マッキントッシュ
Macintosh(マッキントッシュ)とは、Apple製パーソナルコンピュータの総称、およびブランド名である。
Apple computer(当時)が1984年から販売を開始したパーソナルコンピュータシリーズ。愛称・通称はMac(マック)。
最初期から常にコンシューマ層が使用することを意識した製品思想が貫かれており、GUIを採用したOS、マウスの標準化、技術用語や命令調を排除した解りやすいマニュアル作り、筐体のカラーリングをベージュや白にする(初代)、ハード面、ソフト面における丁寧なデザイン、コネクタ接続部の説明をアイコン表示するなどといったことが施されている。
1984年1月24日に、鮮烈なデビューを飾った。MC68000(8MHz)を搭載し、9インチ白黒ディスプレイを内蔵した一体型のコンパクトなボディで、一般ユーザー向けとしては世界初の本格的なGUIを提供した。後に本体メモリを512KBに増強したモデル(Macintosh 512K、Fat Mac)も発売された。コンパクトMacは1986年1月16日に本体メモリを1MB(最大4MB)に増強したMacintosh Plusが、1987年3月2日に拡張スロットを備えたMacintosh SEが発売された。なお、静音性にこだわるジョブズの指示で本体に空冷ファンは取り付けられなかったが、macintosh SEよりようやく設置された。
Macintosh SEと同日に、Macintosh IIが発売された。MC68020を搭載した初の32bit機であり、初のセパレート型となった。また、本体にビデオ回路がない代わりに、新たに搭載されたNuBusスロットにビデオカードを挿すことで、最大256色の同時発色が可能となる初のカラー表示に対応したMacintoshでもあった。翌1988年にはMPUをMC68030にアップグレードしたMacintosh IIxが、その翌年には本体幅をコンパクトにした(代わりにNuBusスロットが6基から3基に半減)Macintosh IIcxが発売された。同年にはビデオ回路を本体に内蔵し、32bitクリーンなROMを採用して最大搭載可能なメモリの増えたmacintosh IIciも発売されている。翌1990年には当時最高の速度を誇ったMacintosh IIfxも発売されたが、メモリの仕様が変わっており、動作も不安定ということで後継機に当たるものは登場しなかった。
売上に陰りが見えてきた1990年10月15日に、低価格でカラー表示可能なMacintoshであるMacintosh LCが発売された(同時発売にmacintosh Classic、macintosh IIsi)。LCは「Low-cost Color」の略とされ、ピザボックス型と呼ばれる小型の薄型筐体が採用された。LCはシリーズ化され、コンパクトな一体型(LC 520/550/575/580)や、デスクトップ型(LC 630)も発売されている。
1991年10月には、MC68040を搭載したMacintosh Quadra 700/900が発売された。Quadra 700は縦横どちらにも置けるコンパクトなデスクトップ型、Quadra 900はタワー型となった。翌1992年3月18日に速度が向上したMacintosh Quadra 950が発売された後、1993年2月10日にMacintosh Quadra 800が発売された。メモリの規格が30-pin SIMMから72-pin SIMMに変更されるなど、設計が一新されている。同年7月29日にはDSPを搭載してAV機能を強化し、40MHzのMC68040を搭載した68k Mac最後にして最速のハードとなるMacintosh Quadra 840AVが発売された。
1991年10月、Apple ComputerとIBM、モトローラの3社間で、AIM連合と呼ばれる企業提携が結ばれた。当時はCISCの限界が囁かれており、RISCプロセッサへの移行が正しい道とされたのである。こうして開発されたのがPowerPCであり、PowerPCを搭載したmacintoshを新たにPower Macintoshと呼ぶこととなった。
1994年3月14日に、PowerPC 601を搭載して最初に発売されたのがPower Macintosh 6100/7100/8100の3機種である。筐体などは、前機種となる68k Macのものをほぼそのまま引き継いでいた。Appleの開発したMac 68kエミュレータにより、68k Macとの互換性を維持することに成功している。
1995年8月8日に、第2世代のPower MacintoshとなるPower Macintosh 7200/7500/8500/9500が発売された。全機種で新たにPCIスロットが採用され、Power Macintosh 8500/9500ではPowerPC 604が新たに搭載された。さらに、Power Macintosh 7200以外は、CPUがドーターカード形式となって交換が容易になった。
オンラインのApple StoreおよびApple直営店、一部の量販店では基本モデルの他にカスタマイズした構成のMacを購入することが可能となっている。
自身で変更するよりも高価ではあるが、Appleの製品保証を受けられるほか、自身では変更できないパーツのカスタマイズもある。
Apple直営の「Apple Online Store」および「Apple Store」では、下記の通り、様々な割引品が取り扱われている。
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最終更新:2022/08/14(日) 22:00
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