9回裏0-8の状況から9点取って逆転サヨナラ勝ちした伝説の試合（参照：9×-8）であり、自身は先発して6失点したが、9回には打者として2ランホームランを打っている。

2014年のドラフト会議で、千葉ロッテマリーンズから3位指名を受け入団した。背番号46。

ロッテ時代

2015年（1年目）は春先から右肘を痛め、二軍でも2試合の登板に終わる。オフにトミー・ジョン手術を受けることになり、翌2016年は丸1年をリハビリに費やして二軍でも登板はなかった。

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2017年はようやく実戦復帰。一軍昇格はなかったが、二軍で15試合に登板し防御率2点台と上々の成績を残す。しかし今度は椎間板ヘルニアを発症し、オフに手術を受けた。

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2018年は二軍でも防御率6点台と結果が出ていなかったが、コーチの評価は高く、7月に初めて一軍昇格。24日の福岡ソフトバンクホークス戦で、1点リードの延長12回裏といういきなりセーブ機会でプロ初登板。エラー絡みで同点に追いつかれてしまったが1失点、自責0で抑えて引き分けに持ち込んだ。その後は同点や僅差の場面を任されつつ9月までリリーフで投げたあと、一度抹消されて先発転向。10月5日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初先発、6回無失点と好投してプロ初勝利を挙げた。

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2019年は開幕ローテーション入りを逃すも、開幕投手の石川歩が1試合で離脱したため代役で先発ローテーション入りする。7月までに5勝3敗、防御率3.69と好投していたが、8月6日のソフトバンク戦の1回の守備時に右足を捻挫し戦線離脱。シーズン終盤に一軍復帰し、リリーフとして4試合に投げてシーズンを終えた。

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2020年は練習試合の炎上で開幕二軍のはずが、西野勇士の離脱で開幕ローテーション入り。開幕3連勝のあと3連敗、その後は勝ったり負けたりを繰り返しつつ起用されたが、10月に新型コロナウイルス感染が判明、主力の集団感染の発覚に発展し、チームの失速の引き金を引くことになった。最終的に7勝7敗、防御率4.20。

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2021年は前半戦は先発陣の柱として、前半戦だけで8勝を挙げる活躍。ところが後半戦は一転、相性の良かった柿沼友哉が離脱したためか好投か炎上かで安定感を欠いたうえ、後半戦で先発した7試合で援護点が合計6点、5回以上投げた5試合では援護点が合計2点しかないという惨憺たるムエンゴに見舞われ、後半戦は1勝もできず、二桁勝利も規定投球回数も逃すことになった。
クライマックスシリーズでは負けたら終わりのファイナルステージ第3戦に先発、柿沼と組んで6回2失点と好投したがチームは引き分けで敗退となった。

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2022年はオープン戦期間中に右肘関節クリーニング手術を受けて離脱。8月25日にシーズン初登板となった。14試合の登板で1勝3ホールドだった。

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2023年10月3日に国指定の難病の胸椎黄色靱帯骨化症と診断され手術を受けた。27試合の登板で1勝3ホールドだった。

プレースタイル・人物

平均145km/h、最速153km/hのストレートを軸に、切れ味鋭いスライダーとフォークが武器。長いイニングを投げられないスタミナ不足が目下の課題で、5回か6回での降板が多い。

2018年に一軍で投げ始めると、ネット上のロッテファンの間で「岩下の新生姜」と呼ばれるようになり、岩下食品の社長がそれに気付いて「岩下投手がプロ初勝利したら岩下の新生姜1年分を贈呈したい」とTwitterで発言。前述の通り岩下は先発転向でプロ初勝利を挙げたので、オフに本当に新生姜1年分をプレゼントされ、さらに2019年から岩下食品が球団のオフィシャルスポンサーになった。コラボグッズやコラボメニューも販売されている。

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成績

• （2023年終了時点）

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2018年	ﾛｯﾃ	18	2	0	0	1	3	0	6	.250	25.2	13	17	14	13	4.56
2019年		21	17	0	0	5	3	0	1	.625	96.1	47	74	44	39	3.64
2020年		17	16	0	0	7	7	0	0	.500	90.0	35	74	44	42	4.20
2021年		23	21	0	0	8	8	0	1	.500	120.0	46	87	59	59	4.43
2022年		14	0	0	0	1	0	0	3	1.000	16.1	8	9	1	1	0.55
2023年		27	1	0	0	1	0	0	3	1.000	30.2	14	28	11	10	2.93
NPB：6年		120	57	0	0	23	21	0	14	.523	379.0	163	289	173	164	3.89

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

• プロ野球選手一覧
• 2014年度新人選手選択会議
• 千葉ロッテマリーンズ
• 9×-8