ライ(LOST COLORS)とはゲーム「コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS」に登場する主人公である。CVは無し。
概要
ライとはデフォルト名であり、 プレイヤーが自由に名前を選択できる。
名前の由来は英語で嘘つきという意味のliarから来ているとのこと。また、ルルーシュやロロと同じく、ラ行の名前をということで命名したとスタッフが明言している。
ゲーム序盤では記憶を失っていて、見るもの総てが見知らぬものという状態にある。これは主人公=プレイヤーという形態をより強くするために原作介入型のゲームではよく取られる方式である。
ゲームではライ自身が自覚する自分という存在の希薄さを強調する演出にも用いられていた。
特徴
容姿はかなりの美形であるとゲーム中で描写されている。灰色もしくはくすんだ銀色の髪であると言われている。背格好はルルーシュと同じくらいということなので、そこそこの長身でもあることがわかる。
ゲーム中ではブリタニア側、イレブン側のどちらにも特に問題なく入り込めることからアジア系とも欧米系ともどちらともとれるような顔立ちであることが推測できる。
二次創作では銀髪碧眼として表現されることが多い。
また、アッシュフォード学園に住んでいるものの学籍はないことから「探してもどこにもいない」→「幻の美形」などと噂されていることがゲーム中で描写されている。
内面としては主人公=プレイヤーの観点からキッチリしたキャラクター付けはされていないが、特筆すべき点として記憶喪失という状態、そして「自分は色を持たない」という強迫観念を抱えているという点が上げられる。
それゆえに自分から積極的に他者に関わろうとしない様子がゲーム序盤の描写に見受けられるが、その先もそのままであるかはプレイヤー次第である。
設定では得意分野が違うものの「ルルーシュ並みの知性」「スザク並みの運動神経」を兼ね備え、さらにギアス能力(ルルーシュと同じ絶対遵守の力:聴覚ver)も持つ、いわゆるチート主人公である。
設定だけなら「僕の考えた最強のキャラクター」でしかなく、ファンからそっぽを向かれかねない立ち位置にあるのだが、未だに根強いファンがついており、ここまで好かれるキャラクターになったのはゲーム本編のシナリオを手がけたライターの腕が良かったからと言えよう。
他に物語の根幹に関わる設定として、その出自、母と妹の存在があるがこれは本編の主人公ルルーシュと同じ設定でありおそらく意図的なものであろう。
ストーリー
ストーリーはルートによって前後するが大体TV本編の第8話終了後頃からの開始と推測できる。
大まかには、とある理由によりアッシュフォード学園へ迷い込み昏倒したところをミレイに保護されたライ=プレイヤーは彼女の気まぐれからか、アッシュフォード学園に住み込むことになってしまう。
生徒会の面々の世話を受けながら、彼は失った記憶を探すことになるのだった……というものである。
内容はオーソドックスなAVG形式で、マップ画面から訪れる場所を選択し、他のコードギアス登場人物と関わりながら世界を、自分を見つめていくというものになる。
より深く関わる人物によってストーリーが様々に変わるマルチストーリーの形式を取っている。
用意されているシナリオは以下の通りである。
それぞれのシナリオはさらに選択によって細かく分派するが、特に「ブリタニア軍人篇」においては単なるシナリオ上の派生と言えないほど物語が分岐するため、特に三つのルートを併記した。
TVCMにおけるキャッチコピー「世界がお前の望む形に変わる」(PSP版CM)の通り、主人公の選択したルートによって物語と世界は大きくその姿を変えることになる。
ギアス編のルートは人気を誇り、ファンならば一度はプレイしておくべき作品である。
また、他のルートにおいてもTV本編R2とは違った感動エンドを見ることが出来るため、無印作品を夢で終えたい方はこちらがお薦めという意見もある。
どのルートにおいても敵対勢力との戦闘があるため(ただしアッシュフォード学園篇、ブルームーン篇では戦闘はない)、ライはナイトメアフレームに乗り込むことになる。
序盤では無頼やサザーランドといった一般機に乗り込むが、中盤よりゲームオリジナルの専用機に乗り込むことになる。
黒の騎士団(日本解放戦線)側の際には月下先行試作機にが与えられ、
ブリタニア軍所属の際にはランスロット・クラブが与えられることになる。
これらの機体は後にバンダイのアクションフィギュアシリーズ「ROBOT魂」において商品化されている。
主要登場人物との絡み
ルルーシュ
スザク
C.C.
カレン
ミレイ
ナナリー
コーネリア
ノネット
ヴィレッタ
ジェレミア
千葉
その他
・折り紙が得意で、ギアス篇でのナナリーとの交流の中軸となった。
・ゲーム中では顔が公開されていなかったが、攻略本にスタッフがお遊びで書いた「ライの素顔」が収録された。
・ゲーム中、実に3人の年上の女性から“お持ち帰り”されている(割とホント)。
・黒の騎士団篇カレンルートにおいて、多くの「ライはカレンの嫁」派を生み出した。
・ライカレ派とライC派、ライナナ派に加え、一部にはライアニャ派の存在も無視できない(ゲーム中アーニャは未登場)。
・ライの存在はプレイヤーが想像することとなっており、書く人、思う人さまざまである。
・特に二次創作においては顕著であり、マルチな性格で活躍を強要(?)されている(いいぞもっとやれ)。
・イメージカラーは青であるらしい(ゲーム中の神楽耶の言葉より)。
・ナナリーの夢の話題で、スピンオフ作品「ナイトメア・オブ・ナナリー」のKMF・マークネモが友情出演(?)している。
・ブリタニア軍人篇純血派ルートヴィレッタルートではヴィレッタさんが愛の力でギアスを破った(扇涙目)
関連動画
関連項目
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