ギュスターヴ(サガフロ2) 単語


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ギュスターヴ

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サガフロンティア2 > ギュスターヴ

ギュスターヴ(Gustav)とは、サガフロンティア2の登場人物である。作中では主人公の13世を含め、5名のギュスターヴが登場する。

ギュスターヴ12世(Gustav XII)

13世、14世の父。厳格な王であり、優れた政略家、策略家として知られる。
メルシュマン地方の国の一つ、ノール候領の候女ソフィーを妻に迎え入れノール候領と同盟関係を結ぶ。ソフィーとの間に13世、フィリップ、マリーの3人の子を設ける。13世が7歳のときに行ったファイアブランドの儀式で術不能者であることが判明すると、妻のソフィーと共に王宮から追放し、後に後妻との間に生まれた14世を王位継承者として育てる。この際、ソフィーとの子であったフィリップとマリーを表立って自身の子として扱うのをやめている。以後10年以上に渡りシュッド候とオート候との戦いを続けるが、シュッド候を下し、更にはオート候にはマリーをカンタールの妻として嫁がせメルシュマン地方統一という偉業を達成する。直後50歳で謎の死を遂げる。

表面だけを見ると冷酷な人物に見えるが、父よりフィニー国王の立場を優先した結果であり、王と言う立場から止む無く13世とソフィーを追放するに至った。追放後はそれを後悔する描写もあり、追放後後妻として新たな正室を迎えることはなかったという(14世を産んだのは後妻ではあるが側室として迎えている)。また、ソフィー没の報せを受けた時はその日の公務を切り上げ、亡き妻の死を悼んでいる。

ギュスターヴ13世(鋼の13世、Gustav,The Steel,XIII)

ギュスターヴギュスターヴ編の大半の主人公を務める。

12世、ソフィーの間に生まれる。弟にフィリップ、妹にマリー、腹違いの弟には14世がいる。

ファイアブランドの儀式で、サンダイルにおいて当たり前とされているアニマを持たない術不能者であることが判明し、母ソフィーと共にフィニー王国を追放される。家庭教師であったシルマールの助けもあり、南大陸の大国ナ国の首都グリューゲルに亡命する。

故郷を追放され、術不能者であるために異端視され、同年代の子どもを持つ親たちは子を彼に近づけようとせず、最も大切な友人という存在を彼から奪った。普通の生活を送ることもままならず荒んでいたが、13歳になるとナ国のスイ王からヤーデに名目上の領地を与えられ移住。ヤーデで鍛冶技術に目をつけ、活路を見出した彼は自らの手で鋼の剣を作り出し、剣技を身につけていく。

19歳で母ソフィーを亡くした後は独立を志し、親友のケルヴィン、レスリー、フリンの協力を得てワイドを自分の領地とする。その後25歳の時に父が他界。周囲の強い勧めもあってフィニー王国国王の後継者に名乗りを挙げ、20年ぶりに東大陸に上陸。バケットヒルの戦いでは鋼鉄軍を率いて腹違いの弟、14世との戦に勝利。フィニー王国で兄妹3人で再会を果たした後は、ハン・ノヴァを建設。メルシュマン地方に加え、元々治める者のいなかったロードレスランドも支配下に置き、東大陸の覇権を握った。最終的に彼の勢力はメルシュマン地方、ロードレスランド、グラン・タイユ北部、ワイド(+同盟関係にあるヤーデ)と大陸を跨いだ広範囲にわたっている。後世には「鋼の13世」と称され、術至上主義が見直されることになった。後の世でギュスターヴと言うと彼のことを指す。

壮年期1269年、49歳。グラン・タイユ地方南の砦で襲撃を受け、ヨハン以外の従者を逃がし、炎上する砦に留まる。従者のヴァンアーブルが砦に戻った際には彼の遺体は発見されず、彼の剣のみが残されていた。遺体が見つからなかったことから生存説も唱えられていたが、サンダイル史上では彼はここで死んだこととされている(ヴァンアーブルを逃がした後砦に戻ったフリンも同様)。剣はヴァンアーブルが秘匿し、受け継ぐにふさわしい者が現れるのを30年以上待ち続け、グスタフに託されることになる。


面識があったかどうかは不明だが、裏の主人公であるウィリアム・ナイツに一目置き、夜の町での海賊討伐でタイラー達に協力している。海賊が放ったモンスターを嬉々として前線に立ち討伐する(共に戦ったタイラーは「相当退屈していたんだろう」と評している)。パーフェクトワークスによると、ウィリアム・ナイツからナルセスを通じてシルマールに話が行き、シルマールからの依頼で軍を動かしたという。

正式な結婚はせずに多くの女性と関係を持ったことから、公式に子孫と呼べる子はおらず、後の乱世で彼の子孫を名乗る野心家が多く出るようになった。彼の随行者だったレスリーとも正式に結婚はしておらず、子がいたかどうかも定かではない。

彼自身が不遇の少年時代を送ったことから身分に応じて扱いを変えることには否定的で、事実自身のそばには出自に関わらず信用できる者を置いている。王族の出でありながら庶民感覚が強かったため、一般市民に広く支持された。特にハン・ノヴァの住民は彼の気質を受け継いで自立心が強く、13世の死後は半ば独立都市となっている。親友であるケルヴィンですら住民には主と認められておらず、それは13世没後のシナリオで「主を失った街」と表示されることからも伺える。

本作では術不能者とは「自身のアニマが弱く術を扱えるほどの力がない」者を指すのだが、13世は「アニマを一切持たない」人間として生まれており、サンダイルでも特異な存在である。内部処理では「最大JPが100低下する金属製装備を付けており、他の装備によるJP上昇補正を受けない」扱いとなっている。そのため、どれだけJPを増加させるツールやクヴェルを装備させても彼のJPが増えることはない。

ギュスターヴ14世(Gustav XIV)

12世と後妻との間に生まれる。13世とは腹違いの弟にあたる。王位継承者として育てられファイアブランドの儀式も無事通過。12世没後即位したが、バケットヒルの戦いで13世と戦い敗戦。ケルヴィン、ネーベルスタンによって処刑される。享年20。

彼の死後、フィニー王国からは正式な王がいなくなる。継承資格者は数人現れるが即位前に死亡、権利を放棄するなどで実際に王位に就いたものはいない(ファイアブランドだけは継承資格者に受け継がれている)。以降、フィニー王国は形式上の存在となっていく。

偽者

長き戦乱の中で現れた自称ギュスターヴの孫。刀のクヴェル、ガラティーンを所持している。卵型クヴェル「エッグ」で力を付けヤーデ伯軍を破るが、連合軍との戦に敗れ行方をくらませる。

その後北大陸の星のメガリスに向かい、エッグに吸収されたという想像はたやすい。

グスタフ/ギュスターヴ15世(Gustaf / Gustav XV)

詳細はグスタフ(サガフロ2)を参照。

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関連項目

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サガフロンティア2
キャラクター ギュスターヴ  - フィリップ - マリー - ソフィー・ド・ノール
レスリー・ベーリング - フリン
ケルヴィン - チャールズ - デーヴィド
シルマール - ネーベルスタン - ヨハン
カンタール - サルゴン

ウィリアム・ナイツ - リチャード・ナイツ - ヴァージニア・ナイツ
コーデリア・エメリー - ナルセス - タイラー・スティーブンソン - ニーナ・コクラン
ラベール - パトリック・ボジオ - レイモン・ルクレール
エレノア・ベルトワーズ - ディアナ
プルミエール - ロベルト・ビラス - グスタフ - ミーティア・シーン
モンスター エッグ - アレクセイ・ゼルゲン - 死せる賢者 - エーデルリッター
地名 テルム - ヴェスティア - ハンの廃墟 - 生命の木の島
ハン・ノヴァ - スヴェルドルフ鉱山 - モンスターの巣
グラン・ヴァレ - 夜の町 - 樹海 - 散水塔の廃墟
ヴァイスラント - ラウプホルツ - 氷のメガリス - グールの塔
グリューゲル - フォーゲラング - 岩荒野
ヤーデ - ワイド
ノースゲート - 化石の洞窟 - 虫のメガリス - 大ミミズの穴 - 星のメガリス
武器・防具 ファイアブランド - ギュスターヴの剣
台詞 ヒドイです
その他 連携 - サウスマウンドトップの戦い
楽曲 Besessenheit - Erlkonig - Feldschlacht - Mißgestalt - Todesengel - Rosenkranz
制作 スクウェア
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