765アホの子劇場とは (ナムコアホノコゲキジョウとは) [単語記事]

765アホの子劇場とは、作者である杜都P 曰く

「昭和臭漂うTHE IDOLM@STER明朗すっとこゲラゲラ４コマ動画シリーズ」

(本人制作マイリストより引用)

である。

この作品の面白さ

765プロダクションに所属するアイドル達のコミカルな日常を描く四コマ漫画であり、作風は「王道」または「昭和臭」である。絵柄も基本的には昭和の漫画っぽく、コミカルなデフォルメが施されているが、シリアスな描写が登場するのも大きな特徴。

王道的な内容に大御所漫画家を彷彿とさせる画風
 春香がバナナの皮で滑って転ぶか実験するというベタな内容だったり、新聞の四コマ漫画的な内容だったりと王道的な内容が多い傾向である。
漫画の神様を降霊させた霊媒師が自らの持ちキャラ風にアレンジした伊織を描いたり、千早が空き地の御大を歌唱法をコピーしてその場にいる人達を悶絶させたりと昭和の大御所漫画家のオマージュ色が強い。書き文字も横線が太く全体的に伸びやかである。そもそも、この作品におけるプロデューサーには目が描かれていないが、目が描いてあったら藤子・F・不二雄作の主人公みたくなる。
誰でも読みやすい内容
ネタのチョイスも非常に穏やかで、キツいネタや時事ネタは殆ど無い（あっても総集編でカットされている）。
アイドル達はまだまだトップアイドルからはほど遠く失敗と後悔の連続だが、春香は落ち込んだ雪歩を励ますためにお菓子を作ったり、律子は落ち込む美希を励ましたりしている。
そんな彼女達にPも時には厳しい言葉をぶつけても後悔の念は絶対に忘れておらず、彼女達に対しては伸び悩むやよいと律子のために新番組の企画を通したり、雪歩の犬苦手を克服させるために一芝居打つ機転がきくPである。
補足
プロレス、自転車ロードレース、モンティ・パイソンのネタがちりばめられている。

作品発表について

元々は「IM@S 秋の紙芝居祭り'09」への投稿作品として作られた物で、人気を受けシリーズ化となる。その後、総集編として同人誌が4巻まで発表されている。動画に載せた絵の書き直しや作品の一部入れ替え、書き下ろしネタの追加もあり、すぐに売り切れるらしいので気になる方は杜都Pのツイッターを随時確認すると良い。