親鸞 単語

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シンラン

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親鸞とは、鎌倉時代僧侶である。敬称は宗祖親鸞聖人明治天皇から見大師という諡号が贈られている。

概要

旧暦11734月1日京都法界寺にて誕生。

もとは僧侶として比叡山で修行していたが20年経ったころに挫折してしまい、六角堂で日参籠をする。そのなかに出てきた聖徳太子からのお告げで法然のもとへ入門し、6年にわたって教学研鑽に励んだ。しかし後鳥羽上皇を怒らせてしまい専修念仏の停止命をされたことでお互い僧籍は剥奪されて流罪となり、現在新潟県上越市へ流される。師たる法然との再会を切に願ったが中々京都へ帰ることができず、流罪が赦免された翌年の1212年に法然は先立ちしてしまった。

1214年に親鸞は現在茨城県稲田拠点に20年にわたる布教活動を行い、60代前半で京都へ帰って様々な教えを書き著して余生を過ごした。

聖徳太子告というのは僧籍にあるものもセックスしてもよいというもので恵信尼という女性結婚子供を得ていた。血縁により強い組織を作れたことは浄土真宗の大きな特徴である。この恵信尼と結婚する前に比叡山時代の師の慈円九条兼実結婚していたという伝承もある。

群馬県にいたころ洪水に悩まされていた人たちを救おうと経文を何回も唱えようとしたことがあるが途中でやめてしまった。このように自での修行と現世利益を否定している。

出版社では本が売れないときは親鸞ものを出すというのがセオリーになっている。日本で最も人気のある宗教家と言っていいだろう。

親鸞を開祖とした宗派形成

親鸞は特に宗を開く気はかったが、第3世・覚如の代から親鸞を開祖とした教団組みが行われ、のち第8世・如により正式に宗が形成された。旧暦に沿って毎年11月28日には宗祖親鸞聖人命日法要(御正忌/御遠忌)が各本山で盛大に行われる。

主な著作

顕浄土真実教行証文類

通称「教行信」。浄土三部経から引用した文章などから全6巻で構成され、第3巻「顕浄土真実行文類二」の巻末には浄土真宗の勤行に用いられる「正信念仏偈(通称:正信偈)」が記されている。なお正信念仏偈は釈迦如来とへの強き信仰心をそそいだ七高僧のために著された賛詞であり、厳密にはお経ではない。

三帖和讃

浄土和讃・高僧和讃・正像末和算の総称。それぞれお浄土の世界や高僧を讃えた詞が結集されており、節をつけて歌う。高田では個別に「皇太子徳奉讃」を追加して四和讃ともよばれる。なかでも正像末和讃に記された『恩得讃』という和讃は法要でよく詠われる。

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最終更新:2024/05/12(日) 16:00

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