早すぎた埋葬 単語

69件

ハヤスギタマイソウ

2.8千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

早すぎた埋葬とは、
1、エドガーアラン・ポーの短編小説
2、上記の小説イメージしたと思われる遊戯王OCGに登場した魔法カードである。通称は「早埋」。
  本項で解説
3、アニメグリザイアの果実」第五話の展開のこと。 本項下部で解説ネタバレ注意!

2のほうの概要

カード 早すぎた埋葬
カードの種類 装備魔法
効果 ①:800LPを払い、自分の墓地モンスター1体を対としてこのカードを発動できる。そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備する。このカードが破壊された時にそのモンスターは破壊される。

発売した当時は死者蘇生があったため、やはり死者蘇生下位互換として見られていた。当時はコンボカードと言えばハリケーンで再利用くらいしか実用性のあるコンボはなく、二枚目以降の死者蘇生というポジションだった。同時にリビングデッドの呼び声も登場したが、こちらも死者蘇生下位互換、しかも当時蔓延していた人造人間 サイコショッカーがいただけで発動すらできなくなるためこのカードよりもさらに価値は低かった(そのサイコショッカー復活させるのには有用だったが)。

そのためこのカードは制限カードにはなりはしたが、死者蘇生禁止カードになってからは、死者蘇生の後継者として長らく使われていた。

全盛期…そして最後の輝き

2007年11月。「アームズ・ホール」という装備魔法をサーチ・サルベージするカードが登場する。
これにより、このカードを最大4回まで使用することが可になった。

そして2008年。新たな召喚方法シンクロ召喚の登場でこのカードの価値は一気に上昇した。
事前に早すぎた埋葬をアームズ・ホール等で手札に加えておき、キラー・トマト等から召喚僧サモンプリーストを出す。手札の魔法カードを一枚捨ててレスキューキャットを特殊召喚。そしてこれをリリースすることでX-セイバー エアベルンと適当なLv3モンスターを特殊召喚。そしてこれで氷結界の龍 ブリューナクシンクロ召喚。更に早すぎた埋葬を使い墓地レスキューキャット復活。更に手札を一枚捨ててブリューナクの効果で早すぎた埋葬を手札へ。復活したレスキューキャットリリースして先ほどと同様にエアベルン+適当チューナー以外のLv3モンスターを特殊召喚。さらにこれをゴヨウ・ガーディアンシンクロ召喚。更に早すぎた埋葬を使いレスキューキャット復活。更にブリューナクで…(以下略)

上記の方法によりシンクロ召喚ライフシンクロチューナーと手札の許す限り続けられ、シンクロモンスター×3が一気に並んでゲームセットということも多発した。俗にいうレスキューシンクロ全盛期である。
もしこの時に生還の宝札も発動されていたならば、ブリューナクでの手札損失はくなり、二枚以上あったらむしろ手札が増える。そしてもし手札に貪欲な壺があれば、更なるシンクロを行い1ターンモンスターゾーンを全てシンクロモンスターで埋め尽くすことすら可だったのだ。
そしてアームズ・ホールで使いまわすほうはその同時期にソリティアと言われたデッキドグマブレードにも当然のように使われ大車輪の活躍を見せた。

さてここまで読んだ賢明な方なら末路はお分かりになるだろう。次の訂である2008年9月、このカード禁止カードへと放り込まれてしまうことになる。

また上記のレスキューシンクロ解説の中に挙がったカードのうち規制されていないのはX-セイバー エアベルンのみで、他は準制限から禁止にまで追いやられている。

制限復帰への大きな壁

禁止になってから、龍亞エースカードであるパワー・ツール・ドラゴンが登場した。装備魔法デッキからサーチする効果で、もし早埋が復活したら悪用されるのはに見えている。そして宇宙砦ゴルガー等のバウンス効果を持つカードも多数登場した。

もう制限復帰は二度とない、というKONAMIからのメッセージかもしれない。

アニメでの活躍

アニメでは初代はゴースト塚が使用したのを皮切りに闇遊戯城之内等初代から死者蘇生と並び様々なデュエリストに使用された。
GXでは死者蘇生禁止カードの時代だったこともありクロノス先生万丈目サンダー等が使用している。
5D'sでは、ディヴァインおじさんダグナー状態のカーリーとの対戦で使用した。ディヴァインサイキック族メインサイコデュエリストなので、ライフを払うこのカードサイキック族イメージと合致している。

やりすぎた埋葬

このカードが禁止になってから約9年後、遊戯王VRAINSの時代のカードパックにこんなカードが登場した。

カード やりすぎた埋葬
カードの種類 装備魔法
効果 このカード名のカードは1ターンに1回しか発動できない。
(1):手札からモンスターカード1枚を捨て、捨てたモンスターレベルより元々のレベルが低い自分の墓地モンスター1体を対としてこのカードを発動できる。
選択したモンスター1体を特殊召喚し、このカードを装備する。
(2):装備モンスターの効果は効化される。

早すぎた埋葬の調整版と言えるカードで、1ターン1度制限・効果が効化される・コストとしてモンスターカード1枚が必要で蘇生は捨てたモンスターより元々のレベルが低いモンスターに限ると、かなりパワーが抑えられている。
当然ながらレベルが存在しないエクシーズモンスターリンクモンスターはこのカードでは蘇生できない。

デメリットばかりと言えばそうでもなく、装備モンスターはこのカードが破壊されても破壊されないし、バウンスすれば早すぎた埋葬と同じく再利用できる。このカードが場から離れれば蘇生モンスターの効果も復活する。

1のほうの解説という名の余談 

ちなみに冒頭での小説のほうの「早すぎた埋葬」であるが、これは仮死状態等の実際には死んでいないのに生き埋めにされるという恐怖を描いたものであり、このカードの内容も死んでいない者が埋葬されていたから復活できるとも取れる。
そして墓場からそういう死んでいない者がから脱出するというが、死者復活という伝承となりゾンビなどの伝承へとつながったという説もある。

3の解説

アニメに登場する松嶋みちる二重人格である。彼女ルートに入ったこの回では、本来のみちるの方がかわいがっていたの死のショックにより人格を引っ込めてしまい、雄二は原因を探るべく調を開始する。

詳細は下の動画に譲るが、この言葉がシーンの大体の展開は

雄二「は命をかけてでも、お前を救う!」 →みちる「この世界を終わらせたい」→それが望みだと判断した雄二はみちる生きたまま棺桶の中に入れて埋めた。これがこのタグがついた理由である。

関連動画

元ネタ動画


3の方の動画です。

関連商品

 

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/27(土) 09:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/27(土) 09:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP