菊名駅

菊名駅とは、神奈川県横浜市港北区菊名七丁目にあるJR横浜線、東急東横線の鉄道駅である。
東急とJRの共同使用駅で、94年までJR側も（国鉄時代含め）東急が管理するという珍しい形態を採っていた。
東横線の駅番号は「TY 16」

東急電鉄

東急　菊名駅 きくな　Kikuna 基本情報 所在地 神奈川県横浜市港北区菊名7-1-1 所属事業者 東京急行電鉄 所属路線 ■東横線 駅番号 TY 16 駅構造 地上駅 ホーム 2面4線 乗降人員 （2020年度） 89,720人/日 駅テンプレート

島式ホーム2面4線の地上駅である。

終日に渡って当駅で緩急接続が行われていて、2013年3月15日まで相互乗り入れが行われていた日比谷線との直通列車も当駅が終点であった。現在でも従来の日比谷線直通と同等数の当駅始発の渋谷方面行列車が設定されている。

本線は4番線と6番線である。従来は上り列車側は5番線が本線であったが、2001年の特急運転開始に合わせ配線改良を行った結果6番線が本線となった。
当駅の横浜方に8両編成対応の引き上げ線（業務上7番線扱い）があり、主に日比谷線直通列車の退避に使用されていた。現在はやはり当駅始発・終着の渋谷方面行列車が主に使用している。
かつて渋谷方に渡り線があったが撤去されている。しかし、副都心線直通対応工事の関係で10両編成での折り返しを可能とするため再び両渡り線が設置された。こちらで折り返す際は本線を入換用の8・9番線として扱う。

かつて、渋谷寄りのホーム脇に踏切があり、東横線の20m8両編成の列車は当駅ではドアカットを行っていた。
しかしながら、当駅は前述したとおり緩急接続駅であり、ラッシュ時間帯を中心に文字通り「開かずの踏切」と化していた。その後、当駅の渋谷寄りを高架化し、開かずの踏切は解消された。

かつては横浜線の電車内から4線全体がよく見えたが、エスカレーター設置に際してエレベーターと階段を新設し、横浜寄りにせり出す形になった。

また、東横線の女性専用車は当初8号車（横浜寄り先頭車）に設定された。女性専用車が平日の全ての優等列車に設定された事、当駅の階段等は横浜寄りの先端にしか無い事から、7号車の混雑が著しくなり、男性客を中心に反発が多くなったことから、女性専用車を5号車に設定変更し、実施時間帯も縮小した、という経緯がある。
副都心線直通後は女性専用車は1号車になり、実施時間帯もさらに縮小された。

2013年からホームの渋谷寄りは撮影禁止になった。(横浜寄りにはフラッシュ・三脚禁止など他の駅にもある掲示がされている)

改札

ホーム

JR線乗換改札

JR東日本

JR　菊名駅 きくな　Kikuna 基本情報 所在地 神奈川県横浜市港北区菊名7-1-1 所属事業者 東日本旅客鉄道 所属路線 ■横浜線 駅番号 JH15 駅構造 高架駅 ホーム 1面2線 乗車人員 （2020年度） 36,355人/日 備考 横浜市内駅 みどりの窓口・無し 駅テンプレート

島式ホーム1面2線を有する高架駅である。駅番号はJH15。

横浜線の快速は当初横浜駅・桜木町駅方面へ競合する東横線への乗客の逸走を防ぐ目的で通過していたが、2004年に東横線の桜木町駅方面への運転が終了したことや、同年から東横線が乗り入れを開始したみなとみらい線方面への利便性向上の観点と、東横線から桜木町・関内方面への乗客を取り込もうとする観点から方針を転換した結果、2006年3月18日のダイヤ改正より停車を開始し、両線とも全ての定期列車が停車することとなった。1996年から2019年まで運行していた臨時特急「はまかいじ」は通過していた。

かつては横浜線側も東急電鉄側が管理していたこともあって、横浜線と東横線の間には長い間連絡改札が無く、ノーラッチで両線間の乗り換えが可能であった。
現在はさすがに乗り換え改札が設置されている。

横浜線の開業時からあった駅ではなく、もともと東横線の乗り換えのために開設された経緯もあり、この駅での乗り降りより乗り換えの需要が圧倒的に大きい駅である。そのため出口改札は最小限しかないが、乗り換え改札がとても広い。JRから東横線への乗り換えは、左手奥側の改札機が空いているのでそちらに進むと便利。

ホーム上の階段は横浜寄りに集約されており、横浜線の上り電車は1号車が終日混雑している。そのこともあって横浜線に205系が走っていた頃は2号車は6ドア車になっていた。
エスカレーターとエレベーターのいずれも設置されておりバリアフリー化が完了している。

なお、かつては横浜線と東横線の間に連絡線があり、貨物・荷物営業や東急関連の甲種輸送に使われていた。
貨物・荷物輸送は廃止され、長津田駅まで田園都市線が延び連絡線ができたことから、甲種輸送もそちらで行うようになり、この連絡線も廃止された。

改札

乗り場

東急とJRで番線が連番となっている。

路線名	番線	行先
■横浜線	1	東神奈川・■（京浜東北・根岸線）横浜・桜木町・大船方面
	2	新横浜・町田・桜木町方面
■東横線	3	横浜・■（みなとみらい線）みなとみらい・元町・中華街方面
	4
	5	武蔵小杉・中目黒・渋谷・（副都心線）池袋・和光市・■（西武線）所沢・■（東武東上線）川越市方面
	6

歴史　

• 1926年2月14日　東京横浜電鉄（現東急東横線）の駅として開業した。同年年9月1日には国鉄横浜線の駅も開業している。
• 1927年に国鉄側と東急側を結ぶ連絡線が完成している。
• 1966年に長津田の連絡線の完成に伴い連絡線が撤去されている。
• 1972年に大雨時の浸水を防止するために東急・国鉄側とも駅をかさ上げし、同時に東急側は2面4線となった。同時期に国鉄側も相対式ホームから島式ホームに変更されている。
• 1994年、連絡通路に連絡改札が完成し、同時にJR側はJR管理に変更された。

駅周辺施設

• 東急ストア
• サミットストア
• 高木学園女子高等学校
• 横浜市立菊名小学校
• 横浜市医師会看護専門学校
• 横浜市立港北図書館
• 菊名山蓮勝寺
• 菊名神社
• 本乗寺
• 菊名記念病院
• 菊名貝塚跡

隣の駅

東急電鉄

路線名	種別	隣の駅（下り） 横浜方面	当駅	隣の駅（上り） 渋谷方面
■東横線	■特急	横浜駅 （TY 21）	菊名駅 （TY 16）	武蔵小杉駅 （TY 11）
	■■通勤特急			日吉駅 （TY 13）
	■急行			綱島駅 （TY 14）
	■各停	妙蓮寺駅 （TY 17）		大倉山駅 （TY 15）

JR東日本

路線名	種別	隣の駅（下り） 八王子方面	当駅	隣の駅（上り） 東神奈川方面
■横浜線	■快速	新横浜駅 (JH 16)	菊名駅 (JH 15)	東神奈川駅 (JH 13)
	■各駅停車			大口駅 (JH 14)

関連動画

関連商品

関連項目

• 鉄道関連項目一覧
• 鉄道事業者・路線一覧
• 鉄道車両一覧
• 東急電鉄
• JR東日本
• 東横線
• 横浜線
• 駅名一覧（関東地方）

外部リンク

• 東急電鉄　菊名駅
• 東日本旅客鉄道　菊名駅