新機動戦記ガンダムW 単語


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シンキドウセンキガンダムウィング

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新機動戦記ガンダムW(New Mobile Report Gundam Wing)とは、1995年4月から1996年3月まで放映されたサンライズ制作のテレビアニメ。

続編に、OVA及び劇場用アニメ「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」がある。

概要

監督 池田成
高松信司(途中代行)
シリーズ構成 隅沢克之
キャラクターデザイン 村瀬修功
音楽 大谷幸
制作 サンライズ
製作 サンライズ
テレビ朝日
話数 49話(TV)

機動武闘伝Gガンダムの成功から、サンライズが制作したオリジナルガンダム路線の第二弾。
シリーズとしては、もっとも成功したもののひとつ。

出てくるキャラクターが、総じて美男子でそれぞれ影を持つという事ということで、女性ファンの人気を得た。
監督曰く、「ジャニーズ系ガンダム」らしい。

アメリカでも「Mobile Suit Gundam Wing」としてガンダムシリーズでは初めて放映され、非常に人気を博し多くのファンを獲得した。
これを機にファーストガンダムも放映されたが、そっちは散々な結果だった。

詳しくは公式ページやWikipediaを参照。

主な登場人物

ガンダムパイロット

ヒイロ・ユイ - 声:緑川光
主人公。ヒイロ・ユイはコードネーム。任務遂行のためによく無茶をする。主な搭乗機はウイングガンダム、ウイングガンダムゼロ
デュオ・マックスウェル - 声:関俊彦
陽気で社交的な性格。工作活動も得意。主な搭乗機はガンダムデスサイズ、ガンダムデスサイズヘル。
トロワ・バートン - 声:中原茂
無口で冷静なガンダムパイロット。経歴、出身などは不明でトロワ・バートンという名前も偽名である。前髪が異様に長く、大抵どちらかの目が隠れている。主な搭乗機はガンダムヘビーアームズ、ガンダムヘビーアームズ改。
カトル・ラバーバ・ウィナー - 声:折笠愛
大富豪であるウィナー家の嫡男で、姉が29人いる。普段は穏やかである。主な搭乗機はガンダムサンドロック、ガンダムサンドロック改。
張五飛(ちょうごひチャン・ウーフェイ) - 声:石野竜三
正義が大好きで正義のために悪と戦う。おでこが広い。主な搭乗機はシェンロンガンダム、アルトロンガンダム。

その他

ゼクス・マーキス(ミリアルド・ピースクラフト) - 声:子安武人
トレーズ・クシュリナーダ - 声:置鮎龍太郎
リリーナ・ドーリアン(リリーナ・ピースクラフト) - 声:矢島晶子
ドロシー・カタロニア - 声:松井菜桜子
ルクレツィア・ノイン - 声:横山智佐
OZの仕官。ゼクスとは養成学校の同期。

主な楽曲

  • JUST COMMUNICATION - 前期オープニングテーマ
  • RHYTHM EMOTION - 後期オープニングテーマ
  • 思春期を殺した少年の翼

派生作品

平成三部作中ではもっとも成功したといえるため、派生作品は本家の宇宙世紀シリーズ、元々派生作品ありきであったガンダムSEED(コズミック・イラ)シリーズに次いで多い。

前日談と続編

新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
ガンダムW本編の正当な続編として作られた、本編の1年後を描いたOVA作品。
後に再編集とエピソードが追加され特別編として映画化された。
ノベライズ版(著:隅沢克之)ではEPISODE ZEROの内容も含んでいる。
コミカライズ版(漫画:ときた洸一)ではBATTLEFIELD OF PACIFISTの直後のストーリーとなっている。
新機動戦記ガンダムW EPISODE ZERO
ガンダムWの本編に含める予定であった各キャラクターの前日談を題材にした漫画。
脚本:隅沢克之、漫画:かんべあきら。
単行本にはEndless Waltzの1年後を描いた後日談『PREVENTER 5』も含む。
GUNDAM EVOLVE../7
EWの後日談を描いた、フルCG・OVA作品「ガンダムイボルブ」シリーズの第7弾。
『1/100 MG ウイングガンダムゼロ Endless Waltz Ver.』の設計用CADデータを元にCGが作られている。
監督:村瀬修功

本編とEndless Waltz間を埋める番外編

各作品は特に整合性が取られていないためそれぞれがパラレルであると見なすべきかもしれないが、同一時間軸であると解釈すると以下の順番になると思われる。

新機動戦記ガンダムW グランドゼロ
本編終了後を描いた冬凪れくの漫画。
平和となった時代のガンダムパイロット5人の心の動きを描いている。
新機動戦記ガンダムW BLIND TARGET
「新生ホワイトファング」の引き起こした事件を描いたラジオドラマ(脚本:面出明美)。
及びそのコミカライズ版(漫画:あさぎ桜)。
基本的にモビルスーツが登場せず、人物ドラマのみを描いた、ガンダムシリーズとしては珍しい作品。
新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST
政治団体「パーフェクト・ピース・ピープル(P3)」との戦いを描いた漫画。
脚本:千葉克彦、漫画:ときた洸一。オリジナルモビルスーツ「スコーピオ」と「ビルゴ3」のデザインは石垣純哉。
五飛が敵になるまでとガンダムの破棄を描いており、ストーリー上はEndless Waltzに直結する。
ガンダムW(漫画:ときた洸一)のコミカライズ版はシナリオの初期稿を元に描かれているためこの作品やEndless Waltzと直結していなかったが、2003年の廉価版で加筆修正された。

パラレルストーリー

新機動戦記ガンダムW外伝 ~右手に鎌を左手に君を~
皆川ゆか(現:皆河有伽)のデュオ・マックスウェルを主役とした小説。
本編と時系列の整合性が取られていないため、パラレルワールドとして扱われている。

本編のキャラクターが登場しない外伝

新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT
本編と同時期である別の場所を描いたプラモデル企画及び漫画。
モビルスーツデザインは阿久津潤一。漫画はときた洸一版とみずきたつ版(未完)がある。
新機動戦記ガンダムW パーフェクトアルバム
いわゆる子供向けのムックだが、コミックボンボン誌上でデスサイズヘルとアルトロンの改造予想時に掲載されたものと本ムックで新たに描かれた各ガンダムのバリエーションのイラストが掲載されている。絵:おとといきたろう。
新機動戦記ガンダムW エンドレスワルツ 最強プレイングブック
いわゆる子供向けのプラモデル販促用ムックだが、特筆すべき点が二つある。
Chapter 2 では石垣純哉デザインのオリジナルモビルスーツ「ウイングガンダム Endless Waltz バージョン」の作例が掲載されている。時系列は本編中の扱い。
Chapter 3 ではオリジナルストーリー「ティエルの衝動」が漫画及び模型作例として掲載された。
プラモデル改造を楽しむための作品なので、モビルスーツのデザインはプラモデルを改造して作れる簡単なもの。
時系列は本編の1ヶ月後で、G-UNITやEndless Waltzとも繋がっており、また主人公のティエルちゃんが「行方不明の兄を捜すけなげな妹」という萌えキャラのため、マイナーながらもコアな人気がある。
SATANAS 創世の闇
本編の101年前であるAC.94を描いた椎隆子の漫画。
残念ながら当時の「ガンダムエース」の読者には受け入れられず打ち切られている。

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