エール団とは、ゲーム「ポケットモンスター ソード・シールド」に登場する組織である。
概要
ガラル地方で活動する集団。ジムチャレンジに挑んでいる「マリィ」というポケモントレーナーを応援するために活動している。マリィがポケモンバトルを挑むと、エール団のしたっぱたちがどこからともなく駆けつけ、ブブゼラやマリィの絵柄が描かれたタオルを掲げるなどして彼女のバトルを応援する。いわばマリィの追っかけ・囲い的なファンの集まりである。
一方でジムチャレンジに挑む他のトレーナーに対しては様々な妨害を仕掛けてくる。道に屯して行き先を塞いだり、自転車を盗もうとしたり、マリィの対戦相手に対してヤジを飛ばしたりなど、とあるモブキャラのセリフによるところの「ファン失格」である行為を繰り返している。要するに厄介オタク
本作における悪の組織として初公開されたが、目的が目的なだけに組織の規模としては極めて小さいものと思われる。発売前情報では組織のボスにあたる人物すら公表されなかった。
名前について
エール団は英語名で「Team Yell(チームエール)」。日本語で「エール」は「応援」「声援」を意味する言葉のため単純に「応援団」みたいに捉え、「エール団」という字面も風貌に似合わず可愛いとさえ感じるだろう。
しかし英語での「Yell」は本来「特に強く叫ぶこと」を意味する言葉である。アメリカやカナダではスポーツなどの大きな声での声援や歓声をYellと言うこともあるが、英語で「Yell at」と言うと「怒鳴りつける」という表現になるなど単純に「応援」を意味する言葉ではない。直訳なら「チーム叫ぶ」とか「叫び団」とかになる。
ちなみに中国語のエール団は「吶喊隊」。「吶喊」は「気合や勢いをつけるための大声や叫び」などに使われ、こちらも「叫ぶチーム」である。ロシア語の「Команда Крикуны」もgoogle翻訳では「スクリーミングチーム(英:The Screaming Team=叫ぶチーム)」となる。
日本語での感覚、解釈ではあまり感じにくいが「エール団」とは熱狂さをよく表している名前なのである。
(外国から見れば『日本語では「エール」を主に「応援」の意味で用いるためTeam Yellはただ「叫ぶチーム」というより「応援するチーム」という意味が大きい』という見られ方をしているかもしれない)
関係者
- したっぱ
「みえーる おまえの 敗北が!きこえーる おまえの 泣き声が!」
エール団の大多数を占めるしたっぱ構成員。男女ともに存在する。「エール」で韻を踏むようなセリフが多い。あくタイプを好んで使う。 - マリィ
「あたしも パワーアップ したけんね! あんたに ぜーんぶ ぶつけるからッ!」
エール団の応援対象であるポケモントレーナー。応援自体は嬉しいようだが同時に迷惑行為についてもやめてほしいと思っているようだ。
ストーリー後半にて
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エール団の正体はスパイクタウンのジムトレーナー達であり、寂れゆくスパイクタウンを憂えいていた。
そこでジムリーダーネズの妹マリィがチャンピオンになれば町が活気を取り戻すと考え、このような行動に出た。
しかし当のマリィは激怒。「そんなの応援じゃないし!」と説教され、さすがのエール団も懲りて改心する。
以後はジムチャレンジャーの妨害をしなくなり、そればかりか終盤の事件の際はネズ、マリィと共に主人公に協力する。
総括すると、善人とは言い難いが、悪の組織とは程遠い存在であった。
また、ネズ自身も一応エール団ボスにあたる存在であるが、エール団の迷惑行為に加担するわけでもなくそもそも気づいてなかったので事実上ボスが居ない(ついでに幹部なども居ない)組織…というか団体である。
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関連項目
- ポケモン
- ポケットモンスター ソード・シールド
- ガラル地方
- マリィ(ポケモン)
- ネズ
- ロケット団 / アクア団 / マグマ団 / ギンガ団 / プラズマ団 /
フレア団 / スカル団 / エーテル財団 - ポケモンの関連項目一覧
悪の組織 ボス |
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