マーベル・シネマティック・ユニバース(Marvel Cinematic Universe,MCU)とは、実写版MARVEL作品が共通して持つ世界観のことである。
MCUとは、2000年代後半から作られ始めたマーベル・スタジオ製の実写版アメコミ作品が共通して持つ世界観であり、すべての作品はこの同一の宇宙の中での出来事を描いている。
そのため、ある作品のヒーローが別の作品のヒーローと共闘できたり、あるいはヒーロー同士が戦うことができる。
この「すべては同一宇宙で起こっている出来事」というアイデアはアメコミでは数十年前から一般的であり、だからこそMARVELの『アベンジャーズ』やDCコミックスの『ジャスティスリーグ』などのクロスオーバー企画が刊行できている。作品とキャラクターの版権が作者ではなく出版社に属する、という日本では見られない手法が生み出したアメコミ独自のスタイルである。本家アメコミでは大クロスオーバー企画は数年に一度開催され、そこでは複数の雑誌に渡って通常連載では出会うことのないヒーローやヴィラン達が入り乱れるシリーズが構築される。
MCUでも同様に、各ヒーローが活躍するシリーズを作り、彼ら彼女らを数年に一度の『アベンジャーズ』シリーズで共演させるというスタイルをとっている。
作品は数年区切りでフェーズという分類がされ、各フェーズの終わりには『アベンジャーズ』が公開されるのが通例となる。ただし、フェーズ2は『アントマン』がラストとなった。本来は『アントマン』はフェーズ3のトップに来るはずだったのだが、2014年にフェーズ3のラインナップが発表されたときに修正された。[1]
また、映画とは別にドラマシリーズの中にもMCUに含まれる作品が複数存在する。『エージェント・オブ・シールド』や『エージェント・カーター』は日本国内でもDLifeなどで目にした視聴者も多いはず。
『スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』シリーズは当初権利の関係でMCUには参戦できなかったが、2015年に権利関連の問題をクリアし、再リブートしたうえでMCUに参戦する。しかし、実写版『X-MEN』シリーズはやはりキャラクターの権利の関係でMCUには含まれない。唯一の例外としてクイックシルバーが実写版『X-MEN』とMCU作品の両方に登場するが、設定も演者も異なる完全な別人である。
そんなMCU作品群であるが、作中では必ずと言っていいほどある爺さんが存在する。そう、マーベルコミックスの中核を担うスタン・リー本人である。これまでX-MENやサム・ライミ版スパイダーマン3部作、デアデビルに旧ファンタスティック・フォー2作にもカメオ出演していたが、本作でも必ずと言っていいほど毎回顔を出している。まったくもって出たがりなお爺ちゃんである。
以降、続く
以下、アメリカABC系列ドラマ
以下、Netflix配信ドラマ
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最終更新:2025/12/15(月) 21:00
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