ワンダヴィジョン

ワンダヴィジョンとは、Disney+で配信されているシチュエーションコメディ（シットコム）である。 田舎町に引っ越してきた新婚夫婦とその家族の誕生と成長を描いた作品。2021年1月から配信開始。 ストーリー 奥さまの名前は“ワンダ” 旦那さまの名前は“ヴィジョン” ごく普通でない二人は、ごく普通でない恋をし、ごく普通ではない結婚をしました。 　 ただ特に違っていたのは、 奥さまは魔女で、旦那さまはヴィブラニウム製の人造人間だったのです！ 登場人物 ワンダ・マキシモフ 主人公の一人。ヴィジョンの妻。マインドストーン由来のパワーを使えるスーパーヒーロー。 本作ではニュージャージーの田舎町ウェストビューにてヴィジョンと幸せな新婚生活を始めた。 街に溶け込むために魔術を人前で使うのは控えているが、うっかりばれそうになることも多い。 ヴィジョン 主人公の一人。ワンダの夫。世界一頑丈な金属ヴィブラニウムを含む肉体にマインドストーンを埋め込まれたシンセゾイド（人造人間）。 幸せな新婚生活のため、街に溶け込けこもうと人のふりをしているが、食事ができない・計算が異様に早いなどのぼろが出てしまう事も。 アグネス ワンダとヴィジョンの隣に住む女性。引っ越してきたワンダたちになにかと世話を焼いてくれる。 ジェラルディン ワンダに新しく出来た友達。第3話では急に産気づいたワンダの出産を助けることになる。 解説 アメリカの伝統的なシットコム（シチュエーションコメディ）をリスペクトしており、歴代の傑作シットコムのオマージュがあちこちに見られる。オマージュ元の作品は日本ではなじみが薄いものも多いが『奥さまは魔女』あたりは日本でもよく知られている作品だろう。 シットコムへのオマージュは話数が進むと共に時代も進んでいき、例えば第1話ではオマージュ元が1950年代～60年代の作品だったため本作も白黒の映像となっていたのが、第2話では60年～70年代の作品をオマージュ元としたためカラー映像が使えるようになった。話数と時代が進むにつれ、映像技術や撮影方法も現代に近づいていく。 また、アメコミ原作へのリスペクトも多く、ハロウィンエピソードの際にはワンダとヴィジョンがコスプレとして原作版の衣装を披露している。シーンの間に挟まるCMパートにもなにかと気になるキーワードが多く隠されている。 関連動画 関連リンク ワンダヴィジョン配信ページ - Disney+ 関連項目 アメリカン・コミックス マーベル・シネマティック・ユニバース MARVEL Disney+ ファルコン＆ウィンター・ソルジャー ロキ（ドラマ） ホークアイ（ドラマ） ムーンナイト ミズ・マーベル（ドラマ） シー・ハルク:ザ・アトーニー 魔女 人造人間 第四の壁 ワンダ、聞こえるか？応答せよ！ →応答する

ワンダヴィジョンとは、Disney+で配信されているアメコミ原作のオリジナルドラマである。 マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）所属作品。2021年1月から配信開始。 本当のストーリー 『インフィニティ・ウォー』でのヴィジョンの死、そして『エンドゲーム』の後に改めてその事実を突き付けられたワンダは、現実改変能力を暴走させてしまう。彼女が作り出した赤い結界「ヘックス」の中ではすべての生物・物質がワンダの影響下に置かれ、ワンダの望むままの世界が作られている。そう、死んだはずのヴィジョンも生きているのだ。 この「ヘックス」に呑み込まれた街ウェストビューでは住民たちは全てワンダのマインドコントロールの下におかれ、シットコムの役者となってしまっていた。この事態を収拾するため、S.H.I.E.L.Dに代わる新組織S.W.O.R.Dが作戦を開始する。 しかし、結界の中でもワンダの思いもよらぬ出来事が進行していた… 本当の登場人物 ワンダの家族 ワンダ/スカーレット・ウィッチ 現実改変能力を暴走させ、今回の事態を招いてしまった張本人。 ヴィジョンとの幸せな時間を守るため、外部からの侵入を拒み、街の住民の自由意思を奪っている。 ヴィジョン 本来のヴィジョンは既に破壊されており、今のヴィジョンはワンダの能力によりヘックスの中でのみ存在が許されている状態。 ヘックス内部の異常にうすうす気が付いており、幸せな生活をしつつも事態の解決にも動き出す。 トミー、ビリー ヘックス内で生まれたワンダとヴィジョンの双子の子供。必要に応じて急成長する事がある。 二人ともスーパーパワー持ちだが、やはりヘックスの外では存在を許されていない。 ピエトロ・マキシモフ 『エイジ・オブ・ウルトロン』で死んだはずのワンダの双子の弟。高速移動能力を持つ。 ヘックスの中にいきなり現れたがその姿は以前とは全く違っていた。 S.W.O.R.D モニカ・ランボー ウェストビューの住民失踪事件を調査に来たS.W.O.R.Dのエージェント。 キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースの親友マリア・ランボーの娘であり、『キャプテン・マーベル』で幼少期の姿で登場している。 調査中に「ヘックス」に取り込まれ、ジェラルディンの役を演じていたが、ワンダに真実を話してしまったため、幻想を守ろうとしたワンダにヘックスの外に追い出される。 ヘックスの外でS.W.O.R.D部隊に救出され、引き続き事態の収拾にあたる。 ウー捜査官 『アントマン&ワスプ』で登場したFBI捜査官。今回はモニカと共にウェストビューの捜査に関わり、彼女のサポートを務める。 ダーシー・ルイス 『マイティ・ソー』『マイティ・ソー ダークワールド』で登場した科学者。 ワンダの結界を「ヘックス」と名付けたのは彼女であり、「ヘックス」の内部が古いテレビで見れることを発見したのも彼女。 『ソー』の時点では割と頼りなかったが、指パッチンを生き延びた彼女は5年の間に優秀な科学者に成長している。 ヘイワード長官 S.W.O.R.Dの責任者として今回の事態に当たる。 ワンダによってS.W.O.R.D施設が襲撃され、ヴィジョンの残骸が盗まれたことを明かし、ワンダに対して敵対的な態度で当たる。 ヴィラン アガサ・ハークネス アグネスの正体。数百年を生きる魔女である彼女はワンダの能力に驚きつつも、その魔力を奪おうと暗躍していた。 彼女の持つ魔術本「ダークホールド」には「スカーレット・ウィッチ」の事が書かれている。 本当の解説 MCUを追い続けていた人なら当然わかっていただろうが、やはりヴィジョンが復活している時点でこの世界がワンダの現実改変能力の結果であることは明らかであった。 タイトルの『ワンダヴィジョン』のヴィジョンとはもちろん【ヒーローのヴィジョン】の事も指すが、「ヘックス」外部の人間が見る【テレビ画面】の事でもあり、ワンダの見ている【幻想】の事でもある。 今作でピエトロを演じているのは『X-MEN』シリーズでクイックシルバーを演じていたエヴァン・ピーターズ。もともとピエトロ/クイックシルバーはMCUと『X-MEN』シリーズの両方に登場していた唯一のキャラクターであり、今後X-MENがMCUに登場するにあたっての橋渡しにもなれそうである。 アガサの持つ本「ダークホールド」は過去に別のマーベルドラマシリーズでも同名の本が登場している。本作のこれが過去のシリーズと同一のものなのか、あるいは同名の別物なのかなどは不明だったが、本作の直接の続編となる『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』にて、古代遺跡の壁に記されているのが原典で、そこから写本が多数つくられていたことが判明する。 モニカは今後の『キャプテン・マーベル』関連作への登場がすでに決まっており、本作のラストシーンでもそれが匂わせられている。 アガサ・ハークネスが主役を務めるスピンオフ『アガサ：オール・アロング』の制作が2021年11月12日に発表された。制作途中は何度もタイトルが変更されるという異例の状態だったが、2024年5月に『オール・アロング』に確定し、2024年9月18日から配信予定。 関連動画 関連リンク ワンダヴィジョン配信ページ - Disney+ 関連項目 アメリカン・コミックス マーベル・シネマティック・ユニバース MARVEL Disney+ ファルコン＆ウィンター・ソルジャー ロキ（ドラマ） ホークアイ（ドラマ） ムーンナイト ミズ・マーベル（ドラマ） シー・ハルク:ザ・アトーニー ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 魔女 人造人間 第四の壁 →ヘックスに再突入する