レディ・アンとは、新機動戦記ガンダムWの登場人物である。
CV:紗ゆり、緒乃冬華(SDガンダムGジェネレーションクロスレイズ)
秘密結社OZの二級特佐であるトレーズ・クシュリナーダの副官。ゲルマン系の女性で19歳。名前の由来はフランス語の「1(un アン)」。
トレーズに心酔し、絶対の忠誠を誓っている。トレーズの理想を実現するためであればいかなる手段を講じる冷酷非情な士官であり、コロニーを人質に取ってガンダムパイロットを追いつめたり、トレーズの障壁になりそうな平和論者を暗殺するなど様々な汚れ役を買って出ている。また、トレーズから信頼を寄せられているゼクス・マーキスへの嫉妬心から私情を挟むような采配もおこなっていた。
このように初期の彼女は視聴者からのヘイトを集めるような悪辣さが目立っており、リリーナ・ドーリアンからは「薔薇の花が似合わない人」と評されている。ついにはその冷酷非情さをトレーズに諌められてしまう。とはいえ、トレーズ閣下のバスルームに立ち入ることが許されるレベルには信頼もされていた。
ところが、OZがコロニー掌握に乗り出すと、彼女はなんとトレーズのためにもう一つの聖女のような人格を自ら作り出すというとんでもないことをやってのける。この頃の彼女は眼鏡を外すと聖女となり、眼鏡をかけると元の厳しい指揮官に戻るといった風に人格を切り替えて行動していた。
慈愛に満ちた彼女の懐柔活動の効果は絶大で、コロニーの代表者たちはすっかり虜になってしまい、やがてガンダムパイロットたちはコロニーから敵とみなされて孤立させられてしまう。
自らの行動がトレーズの真意と食い違っていることに気付くと人格が不安定になり始め、葛藤するようになる。やがてトレーズの考えが理解できたことで二つの人格は統合され、モビルドールを利用するOZに対して反対する立場を取るなど「トレーズの真の理解者」として行動するようになる。囚われていたガンダムパイロットを解放した際にツバロフ技師長から銃撃され、一命は取り留めたものの、意識不明の重体となる。
物語終盤、トレーズの危機を察して昏睡状態から目を覚ますと、ウイングガンダムに乗って宇宙へと飛び出していき、リーブラの主砲からトレーズを救う。トレーズ戦死後は世界国家の敗北を宣言。その後はピースミリオンに合流し、ウイングガンダムゼロとガンダムエピオンの最後の戦いを全世界へと発信し、戦争の悲惨さと虚しさを呼びかけることでトレーズの遺志を引き継ぐのだった。
Endless Waltzでは、政府直轄下の諜報組織「プリベンター」を発足し、指揮官として活躍する。トレーズの思想を悪用し扇動するデキム・バートンに対して憤りを感じ、最終決戦ではリリーナとトレーズの遺児であるマリーメイア・クシュリナーダを救出。戦後はマリーメイアを引き取っている。
なお、彼女の過去の経歴については明かされていないが、かつて東ヨーロッパの反連合レジスタンスに所属していた「炎のアン」と呼ばれる少女が彼女ではないかと噂されている。
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最終更新:2025/12/16(火) 10:00
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