ミスティ・ローラとは、アニメ「遊戯王5D's」の登場人物。CVは皆川純子。
概要
ダークシグナー編から登場。ネオ童実野シティでトップクラスの人気を誇るモデルであり、相手の顔を見て運命を占うという「顔相占い」という特殊な特技を持っている。トップモデルの地位故に立ち振る舞いも非常に落ち着いていて口調も丁寧であり気品を感じさせる。
が、ジャックの映画の試写会で出会ったカーリー渚に対して開口一番に「あなた・・・死相が見える」と言い放つ等、どこかミステリアスな雰囲気も漂わせている。
その正体はトカゲの痣を持つダークシグナーの1人。所持する地縛神は「地縛神 Ccarayhua」 切り札である地縛神に合わせてか、デュエルではレプティレスという名のつく爬虫類族モンスターを使用している。
かつてはトビーという名の弟がいたのだが、彼が黒薔薇の魔女のデュエルを見に行くと言った後戻ってこなくなり、数日後に死体で発見されるという悲劇に見舞われる。それが原因となり、生きる気力を失ったミスティ自身も事故死するも、その際に地縛神の力によってダークシグナーとなって復活。そして弟が死んだ原因とされる黒薔薇の魔女=十六夜アキへの復讐を目的として行動するようになった。
完全に悪役そのものな実質的なリーダーを筆頭に、同じ復讐者とはいえハイテンションすぎる満足、元キングへの執着心から女王様化を果たしたダーリー、逆ギレと空気化が激しいネタ要員のドジッ禿といった濃すぎる他メンバーと比較するとインパクトに欠けるが
基本上から目線で欲望に忠実なダークシグナーの中でも飛び抜けて理性的で落ち着いており、復讐という彼女自身の目的を除けば最も常識的なダグナーと言える。
ダークシグナーとなったカーリーがディヴァインとデュエルを開始したのと同じ頃に、彼女も復讐の対象である十六夜アキとデュエルを行う。この際、カーリーの「地縛神Aslla Piscu」も合わせた2体の地縛神が同時に呼び出されるという壮絶的な光景が展開される。
このデュエルは中断されるも、ダークシグナー編後編で再びアキと対峙。そしてこの際にミスティの弟であるトビーを殺したのはアキではなく、実は生きていたディヴァインであることが判明。トビーを実験台にした挙句、役立たずと罵ったディヴァインに本気で怒り、召喚されていた地縛神Ccarayhuaによってディヴァインをパックンチョした。
アキに対する誤解が解けたためデュエルを中断しようとするも、地縛神の意思がそれを拒みミスティを無理やり操ったためデュエルが続行、最終的にアキに敗北して消滅してしまうもゴドウィン兄弟のメガザルによって復活する。
その後はアキと文通をする仲になったようだ。
カードゲームもできるギャルゲーとして名高いタッグフォースシリーズにも登場。TF4では通常版、ダークシグナー版の両方で固有ストーリーが展開され且つ連動している。しかし海外の事情の所為なのか、残念なことにディヴァインが一貫してタッグフォースに未登場の為、ゲーム内で本当の復讐を果たすことは出来ない。
主人公ことコナミ君のことを弟のトビーと重ねて見ており、通常版ではマネージャーの代わりとしてコナミ君と行動を共にし、最終的に自分の本心を明かして復讐を遂げるその日まで側にいてほしいと告白する。
続くダークシグナーのストーリーでも高慢な態度を取りがちな他のダグナーと違い、コナミ君に親身になって接してくれる。最終的に十六夜アキの抹殺に成功し、復讐心が満たされ思い残すことが無くなったミスティの心は澄み渡り・・・
TF5では残念ながらリストラされてしまうも、TF6にてルドガー、ディマク、新登場のボマー、レクスらと共に復活、やはり通常版とダークシグナー版の両方が存在するが、ストーリーは両バージョン共に共通の物となっている。
設定上は別人であるTF6のコナミ君のこともやはり弟のトビーと重ねて見ている。そしてダークシグナー編のストーリーでは自分の目的とダークシグナーとしての使命に無理やり振り回す他のメンバーと違って、やはりコナミ君のことを気遣う面がみられる。この際、「あなたは強い相手とデュエルが出来ればそれでいい」とか「親しい仲であるシグナー達相手でも容赦しない姿は自分でも時々恐ろしく感じる」といったデュエルマシーンであるコナミ君の本質を見抜いた発言をすることもある。
そしてダークシグナー版のラストでは世界が地獄へと様変わりする中、残された時間をコナミ君と共にいることを告げ、彼を弟であるトビーの生まれ変わりなのだと言う程になり、完全に依存するようになる。
本編でのインパクトの薄さを払拭するかの如く、タッグフォースでの彼女は正にヒロインそのものな濃さを見せつけている。
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