SCP-439-JPとは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『ホームラン量産法』。
| SCP-439-JP | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| OC | |
| 収容場所 | N/A |
| 著者 | watter12 |
| 作成日 | 2015年2月28日 |
| タグ | スポーツ 儀式 物理学 道具 |
| リンク | SCP-439-JP
|
| SCPテンプレート | |
全10段階の動作SCP-439-JP-a (個別には、SCP-439-JP-a-1 - SCP-439-JP-a-10と指定される) を、最中に他の動作を挟まずに行った後、ボールにバットを当てることで誰でも簡単にホームランを打つことができる、という一連の所作に伴う現象。これがSCP-439-JPである。より厳密に話をするならば、SCP-439-JP-aを行ってからその手に持った棒状の物体を、球状の物体にヒットさせることで、その球状の物体が(自身の重さ [kg] * 1000) [m]だけ飛ぶというもの。打者の筋力もフォームも投球速度も棒状の物体や球状の物体の材質も一切関係ない。空振りをするとこの効果は無効になるため、やり直しになる。
上述のことから野球以外のスポーツ、例えばクリケットやゴルフなどでも理論上は起こり得るが、打者の頭の角度などが指定されることや、SCP-439-JP-aの所作の多さから、この現象が野球以外で成立することはほぼ稀といえる。というより、当の所作の多さと、そのなかに含まれる所作のなかに元来非紳士的とされるものが含まれるため、野球でも起きることは歴史上少なかった。また、SCP-439-JP-a-10は「強振すること」であるため、何も知らない一般人がこれを見ても、強く振ったからボールがかっ飛んだとしか見えない。ただし、ハイスピードカメラによる解析ではバットとボールの当たり方からして物理的に不自然な飛び方になってしまっているようだ。
この現象が発見されたのは財団のレクリエーションとしての野球大会において、とあるエージェントが前日に参考として見ていた試合のDVDにおける、故██選手の所作を真似したことから。当該エージェントは他者の動きを模倣することに長けており、当該選手がチャンスに強い選手としてホームランを量産していたことから、真似たところ全打席でホームラン。野球未経験者であったのにもかかわらず、である。この後の財団の調査で、当該選手は満塁などのチャンス場面では欠かさずSCP-439-JP-aを行っており、それゆえにかならずホームランを打つことができたのである、と判明した。
こののち、財団はDクラスを使用した実験で、ボールであればなんでもいいこと、それはラグビーボールのような完全に球形とは呼べないものであってもいいことを突き止めた。また、打った反動はそのまま打者とバットに伝わることもわかった。なお、継続してバッター役をやっていたDクラスは、5キロもある特製ボールを打った負荷を腕への衝撃として受けてしまい、二度と実験ができない状態となった。
そしてある日の実験で、事故は起きてしまう。新たに打者となる2人目のDクラスは、以前の実験ではピッチャー役をやっていたが、打球を体に受けて打撲傷を負ったことのある人物だった。以前の負傷のせいで感覚が鈍っていたDクラスは、その日振ったバットを思わず離してしまう。そのバットはたまたま近くに待機していた3人目のDクラスの頭にヒットしてしまい、その頭は身体から千切れ飛んだ。「ボール」とはヒトの頭のような完全に球形と言えないようなものでもいいこと、そしてSCP-439-JP-a所作後のバットがコントロールから離れても良いということがわかってしまった。
財団はO5評議会承認のもと、オブジェクトクラスをEuclidからKeterに変更、野球のルールでも一連の所作のうち、SCP-439-JP-a-3およびSCP-439-JP-a-7に当たる行為をルール上禁止して起こらないようにした。当該選手の一般向けの映像は発見され次第全て編集を行うことにしている。
本オブジェクトと全く関係ない話だが、地球の質量は約5.9724×1024kgである。もう一つ関係ない話だが、約5.9724×1027mは約6.3130×1011光年 (6300億光年)である。現在、観測可能な宇宙の果ては450億光年から470億光年先と考えられている。
- 日本支部Tale。日本支部は野球大会でこれを使用してホームランを量産していた模様。いやなにしてんの。掲示板
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最終更新:2025/12/14(日) 03:00
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