野球場とは、その名のとおり野球をするための運動場である。球場ともいう。
野球場は実際に選手がプレイするためのグラウンド(内野、外野)、投球練習をするためのブルペン、プレイしていない選手や監督、コーチが待機するためのダグアウトorベンチ、そして試合を観戦するためのスタンドで構成されている。グラウンドの広さやグラウンド内に存在するマウンド、ベース、ファウルライン、バッターボックスなどの規定については公認野球規則によって定められている(詳細はWikipedia参照)。
グラウンドは芝(天然芝、人工芝)がしかれているか、土がそのままむき出しになっているかのいずれかであるが、芝の管理には経費がかかるため、特に地方球場では頻繁にプレイが行われる内野だけが土で、外野は芝となっている球場が多い。天然芝のほうが足への負担は軽いが、イレギュラーが起こりやすい。プロ野球の本拠地ではMAZDAZoom-Zoomスタジアム広島、阪神甲子園球場(内野は土)、楽天モバイルパーク宮城、エスコンフィールドHOKKAIDOが天然芝である(準本拠地も含めればほっともっとフィールド神戸も天然芝)。MLBなど、海外では内外野総天然芝の球場が主流となっている。
1980年代後半から、日本ではドーム球場が増加傾向にある。本場アメリカではボールパーク志向でドーム球場が減少しているのと比べると真逆の現象が起こっている。これは日本には雨季(梅雨)があるため、ドーム球場でないとプレイできない期間が多くなり、後半戦が過密日程になってしまうという影響も大きい。プロ野球12球団の本拠地のうち半分の6球場がドームですよっ!ドームっっ!
日本では、野球場と呼ばれていても、野球しかやらないという野球場はほとんどない。音楽コンサートなどの各種イベントが催されることが多く、またアメリカンフットボールが開催される野球場も多い。札幌ドームはサッカーも可能な野球場であり、東京ドームでは各種格闘技イベントの開催も多い。MLBでは1960年代~1980年代にかけてアメフトとの兼用球場が流行したが、現在ではボールパーク(野球専用球場)が主流となっている。
スタンドは観客席があるものと芝や土などで座席がないケースがある。地方球場では外野席が芝や土というケースも多い。プロ野球の本拠地では楽天生命モバイル宮城やMAZDAZoom-Zoomスタジアム広島に一部芝生席がある。西武ドームは開場から42年間外野席がほぼすべて芝生席だったが、2021年から座席が設置された。
日本プロ野球において、各球団は専用球場を保有するように定められており、ホームゲームの50%以上を専用球場で開催しなければならない。この専用球場がいわゆる本拠地と言われるものである。なお、オリックス・バファローズはほっともっとフィールドを準本拠地と位置付けているが、準本拠地についてはルール上で規定されているわけではなく、特に優遇などもあるわけではない。
日本プロ野球の球団が直接野球場を所有しているケースは福岡ドームが唯一(二軍ではそういうケースが多い)。その他に球団のオーナーやグループ内企業が所有しているケースもある。その場合のメリットとしては、年間使用料を支払う必要がないというのが大きい。ただし、当然改修費用も自分持ちとなるが。例外として、ナゴヤドームは中日新聞系の企業ではあるのだが、中日ドラゴンズが年間使用料を支払っている。最近では球団が指定管理者となることで、球場の管理責任を負う代わりに使用料を安くするというケースもある。札幌ドームが2023年から本拠地ではなくなったことにより、自治体が保有する専用球場はすべて本拠地とする球団及びそのグループ企業が指定管理者になっている。専用球場を所有者別に分けると以下のとおり。
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最終更新:2025/03/27(木) 11:00
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