門司港レトロ観光線(もじこうれとろかんこうせん)とは、平成筑豊鉄道が運営する鉄道路線である。
北九州銀行が同路線の命名権を取得しており、北九州銀行レトロラインという愛称がつけられている。
この路線は、もともとは北九州市の門司港地区にあった鹿児島本線貨物支線ならびに田野浦公共臨海鉄道の路線だったものである。同地区が門司港レトロとして有名な観光地になった後も長らく廃線として放置されていたが、2008年に北九州市がこれを買収し、観光客向けのトロッコ列車を走らせることになった。
運営は田川郡などに路線を持つ平成筑豊鉄道に委託。冬を除く土・日・祝のほか、学校が春休み・夏休みになっている期間中に1日11往復運行している(ただし車両を貸し切る場合はこの限りではない)。 2000年の鉄道事業法改正によって定められた「特定目的鉄道事業」(要するに風光明媚な場所の観光や遊園地利用者の輸送などに特化した鉄道)の適用を受けた普通鉄道第1号であり、そのため当たり前といえば当たり前だが、この路線の通勤・通学定期券などは発売されていない。
ちなみに同路線で使用される客車は島原鉄道のお下がりで、雲仙普賢岳噴火からの復興支援で運行されていた「島鉄ハッピートレイン」に使用されていた。島原外港〜加津佐の廃止に伴い島鉄ハッピートレインも運行を終了したため、門司港地区に活躍の場を移すこととなった。こちらでは「潮風号」という愛称がつけられている。
| 駅名 | 乗換 | 備考 |
| 九州鉄道記念館駅 | JR九州:鹿児島本線(門司港駅) 関門汽船 |
九州鉄道記念館、海峡プラザ、ブルーウイングもじ、関門海峡ミュージアム、北九州市旧門司三井倶楽部、海峡ドラマシップ、オルゴールミュージアム門司港、北九州市旧大阪商船、掖済会門司病院の最寄駅 |
| 出光美術館駅 | 出光美術館、北九州市大連友好記念館、北九州市旧門司税関、門司電気通信レトロ館の最寄駅 | |
| ノーフォーク広場駅 | ノーフォーク広場の最寄駅 | |
| 関門海峡めかり駅 | 和布刈公園、和布刈神社、関門トンネル人道入口の最寄駅 実は山陽新幹線の新関門トンネルがほぼ真下を通過している |
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最終更新:2025/12/13(土) 11:00
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