ソウルシスターとは (ソウルシスターとは) [単語記事]

ソウルシスター（Soul Sister）とは、2020年生まれのアイルランド生産・イギリス調教の競走馬である。

概要

父 Frankel、母 Dream Peace、母の父 Dansiliという血統。
父は言わずと知れた世界最強馬。種牡馬としても多数の活躍馬を輩出しており、日本ではソウルスターリングやモズアスコットなどが走っている。
母の父はG1は勝てなかったが、種牡馬としてはRail Linkや*ハービンジャーなどの活躍馬を輩出した。

2020年 1月25日誕生。生産者・馬主共にLady Bam ford。
イギリスのニューマーケットを本拠地とする名伯楽ジョン・ゴスデンの厩舎に預けられた。

2歳（2022年）

10月下旬にドンカスター競馬場の未勝利戦でロベルト・ハヴリンを背にデビューして初勝利を挙げた。欧州競馬の平地シーズンを終わりであったため、2歳時はこの1戦のみで終えた。

3歳（2023年）

3歳初戦は1000ギニーステークス前哨戦であるフレッドダーリンステークス(G3)から始動。鞍上に世界的名手ランフランコ・デットーリを迎えて万全の態勢、4番人気に支持された。しかし馬場が悪すぎたせいで12着としんがり負けを喫することになった。

気を取り直してオークスステークスの前哨戦ミュージドラステークス(G3)に出走。前走での惨敗で評価がガタ落ちして8頭立ての最低人気という評価だった。序盤では後方に控えて追走して、直線で大外に持ち出して進出を開始。力強い末脚であっさりと先頭に立つと後続をグイグイ引き離して2着に4馬身差を付ける圧勝。低評価を覆す走りでグループ競走初制覇を果たした。

迎えた3歳牝馬の大一番オークスステークス(G1)では前走の走りが評価されて2番人気、1番人気は前走22馬身差の圧勝で制したSave thelast danceの1番人気に支持されていた。
レースでは位置取りを下げて後方からの競馬。最後方から直線入り口で大外に持ち出して力強い末脚で前に迫り、内で粘っているSave thelast danceを交わし去って先頭に立ち1馬身3/4差で完勝。G1初制覇となった。
鞍上のデットーリ騎手はコロネーションカップのEmily Upjohnに続く本日2勝目のG1 優勝。今年で引退する騎手とは思えない活躍ぶりを披露した。

血統表

Frankel 2008 鹿毛	Galileo 1998 鹿毛	Sadler's Wells	Northern Dancer
			Fairy Bridge
		Urban Sea	Miswaki
			Allegretta
	Kind 2001 鹿毛	*デインヒル	Danzig
			Razyana
		Rainbow Lake	Rainbow Quest
			Rock fe st
Dream Peace 2013 鹿毛 FNo.23	Dansili 1996 鹿毛	*デインヒル	Danzig
			Razyana
		Hasili	Ka hy asi
			Kerali
	Truly a Dream 2002 鹿毛	Darshaan	Shirley Heights
			Delsy
		Truly Special	Caerleon
			Truly Special