日本独自のインターネット文化 単語

1件

ニホンドクジノインターネットブンカ

1.6千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

日本独自のインターネット文化」あるいは「日本の独自のインターネット文化」とは、日本インターネット文化のうち、諸外のそれとは異なる特有なものをす言葉である。実業三木浩史」による2007年の著作[1]や、2008年に人文地理学会の会誌に掲載された文献[2]などにこの言葉が登場している。

また、評論家宇野常寛」が宰する企画ユニットPLANETS」のウェブマガジンPLANETSチャンネル」は、2018年に「ニコニコ動画」の創設者の一人「川上量生」と宇野常寛の対談企画を行った。その際に川上量生の経歴を紹介する文にて、ニコニコ動画について「2006年サービスを開始して以来、日本独自のインターネット文化の醸成に多大なを与えてきた動画投稿ラットフォームサイ」と記している[3]

転じて、日本インターネット文化のうち、具体的に言及するのがためらわれるものをす婉曲表現としても使用される。こちらの用法では「日独イ」と略して使用されることもある模様。

婉曲表現

婉曲表現としての使用は、株式会社ドワンゴ運営するゲームメディアサイト電ファミニコゲーマー」に2018年11月22日付けで掲載された記事、「『ポケモンGO』でRTA(リアル登山アタック)が流行中。剱岳や八甲田山にあるポケストップへの挑戦をRTA風の動画に仕上げるexit」(文/福山 編集/ishigenn)が初のものであったかと思われる。

この記事は登山動画の一ジャンルRTA(リアル登山アタック)」について解説する記事だった。そして記事内においてRTA(リアル登山アタック)動画の多くが「biimシステム」と呼ばれるレイアウトを利用していることに言及。その「biimシステム」を説明する文章は以下のものであった。

biimシステム」ではRTA映像softtalkでのゆっくり実況などとテキスト解説を加えており、リアルタイムゲームの画面を視聴者に見せつつ、ゲーム外の情報も並行して届けることに成功している。海外RTAシーンでもあまり見られない手法で、日本の独自のインターネット文化とともに広まってきた。

(※太字と文字オレンジによる強調は元記事通り)

また、その約半年後の2019年5月14日付けで同じく「電ファミニコゲーマー」に、「「biim兄貴」に聞くRTA動画とネット文化への思い。タイムアタックに革命を起こした男は、電子の海に“うんこの墓標”を立てるexit」(文、取材/Nobuhiko Nakanishi 編集、取材/ishigenn、実存)という記事が掲載された。

この記事は前述の「biimシステム」の先駆者である人物「biim兄貴」にインタビューしたもの。

その中には

日本独自のインターネット文化

──ゲームとの出会いはある程度わかりました。では、RTAとはいつごろ出会ったのでしょうか?

biim兄貴
 RTAを知ったのはにこなまですね。

 日本独自のインターネット文化動画【※】の編集中に
 よく見ていました。

という一節があり、その後もbiim兄貴氏による日本独自のインターネット文化動画に対する思いがられていた。

ちなみにこの「【※】」は注釈記号であり、この引用部分の直後では「日本独自のインターネット文化動画」という言葉について、注釈としてさらに具体的に解説がなされている。

関連項目

脚注

  1. *三木 浩史, 成功のコンセプト, 幻冬舎, 2007
  2. *和田 崇, インターネットをめぐる地理学的研究の動向―地域のコミュニケーションの視点から―, 人文地理, 2008, 60 巻, 5 号, p. 423-442exit
  3. *〈HANGOUT PLUS〉川上量生×宇野常寛 日本の(インターネット)社会はどこへ行くのか - 2018/06/26 21:00開始 - ニコニコ生放送exit_nicolive
この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/25(木) 14:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/25(木) 14:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP