「当たれ当たれ当たれ当たれ当たれ当たれ当たれェェェ!」
「避けろ避けろ避けろ避けろ避けろ避けろォォォ!」
あぁ・・・やってしまった・・・。
FE芸人とは、ファイアーエムブレムシリーズにおけるよくある光景に阿鼻叫喚させられるエンターテイナー。
ファイアーエムブレムシリーズには『命中率』『回避率』『必殺率』『成長率』などの不確定要素が点在しており、それらに振り回され絶望に立たされるプレイヤーが後を絶たない。
中にはその不確定要素を乗り越えるユーザーもいるが、逆にその絶望に雁字搦めにされているユーザーもおり、人々は彼らをFE芸人と呼ぶようになった。
「当たれ!当たれ!当たれ!」
MISS!
「嘘だろオイ!」
FE芸における基本芸である。プレイする上で最初に味わう事になろう不確定要素といえる。
いくら攻撃しようが当たらなければ0ダメージ、99%でも外れる。
なお、当たらないとはいえ反撃がそこそこのダメージだが受けても死ぬ事はないと安心してはいけない。
後述におけるFE芸に繋がるのだから・・・。
「必殺を食らわなければ関係…」
「あ」
なにやら凄い音と共に大ダメージが入った!?これがファイアーエムブレムの『必殺』モーションなのだ。シリーズにもよるが基本的に通常の3倍のダメージを与える為、ギリギリ敵の攻撃を耐える筈だったのに相手に必殺を出されて死んだ!ファイアーエムブレムではそう珍しくもない話である。
いくらユニットのHPに余裕があるからといい気を抜けない、それがこのゲームにおける昔からの伝統なのだ。
ファイアーエムブレムは敵にトドメを刺した者が大きな経験値を貰えるシステムなので『強いキャラで削る→弱いキャラでトドメ』という戦略が定番である。
しかしどうだろうか?もし相手のHPを削ってる時に必殺が発動すれば?想像の通り、育てたいキャラには経験値が1たりとも入らない。
実に悲しい出来事だが、このFEにおいて削り急所など悲劇の序の口に過ぎない。
もし育てたいキャラのレベルが上がっても、後述のFE芸が待っているかもしれないのだ。
「上がれ!上がれ!上がれ!」
・・・シーン
「・・・・・・。」
レベルアップにおけるお楽しみ要素『成長』、ファイアーエムブレムは各キャラクターの成長率と称して上昇するステータスが確率で決まっている。
魔力が50%の確率で上がる。素早さが30%の確率で上がる。こんな風に各ステータスに設定されている。
つまり、場合によっては『どのステータスも1たりとも上がらない』という悲劇があるのだ。恐ろしい。
そんな0ピンの常習犯キャラも存在し、ネットにおいてネタにされている。
「避けろ!避けろ!避けろ!」
グシャ!
「避けてよ!」
「みんな すまない・・・▼」
恐らくはFE動画において最も盛り上がる見せ場『ユニットの死亡』である。
ノーリセットの実況動画となれば良い悲鳴が聞けること請け合いだ。
他人事ならメシウマで済むものの、いざ自分がプレイヤーとなれば結構シャレにならない。
育成に使った時間がそのまま無駄となり、死亡者が主人公ならリセットで章のやり直しが待っているのだ。
大半のユーザーはここで章を最初からやりなおすだろうが、ノーリセット縛りなどのプレイスタイル次第ではそのまま続ける事が多い。
しかしユニットをロストしたまま続行するにしても、限界はある。シリーズによってはシステム上、詰んだりもするのだ。
その為、最近では死んでも次の章で復活するカジュアルモード。死んでもその場で復活するフェニックスモードが搭載された。
シミュレーションRPGに不慣れな方も、慣れてきたら是非ともこの悲劇を堪能して欲しい。きっと病み付きになるスリルと出会える筈だ。
プレイングにより何かとアクシデントに縁のあるプレイヤーを指す。
極端に運が悪かったり戦術に問題があったり要因は人により様々である。
上記のように、このゲームは多くの場面で不確定要素が強くゲーム全体が常に先が未知数となっている。
しかも失ったユニットは基本リセットしない限り戻ってくる事はない。
そんな悲劇の中、きっと彼らは他に無いリアクション芸を見せてくれる筈だ。
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最終更新:2025/12/20(土) 11:00
最終更新:2025/12/20(土) 11:00
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