トーマス・アルバ・エジソンとは、
大 統 王
である。
トーマス・エジソン(fate)とは、Fate/Grand Orderに登場するキャスタークラスのサーヴァント。
※サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の項を参照のほど。
初登場は第五章の北米戦争編。
悪意と聖杯によってワシントンをケルトの戦士によって奪われ、南北戦争もそこそこに西海岸へ逃げのびたアメリカ軍をまとめ、Zerg戦術を取るケルト勇士に対して持ち前の天才科学者としての手腕で以て対抗する統率者が居た。
西軍に捕らえられる形でデンバーにて彼と謁見した主人公たちが見たものは、筋肉ムキムキマッチョマンのライオン頭であった……
トーマス・アルバ・エジソン(1847~1931)
世界を代表する通称「発明王」。あの『おどるポンポコリン』で唄われたえらいひとことあの人である。
幼いころから知的好奇心が爆発しており、教師も質問攻めにして煙たがられるほど。
結果、小学校中退ながら、母の教育と独学でその科学への興味と才能を鍛えていった。
その結果、電信会社でズルをする工作を皮切りに21歳で特許を取得。
「電気(あるいは電化製品)を普及させた」という功績は小学校の偉人伝記としてポピュラーなものであろう。
特に電気・映画・蓄音機の3種は彼の代表的な発明と知られている。
それ以上に彼の非凡なところは抜群の組織運営の手腕。
蓄音機の発明、その特許料を元手に彼の研究所を作り、そこの経営を一手に引き受けて軌道に乗せ、そこに在籍する研究者を一流の発明家として仕立て上げることで、彼の会社は拡大していった。
特にマスコミへのアピール力は特筆すべきだろう。抜群の宣伝テクニックで以て自社製品を広くアピールし、大衆のハートをガッチリつかんで売り込んでいった。社長自ら宣伝とかジャパネットたかたみたいですな。
その結果、全米はおろか全世界に製品と共に彼の名は知れ渡ることとなる。
彼が英霊として召喚された決め手は先進技術を普及させる才能であるといえる。
ちなみに、彼は直流電流を基本としたインフラを提案していたが、世間は交流電流を普及させることとなる。
確かに直流は電気の貯蓄にメリットはあるものの、変圧・変調といった送電におけるメリットがあるため、何万キロメートルという距離に行き渡らせるべく交流に軍配が上がったのであった。
その、交流を発明したニコラ・テスラはエジソンの元部下。直流・交流を巡って喧嘩別れしている。
交流のメリットに気付けなかったのは彼が独学であるがゆえに高等数学である微分・積分を知らなかったということが原因であると考察されている。
「訴訟王」「告訴王」という不名誉な称号もある。
……というのも、ライバル社や最新技術を難癖をつけて訴訟を起こし、マスコミに後押しさせて煽り立て、相手を疲弊させた末に調停によってそのお目当ての技術や製品を自社へ迎えるというヤクザめいた実際コワイことを何度もやっていた。
彼の発明の一つとして「映画」があるのだが、彼の苛烈な特許料徴収とその訴訟から逃れた映画関係者が集って立ち上げたのがハリウッドであるという事実はもう笑えない。
意外な側面に、彼がオカルティストであるというものがある。エレナ・ブラヴァツキーと面識があるのも彼が神智学会に出入りしていたため。
彼が死の目前まで研究していたのは「死者との交信機」。彼曰く、『死者……つまり魂というエネルギーを解き明かす』ということを目標にしていたとのこと。彼は合理主義者であり、それゆえに死ぬまで″不可解”に挑み続けてきたということなのであろう。
しかし、Fate/Grand Orderで生前と見目が大きいどころの話ではなく違う理由は後述する。
獅子の頭、フサフサのたてがみ、キャプテンアメリカめいた青いぴっちりスーツに浮かぶ筋骨隆々な恵体。
生前の写真にあるような細身でチョイ悪な博士然とした姿はどこ行ったと言いたくなるだろう。
実は、トーマス・アルバ・エジソンという人物は英霊たる水準の力量を持っていなかったのだが、Fate/Grand Orderにおける歴史改竄『人理焼却』に際して、世界がそれを阻止せんと歴代のアメリカ大統領の魂が礼装となってそれを底上げすることによって英霊として召喚が叶っている。
そのため、姿や体格はそういった理想が詰まった姿になった……というもの。第三再臨では大統領の紋章たる国璽に描かれた鷲(イーグル)の翼らしきものがつくのもそのため。
大量生産のセンスはそのままに英霊特有の世界の知恵を獲得した結果。機械化歩兵団という名のサイボーグ・アンドロイド軍団を作り上げている。
※現代の機械化歩兵とは、「装甲トラックに乗りこんで、戦車と同行できる歩兵」のこと。よく誤解されがちだがサイボーグ兵士ではない。
他、様々なものの改良に趣味レベルで取り組んでいるようで、召喚が叶ったカルデアでは家電がしょっちゅうグレードアップしているらしい。
人物としてはおおきなおともだち。
情に厚く、しかし自分のやりたいことに専心し、自分の常識を他人に当てはめようとする。つまり子供っぽい。
基本的には紳士的ながら、自分の意見を曲げようとせず、何としてでも理想を通そうとする。
生前のライバルでミスターすっとんきょうことニコラ・テスラ(fate)とは実力を認めはするものの因縁と頑固さがあいまって小学生の喧嘩のような低レベルな口喧嘩から殴り合いに発展する程度に犬猿の仲。それを仲裁するエレナ・ブラヴァツキー(fate)がロリな体形なのに保護者のママに見えてしまうほど。
Fate世界における碩学(分野別になっていない科学)は魔術や神秘といったオカルト研究も多分に含んでいることが第四章で示されており、彼もまた碩学の一人であるとのこと。
生前に神智学会で知り合ったエレナ・ブラヴァツキー(fate)からの評価は高く、「オカルトを科学という切り口で解明しようとする前向きで勤勉な研究者」と評されている。
| 筋力:E | 耐久:EX | 俊敏:E | 魔力:EX | 幸運:A | 宝具:EX |
| 【保有】 | 変化:C (CT7-5) |
歴代大統領の霊格を付与された結果、生前とは大きく異なる異形の肉体を獲得している。 なお、恵まれた体格は”かつての自分の肉体”ではないのでコントロールできていない。 自身の防御力を3ターン向上。 |
| 大量生産:A (CT12-10) |
彼の一般的な功績。より良くより早くより多く。それは自他の豊かさを拡大することに繋がった。 部下である機械化歩兵を無限に近い量を生産できる。 材料はどこからか調達しなければならない。 が、アメリカ以外の資源を消費するため自分の懐は痛まない。 スター獲得状態+NP獲得状態を付与(5ターン) |
|
| 概念改良:A+ (CT8-6) |
彼の功績は先達の高度な技術を普及しやすい形へ変え、広めることにあった。 そのため、研究者たちのリーダーとして様々な改良のアイデアを提供した事実がスキルと化している。 A+であれば神造兵装を除くほとんどの道具を改良できる。 味方単体に「宝具チャージ2段(NP200%)分強化」+「スター発生強化」を付与(1ターン) |
|
| 一意専心:B | 一つの物事への集中力。睡眠時間は一日平均3時間程。 | |
| 【クラス】 | 陣地作成:EX (実際はD) |
科学者として自分に有利な陣地「研究所」を作り上げる能力。 24時間労働を要求されるブラック。 ランクEXは自己申告で魔術的側面も考慮するとDランク相当だが、科学のみでケルトの物量戦を拮抗させていたその実戦値はかなりのもの。 Artsカード強化のパッシブスキル。 |
| 道具作成:EX (実際はD) |
発明王としての力。サーヴァントの武器や宝具を改良することができる。 (物質的な宝具に限る。) ランクEXは自己申告で魔術的にはDランク相当。 とはいえ、世界から提供された科学の知恵と天才的手腕によって生み出されるものは十分脅威的といえる。 弱体付与率強化のパッシブスキル。 |
はちきれんばかりにパンパンな見た目に反し、キャスタークラスらしいスペック。
キャスターとしてもステータスやスキルなどは低めで、召喚経緯から低ランクサーヴァントのように見えるが、サーヴァントとしての基準を測る魔術的なところ以外の部分が極めて優秀なユニークな英霊となっている。
しかし、戦闘アニメーションでは徒手空拳である。悪いことは言わないからやめておけって。
W・F・D (World Face Domination)
ランク:EX / 種別:対民宝具 / レンジ:不明 / 最大捕捉:不明
エジソンが成した「光源」「蓄音」「映像」などの発明による神秘の隠匿の破壊。
それまで世界によって隠匿されていた事実を暴きだし、事実を記録し、エネルギーで測れないものをゼロと定め、神の御手の中にあったものを人類の元に奪還する。
民衆から神秘というものを信仰から乖離させる『世界信仰強奪』のための宝具である。
Arts敵全体に強力な攻撃[lv.1~]&宝具封印(1ターン)&スキル封印(1ターン)&クリティカル発生率ダウン(3ターン)〈オーバーチャージで効果UP〉
2017/8/4に宝具強化クエストが実装され、クリアすることで威力の強化と敵全体の攻撃力ダウン(3ターン)(オーバーチャージで効果UP)が追加される。
☆4(SR)キャスター。 どう見てもムキムキだがキャスター(魔術師)のクラスである。
カード配分もArts3枚という典型的なキャスター型。
最初は使いづらさが先行する。確かに宝具は強力だが、サポーターらしい支援も、アタッカーらしい尖った火力も、サブアタッカーとしての自己完結性もない。
宝具……特にデバフの効果が強烈で、宝具撃てない・スキル使えない・クリティカル発生率下がるということで、発動したターン、ほとんどの敵は通常打撃しかできなくなる。強敵のチャージターンまで保持しておき、宝具発動を寸止めで阻止することで味方を活かす使い方がシンプルで協力。
しかし発動演出がどう見ても20世紀フォックスでしかもモドキ音源が流れるなど際どいパロディとなっている。
死後の映画会社の演出をパロディするとか抜け目ないっすね。訴訟とかダメですよ。
しかしながら霊基再臨3段階目、第三スキル解放から絶対唯一のサポーターへと変貌。
その効果、「オーバーチャージ2段強化」という強力なコンボパーツが目玉。
味方の宝具に合わせて使えばそのオーバーチャージ効果が増加するため、例えば「◯◯特攻」は特攻対象に弩級の火力を叩きだし、各種バフ系のオーバーチャージ効果ならばNP200%分の増強になる。
つまり敵の宝具を封じ、味方の宝具を最大威力で叩き込む宝具の鬼と化す。それがFGOエジソンのコンボパーツである。特に宝具が重なりにくい☆4、☆5連中にかけてやるだけでとんでもないことになる。
その結果、幅広い特攻対象を持つライバルのニコラ・テスラ(fate)とは宝具・スキル両面で相性が良くなるという五章クライマックスを再現する結果になる。
また宝具の強化後は攻撃力ダウン(オーバーチャージ1段階目10%~5段階目50%)が付くため、宝具&スキル封印後の通常攻撃ダメージを軽微なものに出来るようになり、あえて自分に使うメリットも生じる事となった。
なお強化クエストの同日実装対象はテスラであり、あちらの強化内容である「スキル”天賦の叡智”の宝具威力強化が3Tに延長&攻撃力アップ(3ターン)の追加」に対するメタとなっている。仲が良いのか悪いのか・・・
欠点はやはり自己完結性に乏しいこと。単騎ではまず役に立たない。
あと、スキルのCTが長く、さすがに10ターンも持久するのは(耐久型Arts型パーティではよくあるにしろ)現実的な長さとはいえない。このあたりを考慮して使い捨てにする可能性も考えねばならないなど、☆4キャスターとしてはテクニカルな使い勝手と言える。
とはいえ、その浪漫凝縮の第三スキルとのコンボがあるので、お迎えできたマスターは是非その威力に耽溺していただきたいところ。
トーマス・エジソン(fate)に関するニコニコミュニティを紹介してください。
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最終更新:2025/12/06(土) 13:00
最終更新:2025/12/06(土) 13:00
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