教習車とは、運転免許を取得する時には必ずお世話になる車たちである。
法律上の用途は「特種用途自動車」という区分となりナンバープレートの上方にある車種を表す数字の1桁目は「8」となる。またナンバープレートのひらがなは通常の自家用車と同じことが多いが、貸車(レンタカー)として扱われ「わ」が付いていることもある。
1960年代から1970年代は、クラウン、セドリック、ルーチェといった5ナンバーフルサイズ車が使用されていたが、80年代はマークII系列やローレル等のハイソカーがベースとなっていたり、90年代になるとコロナ、ブルーバード、ギャラン、カペラ、アコードといったミドルクラスの実用車がベースとなっていたりしていた。
本記事初版が執筆された2008年頃では小型車のカローラやティーダラティオ、ランサーといった小型車(と言っても80年代のミドルクラス並みの全長が4400mmはある)やアクセラやシビックといった、全長が小型車だが、車幅が3ナンバーサイズの車種をベースとして起用することもあった。
軽自動車は基準に達していないので採用されない。
なお、トヨタ車の教習車仕様として有名なのが、コンフォートである。サイズは80年代のマークIIとほぼ同じ大きさになる。2000ccのガソリン車ならば一般人も一応買える。
教習車仕様は特殊なため、市販されている同じ車種でもカタログが別物である。カタログにはデフォルトに”補助ブレーキ”の文字があるが、ラジオはレス仕様が標準でOPとなっていることが多い。
なお、第二種免許の試験においてもこの基準の車両が使用される。
ダブルキャブではない車種で検定を行う場合、同乗の教習生は後方の横掛けシートに座る事となる。
中型・大型共に、インジケーターのほかにタコメーター・バックモニターが助手席に装備される。
二輪車には通常のバイクにはない表示用の機器が増設されることがある。具体的にはクラッチを握っているかどうか、ギアが何速に入っているかなどが遠目でも分かるようになっている。
二輪車の場合排気量によって免許が分かれている関係から、小型限定免許の場合には125cc、普通二輪の場合には400ccとそれぞれの上限値の排気量の車両で教習を受ける。
大型二輪の場合は無制限になるが一般的には750cc、俗に言うナナハンの車両が使われる。
現在二輪教習車として定番とも言える車種は、扱いやすさと耐久性に定評のあるホンダのCB400SF。
あまりに定番すぎて一定の年代より若い世代ではむしろこれ以外の車種で教習を受けた人と出会うことの方が少ない。
また大型では同様にCB750が定番であるが、CB750の後継としてNC750Lが2013年3月に発売されたほか、少数派ではあるが、ヤマハXJR1300Lもあったり、高価にはなるが教習車が生徒を集めるカンバン的材料としてハーレーダビッドソンXL883やBMWモトラッドF800STを採用していることもある。かつてはカワサキもゼファーやZRX-Ⅱも教習車仕様を製造していたが、採用校は少なく、現在では生産終了のため見つけたらラッキーかもしれない。
オートマチック限定免許(要はスクーター限定)の場合にも同様に排気量の上限値の車種が使われる。
こちらはスズキのスカイウェイブ400&650、又はホンダのシルバーウィング400&600がシェアを分け合っている状態である。
掲示板
73 ななしのよっしん
2021/01/02(土) 02:34:16 ID: j4A3uucx5b
海外みたく助手席に免許取得者を乗せれば運転できるわけじゃないから
中々上達しにくいんかもな
74 ななしのよっしん
2023/09/30(土) 10:59:50 ID: BUIrmL0JJ9
自分が自動車学校で免許取った時の教習車は
普通二輪がホンダCB400(多分SuperFour)
中型車が日野レンジャーのフルキャブ車
大型車が日野プロフィアのダブルキャブ車
大型特殊がコマツWA100(ホイールローダー)
普通車は昔の事なので忘れた
75 ななしのよっしん
2023/09/30(土) 11:07:15 ID: flHpiRzkCD
CB750は全然普通に乗れたんだけど、AT教習もやるよと乗せられたフュージョンがタンクないからバランスとりにくくて
足も置きにくいし教習車としてはどうなのアレ
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最終更新:2024/10/05(土) 03:00
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