阿部光瑠とは、将来が楽しみな若手棋士である。1994年生まれ、2015年11月現在六段。棋士番号283。
青森県弘前市出身。中村修九段門下。
小学生の頃に漫画『ヒカルの碁』を読み、囲碁棋士を志す。
しかし囲碁のルールがよく分からなかったので将棋の棋士になることにした。
ユーキャンの将棋講座(講師は谷川浩司)で将棋を学び、対面での対局以上にネット将棋で腕を磨く。
12歳で奨励会入り。14歳で三段リーグ入り、16歳で四段昇進と、凄まじい勢いで昇段を重ねる。2014年11月には勝ち星規定(100勝)達成で五段昇段を果たす(これは渡辺明二冠とほぼ同じペース)など、将来を嘱望される若手に相応しい活躍を見せている。
得意戦法は居飛車だが、振り飛車も指せるオールラウンドプレイヤー。
朝日杯で橋本崇載、佐藤紳哉、三浦弘行、丸山忠久らを破って本戦入りを果たし、
本戦1回戦では森内俊之を破るなど持ち時間の短い棋戦を得意とする。
反面、持ち時間の長い順位戦などでは期待される才能ほどには突き抜けられていない面も。
2014年10月24日、1勝1敗で迎えた第45期新人王戦決勝三番勝負第3局で勝利し、10代最後の日に自身初の棋戦優勝を果たした。
彼の名を知らしめたエピソードとして欠かせないのが、2013年3月23日より行われた「第2回将棋電王戦」。棋士チームの先鋒として登場した若干17歳の少年は、コンピュータ将棋ソフト「習甦」と対戦。先手の阿部から角交換を挑む「先手一手損角換わり」戦法を採用し、習甦の速い攻めを的確に咎めて受け切る作戦を見事完遂。中盤以降で大差を付け、113手にて快勝を収めた。
なお、このプレッシャーがかかる対局でもお昼に鰻重(松)とまぐろづくし(特上)を注文するという鬼手を繰り出し観客騒然。肝の太さを見せつけた。
棋戦初優勝を飾った新人王戦決勝・第3局でも鰻重(松)と肝吸い2つを注文する妙手を放つなど、食の太さは相変わらずである。
屈託のない笑顔と津軽訛りの朴訥な発言が、ニコ動でも人気を集めている。しかしその柔らかい笑顔から繰り出されるコメントは常にど真ん中ストレート。中村修門下の姉弟子・番長香川愛生女流王将とニコニコ生放送で共演した時はどつき漫才を繰り広げたり、「ponanzaに勝ったら100万円」企画で解説を務めた際も的確な読みと容赦の無い論評で視聴者を笑いとハラハラ感に巻き込んでいくなど、対局以外にも注目が集まる。
趣味はゲーム、アニメ、漫画、声優、ボカロ。ニコニコも見ているらしい。高性能な俺らだな!
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/11(火) 09:00
最終更新:2025/03/11(火) 09:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。