泣きゲー 単語

524件

ナキゲー

2.4千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE
これはリビジョン 2713414 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

泣きゲーとは、ギャルゲーアダルトゲーム恋愛ゲーム)、美少女ゲームなどにおいて、「プレイすることで感動を呼び起こされ、泣かされるゲーム」を俗語。そのカテゴリーであり、ジャンルに冠される言葉である。

概要

泣きゲーとは一言で言えば「泣かされるゲーム」であるが、何によってどのように「泣かされる」かは、実際にゲームプレイしたユーザープレイヤー)自身にしか認識できない(感じ取れない)ことである。

「泣きゲー」という言葉は美少女ゲーム感動系のものが急増した1990年代終わりから2000年代初めに使われるようになった。

基本的にこの時代から発売されたものに泣きゲーという定義がなれされることが多い。

ジャンルのできるまでの経緯としては94年に性的要素に依らず物語の中心に少女の悲劇性を配してユーザーを泣かせた「DESIRE背徳の螺旋」、「EVE burst error」がヒットし、そして95年にélfから発売された「同級生2」の桜子シナリオは、ヒロインの難病による悲哀がを誘い、これらの芽作が大きなインパクトとなり、泣きゲーのストーリーテリングの基本的骨子となり先駆けとなった。exitまたこれら作品のを受け成立したと思われる、96年にleafから販売された「」「」(「トゥールエンド」の概念を生み出す)といったビジュアルノベルの作が、下記に記す同社制作で97年の「To Heart」に受け継がれさらなる発展を見た。96年にはélfから「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」が発売され大ヒット作となり同ジャンルに大きなを及ぼすことになる(恋愛ADVにおいて主人公は複数のヒロインと結ばれるマルチシナリオが用いられるが、現実には不自然なことでありプレイヤー違和感を誘い、ゲーム世界への入を阻するが、そのため平行世界を導入して物語の破綻を防ぐ作品が増えた)。

ポルノ的要素を必要としない、泣きゲーというジャンルエロゲーが発展する切っ掛けとなった作品は、上記にも記載したLeaf制作の「To Heart」のヒロインマルチシナリオであろうと思われる。以前からあったゲームもあるが、「To Heart」のマルチルートが与えたは非常に大きい。Leafはその後98年に「WHITE ALBUM」を発表するが、そのパラメーター恋愛シュミレーションゲームに、ランダムに起こるイベントを取り入れた運の要素が入ったゲーム性は物議を醸し、物語鬱展開を含む作もあり、ユーザーの支持を絶大に集めたとはいえなかった。

そういう下地があったこともあり、Tactics制作の「ONE ~輝く季節へ~」 が(発売当初はあまり注されていなかったものの)ネット上でじわじわと評価をあげていき、(日常えいえんという物語世界におけるプレイヤーの認識する世界の二重化、セーブロードというADVシステムを用いた現実と仮想世界の結合、等々)難解な内容であるにも関わらず高い評価を得ることになり、泣きゲーのジャンルを開拓した。
Tacticsスタッフ移籍や音楽スタッフ折戸伸治を起用など、発売前から話題になっていた新ブランドKeyの「Kanon」、及び山田一田中ロミオ)がシナリオを書いた「加奈~いもうと~」(D.O.)の成功により、泣きゲーというジャンルソフトウェア製品としての位置を確立したと思われる。以降90年代後半から2000年代は泣きゲーの全盛時代となり、keyから「AIR」などの泣きゲーの徴的作品の発表が続いた。「CLANNAD」に至り、最ポルノ要素も不要となっている。

関連動画

関連作品(発売日順)

1998年
ONE 〜輝く季節へ〜 (Tactics5月29日)
1999年
Kanon (Key6月4日)
加奈〜いもうと〜 (D.O.6月25日)
2000年
銀色 (ねこねこソフト8月31日)
AIR (Key9月8日)
2001年
君が望む永遠 (âge8月3日)
家族計画 (D.O.11月2日)
2002年
うたわれるもの (Leaf4月26日発売)
神無ノ鳥(すたじおみりす11月29日)
2003年
SNOW (スタジオメビウス1月31日)
マブラヴ (âge2月28日)
朱 -Aka-(ねこねこソフト6月13日)
CROSS†CHANNEL(FlyingShine9月26日)
こなたよりかなたまで (F&C12月12日)
沙耶の唄 (ニトロプラス12月26日)
2004年
CLANNAD (Key4月28日)
2005年
ゆのはな (PULLTOP3月25日)
パルフェ ~ショコラ second blew~(戯画3月25日)
車輪の国、向日葵の少女 (あかべぇそふとつぅ11月25日)
智代アフター 〜It's a Wonderful Life〜 (Key11月25日)
2006年
マブラヴ オルタネイティヴ (âge2月24日)
もしも明日が晴れならば (ぱれっと2月24日)
この青空に約束を― (戯画3月31日)
D.C.II 〜ダ・カーポII〜 (CIRCUS5月26日)
遥かに仰ぎ、麗しの (PULLTOP11月24日)
2007年
カタハネ (Tarte、1月26日)
リトルバスターズ! (Key7月27日)
ピアノの森の満開の下 (ぱじゃまソフト8月24日)
そして明日の世界より―― (etude11月22日)
2008年
G線上の魔王 (あかべぇそふとつぅ5月29日)
ef - the latter tale. (minori5月30日)
2009年
2010年
L@ve once (Maid meets Cat9月30日)
失われた未来を求めて (TRUMPLE、11月26日)
2011年
WHITE ALBUM2 -closing chapter- (Leaf12月22日)
2012年
はつゆきさくら (SAGA PLANETS2月24日)

関連コミュニティ

関連項目

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/05/03(金) 11:00

ほめられた記事

最終更新:2024/05/03(金) 11:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP