エンジェランとは、ゼロ・プラントでプラジナー博士が開発したVR-017号機をもとに、
第4プラント「TSCドランメン」が再設計した機体がSGV-417エンジェランである。
雪の勲は俺の嫁。
V.C.a0年代前半になって突如として出現し、VRパイロット達を悩ませてきた謎の戦闘体「アジム」。これへの対応策として、かつて0プラントでプラジナー博士が開発したVR-017号機をもとに、第4プラント「TSCドランメン(以後TSC)」が再設計した機体がSGV-417エンジェランである。
本機は他の戦闘VRとは異なり、駆動カの大半はVR-017によって供給される。また、制御のイニシアチブも彼女が持つ。つまりパイロットは、VR-017の見守る中、彼女が認める範囲内での戦闘行動がとれるに過ぎないのである。これは―見不便のようであるが、対アジム戦ではパイロットの精神に大きな負荷がかかり、人間による制御では戦闘カの維持にも事欠く状況が珍しくなかったので、かえって安全であった。
エンジェランの主装備である「対偶の法杖」は、VR-017だけが所持する人工V-クリスタルの作用を増幅発現させる機能を持つ。これによって、C.l.S.にある様々な事象を瞬時に実体化させることができる。
実体化事象はすべて氷の属性を有するが、その理由は厳密な意味において解明されているわけではない。現時点で有カな説では、長らく強制監禁を強いられてきたVR-017の、頑なに閉ざされた孤独な心が、実体化機能の起動時に氷の属性として具象化されているのではないか、と推諭している。
"eclosion mode"は、羽化を伴う本機の特徴的機能であるが、当初から想定して組み込まれたものではない。本来VR-017が何らかの事態に対応して発現させる機能であるとされているが、実際に目撃されたわけではない。結局SGV-417自体がVR-017の不完全なレプリカであるがゆえに、彼女の持つ能カの全てを正しく再現し得るはずもなく、その強大な戦闘カとは裏腹に、様々な歪みが機体各所に散見される。
「アイス・ドール」とは、プラジナー博士の作品であるVR-017の別称である。
V.C.9O年代、博士は数体の至高のVRを創出した。0プラントにおいて彼の手がけたVRは、だがしかし、どれもまっとうな形で日の目を見ることはなかった。プラジナー博士が失踪するまで、人々は彼の残したVRの革新性に気づくことはなかったためである。
これらの機体は、すべてオリジナルVRと同等の驚異的な潜在能力を有し、かつ自らの意志で行動した。その結果、VR-O14はフェイ-イェンとなって逃走し、人々の手を離れた。当時のV-プロジェクト最高責任者、アンべルⅣは新たな損失を嫌い、VR-017の機能を強制的に凍結して第4プラント内に監禁保存していた(この処置によって、VR-017は「アイス・ドール」と呼称されるようになった)。
O.M.G.終結後DN社が崩壊すると、第4プラントはTSCドランメンと改称されて再建が進みFR-08が椎進した新たな体制づくりにも協カ的な姿勢を保ち続けていた。「現行の戦闘VRのパワーを遥かに凌駕するアジムに対抗しうるのは、オリジナルVR以外にないのではないか?
彼らがFR-08に示した提案は、ある意味理にかなっていた。だが、それはあくまで建前であって、TSCは暗にVR開発再開の承認を求めてきたのである。FR-08は警戒の念を隠さなかった。彼らはTSCの提案を受け入れはしたものの、極めて厳重な制限条件を課していた。
やがて蘇生されたアイス・ドールの姿に、人々は目をみはった。後にSGV-417エンジェランの素型となるその機体は、従来のVRが持っていた戦闘兵器としての無骨なイメージからはほど遠い、たおやかな女性型フォルムを有していたのである。
だが、VR-017の最大の特徴は人工V-クリスタルの実装にあった。あらゆる人々が試みて果たせなかったV-クリスタルの複製化を人知れず実現していたプラジナー博士は、それをはめ込んだロッドを白らの創造物に託していた。それは、ひとたび武装として機能した際には、絶大なる力をVR-O17に供給するはずであった。
人々は眼前の驚異に狂喜し、VR-017をパワープラントとして機能するレプリカVR、SGV-417「エンジェラン」の開発に取り組んだ。V-クリスタルの複製は末だ凡人の手に余ることであったが、それが発するパワーを受信・増幅する機構はV-コンバータの製造ノウハウから実現可能だった。
SGV-417は、その駆動カ、戦闘カのすべてをVR-017に依存し、VR-017自身の遠隔制御によって動作する画期的戦闘システムだった。
だが、VR-017は自らの意志を有していた(プラジナー博士の手がけたVRに共通することだった(※5)。彼女の心は、長期間に亘る―方的な凍結監禁によって堅く閉ざされ戦闘を強要する人々との接触を頑なに拒み続けた。結局、彼女はアジムと戦うことを拒否し、自らの実体を解いて電脳虚数空間(C.I.S.)へと姿を消してしまったのである。
問題はこの後に生じた。―度姿を消したはずのVR-017が、どうしたことか再び舞い戻ってきたのだ。ただし、TSCにではなくFR-08に。
彼女がFR-08を選んだ理由は明らかにされていないが、FR-08は彼女の身柄を受け人れ、TSCの再三の要求にもかかわらず、その返還に応じようとはしなかった。TSCはこれを「エンジェランの略奪」であるとして、激しく抗議した。彼らの開発したSGV-417エンジェランは、VR-O17があって初めて機能し得る。つまり、VR-017を確保しているものが、エンジェランの起動に際して主導権を握れるのだ。ある一面から見れば、確かにFR-08はSGV-417を横領したも同然だった。
2つのプラントの関係は急速に悪化し、特にV.C.a4年以降、状況は激変していく。第5プラント「デッドリー・ダッドリー」の崩壊、第2プラント「トランスヴァール」の造反、第1プラント「ダンシング・アンダー」及ぴ、第6プラント「サッチェル・マウス」のRNAによる占拠、といった周辺事情の積み重ねもあって、最終的にTSCはRNAへの肩入れに本腰をあげるようになるのである。それは、やがて出来する未曾有の大戦役「オラトリオ・タングラム」へと連なる不可避の因果の道筋であった。
ゲーム内の本機は防御面に重点を置いた機体と言われてる。ドルドレイに次ぐVアーマー強度、相手の攻撃を
無効化する手段が多め、ジャンプ、空中移動性能はトックラスなどが理由。だがその反面
機体自体の防御力は見た目通り程、攻撃手段は追尾性能が高いが見極められると簡単に回避される、
近接攻撃は杖を振り回すか殴るしかないなどVOK系に近い戦闘スタイルをしている。
その為懐に潜り込まれると脆くひたすら相手と距離を離す必要がある。それよりも厄介なのが
移動後に「若干だが」慣性モーションが発生すると言うこと。他の機体のように移動後の硬直を
回避できるキャンセル入力を行っても「隙」が出来るので相手に狙われやすい。
ジャンプ性能はトップクラス、と記載したが実際は「上昇と移動速度は速いが降下速度はやたら遅い」ので
使い勝手は並、しかも着地直前を相手に狙われると防御力の低さ故にダウンを奪われやすく
有利な局面だったのが一瞬で引っ繰り返される危うさを持つ。
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最終更新:2024/05/05(日) 14:00
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