ビリー・ザ・キッド(Fate) 単語


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ビリーザキッド

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ビリー・ザ・キッド(Fate)とは、Fate/Grand Orderに登場するサーヴァントの一騎である。

CV高乃麗
絵師:縞うどん  設定作成:東出一郎

Fateシリーズにおけるサーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)を参照のほど。

概要

第五章北米南北戦争編にて登場。
地を得て暴虐の限りを尽くすスーパーケルトビッチ女王メイヴに対抗するためにゲリラ活動を行っているときに主人公達と出会う。

正規の聖杯戦争ではガンナーという別エキストラクラス)での召喚になるのだが、FGOではアーチャーとして召喚されることとなった。

人物像

リボルバー拳銃ったガンマンであり、戦闘での攻撃手段はその拳銃によるもの。
その技術は卓越しており、撃ちと狙い撃ちを兼ねた達人の領域にある。
召喚直後は刺繍入りベストと革パンに太いベルトに繋がったガンホルスターという出で立ちだが、霊基再臨を進めることでジャケットを羽織り(二段階)、テンガロンハットスカーフ(三段階)をうことで西部劇カウボーイイメージに近い姿となる。

快活でしみやすい人物。 サーヴァントとして契約したばかりのマスターにも気さくな自己紹介を行う。
だがその陽気さの裏にはアウトローとして生きた悪辣さを秘めており、一応は笑顔トラブルを回避しようと試みるも、それが不可能と分かればその相手を騙した上で殺する程度に冷酷。

緑茶ことロビンフッドとはアウトローでありシャープシューターという共通点から信頼し合っている様子。

その心根は普段の雰囲気とは全く逆の静寂と孤独する男。しかし現実義者であり、如才ない人あたりも打算的な保身に基づくものであり、その矛盾から自身を変わり者と称している。
彼とのを深めてゆけば、そういった素を明らかになってゆく。そっけなさが見えてくるならば、それは彼としての相棒への最上の信頼を示すものであろう。

真名・来歴

ビリー・ザ・キッドと通称される男、ウィリアムヘンリー・マッカーティジュニアウィリアムヘンリーボニーとも)。
西部開拓時代、急速な開拓に治安が追い付いていない時代の徴とも言える人物であり、ウェスタンヒーローの頂点にして終幕を飾った男。

大変小柄。ビリー・ザ・キッドとは即ち”小柄なビリー”の意味い知れる。ショタ童顔)ではないのです。
達筆な手紙が残されている通り、母親から識字などの高等教育を施されたようだ。
コミュ障荒くれの中では笑顔を絶やさず(出っに由来するとも)口が達者でしみやすい性格とされている。利き腕は左。

12歳の時に、を侮辱した男を殺したことをきっかけに彼のアウトローに塗れた人生が幕を開ける。
アメリカ南部メキシコを中心に用心棒強盗殺人に手を染めながら各地を転々としていた。
しかし、雇いである牧場ジョン・タンストールの組織抗争に巻き込まれ、後にリンカーン戦争と呼ばれる戦いの最中、元友人であるパット・ギャレット保安官に逮捕されてしまう。一年経たぬ内に脱獄したものの、ニューメキシコフォーサムナーまで執念深く追ってきたギャレット保安官に、食事めて潜場所を出てきたところを闇討ちされるという末路を辿る。享年21歳。

彼の墓石に刻まれた文は有名で、それゆえに彼自身が黒歴史だとコメントしてくれるものは以下の通り。

Truth and History.
21 Men.
The Boy Bandit King
He Died As He Lived
(真実と経歴。21人を殺した。少漢王 彼は彼らしく生きて死んだ)

— William H. Bonney "Billy the Kid"

なお、この墓石、削り取ってしまう盗難被害が相次ぎ今は柵で囲まれている模様。赤木しげるの墓かといわんばかりの実話であるがそれほどに彼がアメリカ人のヒーローであることは疑いようのない事実である。

サーヴァントとしての能力

宝具

「さあ打ち勝負だ。先に抜いてもいいよ? のほうがいから。」

彼のならず者を返り討ちにしたエピソードに因み”拳銃を持ったビリー射撃”自体が宝具化している。Cランク宝具ながらEランク宝具程度のコストで使用可な燃費の良さが魅力。礼装「を拝見」のフレーバーにも描かれている。
真名は彼の用のダブルアクションリボルバーコルトM1877からか。

周囲すべての状態を把握したうえで最適な射撃を行う才。相手の動作に応じてカウンターの3連射をお見舞いする。
サーヴァントである今は、知覚を加速して周囲の時間をスローモーションにした上でのそれなので魔力放出でカッ飛んで来るセイバーだろうがアーチャー狙撃だろうがすべて見てから余裕でしたという超反応が可。更にサーヴァントの身体力も合わさって生前よりも有効射程が伸びている。
あくまで宝具としての重きは彼の技術にあるため魔力消費は実質Eクラス宝具相当。つまり技術と才覚でEクラス宝具C++まで押し上げているということが彼の強さを物語っている。

ちなみにこれ、トリガー引きっぱなしでハンマーで弾いて連射するというもの。彼の場合、発音が一つに重なっていたという。
そんな連射で弾道が乱れやすい技術を使いながらも『コイン一枚分の弾』と呼ばれる高精度の3連射をさらに『振り向きざま』に放っている。
日本における剣豪のようにアメリカで彼が理想のガンマン拳銃王として信仰される逸話といえよう。というか齢二十歳未満でこの領域に踏み込んでいた天才とは一体…
参考資料:

ゲーム内性能

戦区にしてどれもハズレなし」と呼ばれる恒常アーチャーの一員。

NPを自己回復するスキルによる宝具即発による火力に加え、2つのクリティカルダメージ強化スキルの重ね掛け状態下では通常攻撃ダメージの3~5倍のダメージを出力することができる。

欠点はクリティカルスター生産力が弱い。ビリー単騎だと折上昇させたダメージ倍率も、クリティカル不発で意味と消える場合が多い。例えていうなら強力なエンジンは積んでいても燃料不足に陥りやすい。
なので相方スター生産に優れたアサシン系、あるいはスキル宝具スターを量産できるキャラクターと合わせる、スターを生産する礼装を装着する・してもらうことで最大限のコンボを狙いたい。
あと、攻撃によるNP回復量が少ないのも欠点。クリティカルHIT数が多いことからのOverkillを想定した仕様であるためか。とにかく騎乗のパッシブ効果で性が向上しているQuickを体に堅実に貯めるか、スター供給が十分な味方がいるならばNPに傾注した礼装にするといいだろう。

……と、カードゲームでいうコンボデッキ向けのキャラクターとして仕上がっている。複雑なことを考えなければ宝具キープしてもらって毎ターンQuickチェインを途切れさせない中継役兼セイバークラスへの用心棒と割り切ってもレアリティクラスの観点から言えば十分に仕事がある。
流行の宝具連発パーティには向かないが、戦略的にスターを貯めるクリティカル重視メンバーならばレアリティえうる活躍が期待できる。

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