悪ノ召使とは、悪ノPことmothyが鏡音レンを用いて制作したレンオリジナル曲である。
投稿日は2008年4月29日。
栄華を極める王国の暴君王女である姉の召使として仕えた双子の弟が歌った歌で、歌自体が一つの物語となっている。
召使による歌は鏡音レンが担当。PV等でも彼を召使として見立てている。作中では他にも双子の姉の王女、緑のあの娘など他のVOCALOIDを彷彿とさせるキャラクターが登場する。
最大の要因は、この作品が持つストーリー性と裏表からなるシリーズ性にある。
『悪ノ召使』は『悪ノ娘』で歌われた物語の裏視点を描いた歌で、『悪ノ娘』では語られなかった真実が明かされており、その意外な真相と悲しい結末に多くのユーザーが涙した。
そして2作品共に再生数が伸び、『悪ノ召使』は週刊VOCALOIDランキング#31(5月6日発表)で初登場3位を記録する。(なお『悪ノ娘』も5位にランクイン)
それ以来、同作品は VOCALOID殿堂入りを果たし、なおも再生数を伸ばしている。
『悪ノ召使』と『悪ノ娘』は2つ(裏表)で1つの作品、「悪ノシリーズ」として見られるようになり、かなりの数のPV・歌ってみた作品・自己解釈作品が投稿されている。それらは悪ノ派生リンクタグによってまとめられている。
よく調教されたVOCALOIDが再生数を伸ばす中、詩のストーリー性で再生数を伸ばした稀有な作品でもあり、この功績はVOCALOID作品の別の可能性を見出したとも言える。
その後も順位が大きく下がることはなく、2008年7月現在でも30位台をキープしている。
鏡音リン・レン楽曲がact2によって修正発表される中、この曲もact2によって修正版(sm4104811)が7月28日に発表された。しかし、滑舌のよさが変に強調されてしまったためか、音程のズレが目立ち、ファンから失笑されてしまう。そして同時に再修正希望の声があがる。
その後、修正版は削除され、翌日の7月29日に再・修正版(sm4119128)がUPされ、とりあえず事なきを得る。
なお、コメントを見る限り、初代と再・修正版のどちらがよいかはほぼ同数である。若干「初代の方がよい」という意見が多いように見えるが、一方で「それは再・修正版を聴きなれていないため」と言う意見もある。
なお、初代が投稿された日のちょうど3ヵ月後に再・修正版が投稿されている。
Lyrics | 悪ノP(mothy) |
Music | 悪ノP(mothy) |
Vocal | 鏡音レン |
Illustration | 多数のため省略 動画内4:46~4:57参照 |
君は王女 僕は召使
運命分かつ 哀れな双子
君を守る その為ならば
僕は悪にだってなってやる
期待の中僕らは生まれた
祝福するは教会の鐘
大人たちの勝手な都合で
僕らの未来は二つに裂けた
たとえ世界の全てが
君の敵になろうとも
僕が君を守るから
君はそこで笑っていて
君は王女 僕は召使
運命分かつ 哀れな双子
君を守る その為ならば
僕は悪にだってなってやる
隣の国へ出かけたときに
街で見かけた緑のあの娘
その優しげな声と笑顔に
一目で僕は恋に落ちました
だけど王女があの娘のこと
消してほしいと願うなら
僕はそれに応えよう
どうして?涙が止まらない
君は王女 僕は召使
運命分かつ 狂おしき双子
「今日のおやつはブリオッシュだよ」
君は笑う 無邪気に笑う
もうすぐこの国は終わるだろう
怒れる国民たちの手で
これが報いだというのならば
僕はあえて それに逆らおう
「ほら僕の服を貸してあげる」
「これを着てすぐお逃げなさい」
「大丈夫僕らは双子だよ」
「きっとだれにもわからないさ」
僕は王女 君は逃亡者
運命分かつ 悲しき双子
君を悪だというのならば
僕だって同じ 血が流れてる
むかしむかしあるところに
悪逆非道の王国の
頂点に君臨してた
とても可愛い僕の姉弟
たとえ世界の全てが
君の敵になろうとも
僕が君を守るから
君はどこかで笑っていて
君は王女 僕は召使
運命分かつ 哀れな双子
君を守る その為ならば
僕は悪にだってなってやる
もしも生まれ変われるならば
その時はまた遊んでね
↓スペイン語版。海外でも翻訳して歌うファンがいるほどの人気を獲得している。
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最終更新:2024/11/09(土) 07:00
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