ナツキ・スバルの介添人
レムとはライトノベル「Re:ゼロから始める異世界生活」に登場するキャラクターである。
概要
本作のもうひとりのメインヒロイン。ロズワール邸の双子メイド妹で優秀な方。愛称はレムりん。家事全般が得意であり、ロズワール邸の家事のほとんどを受け持っている。水色の髪をショートカットにして、垂らした前髪で右目を隠した少女。大きな瞳に、彫の浅い幼さと愛らしさを感じさせる、姉のラムと瓜二つな顔立ちながら、姉と違って穏やかな印象を与える。実はわずかに姉より胸が大きい。
重度のシスコンであり、姉の障害になると判断したものは、ロズワールの指示が出る前に排除することさえある。
水系統の魔法を修めており、治癒も攻撃も、スタンダードにこなすことのできる優等生。鉄球に棘のついた鎖付きの武装モーニングスターの使い手であり、パワフルな戦い方は意外と容赦がない。
『鬼の血族』として、亜人族の中でもとびきり強力な力を持つ鬼族の生き残りであり、角を有する鬼族として現存が確認されているのは彼女しかいない。感情が昂ぶり、戦闘状態に入ると額より純白の角が突き出し、身体能力が一気に向上。また、角は大気からマナを集めるゲートとしての役割も担っており、鬼化状態であれば普段よりはるかに強力な魔法を使うことができる。
姉への崇拝と罪悪感によって、自己評価が低く常に劣等感に苛まれていた。その苦しみから救ってくれたスバルに、女性としての強い愛情を抱く事になる。
スバルのことを誰よりも愛しており、スバルがエミリアのことを好きであることを受け入れていながら、自身がスバルのそばにいることを望んでいる。一方で、スバルが弱音を吐いた場合、それを許さないという一面もあるため誰よりもスバルに厳しい人物でもある
劇中での活躍
第2章
スバルが王都で傷つきロズワール邸に運ばれて目覚めたときに初登場。以下、ループによって役割が異なるため、別途説明する。
一周目のループにおいては、ロズワール邸の使用人となったスバルに対して特に大きな関わりを持つことはなかったが、一定の信頼を得てはいた。逆に二周目、三周目のループにおいては、魔女の匂いをまき散らす上に不審な行動を繰り返すスバルのことを敵として認定していた。四周目のループにおいては、スバルが引きこもっていたため、代わりに衰弱死することになった。
五周目のループにおいて、3日目にスバルとともにアーラム村に向かい、呪術師が子供たちと戯れていた子犬であったことを突き止めた。その際、弾みで鬼としての本性があらわになり魔獣の群れを一網打尽にした。鬼化により暴走状態となっていたが、スバルの機転によりもとに戻り、その際に命を救われ、自身がとらわれていた姉への劣等感からも解放してくれたスバルに対して女性としての強い愛情を抱く事になる。
第3章
スバルとともにクルシュ邸に滞在ことになる。
一周目のループにおいては、ラムからの共感覚により不穏な空気を察したため、スバルとともにメイザース領に帰還しようとするが、その途中の宿において治療中のスバルをおいて一人でメイザース領に戻り、何者かに襲われていたアーラム村を守ろうとして死亡する。
二周目のループにおいては、精神崩壊したスバルを引き連れて、メイザース領に帰還しようとするが、途中で魔女教徒の部隊に襲われる。スバルを拉致され、追いかけたがペテルギウスの見えざる手により致命傷を負う。鬼化の影響によりかろうじて生き延びたレムはスバルの鎖を魔法によって破壊、自身の愛を告げて息を引き取る。
三周目のループにおいては、今までの二回よりも早いタイミングでスバルとともに、メイザース領に帰還しようとするがリーファウス街道に突如現れた白鯨と遭遇。スバルを逃がして自身は白鯨によって消滅する。
四周目のループにおいて、自身が無力であり、エミリアを救うことが不可能であることを自覚したため、せめて目の前にいるレムだけでも救おうとするスバルから「一緒に逃げよう」と懇願された。
そんなスバルに未来の話は笑いながらでないとだめであること、自身がスバルのことを愛していること、スバルが自分にとっての英雄であることを告白した。そんなレムに対してスバルはエミリアのことが好きであること、彼女の隣にいたいことを思い出し、エミリアを救うために行動するための気力を取り戻した。
その後、スバルとともにクルシュ陣営との同盟を勝ち取り、アナスタシア陣営との協力も得て、メイザース領までの道を塞ぐ白鯨の討伐に向かう。
白鯨との戦いでマナを消費したため、怠惰戦には参加せず王都に戻ることになったが、帰り道の最中に魔女教大罪司教『強欲』担当のレグルス・コルニアスと『暴食』担当のライ・バテンカイトスの襲撃を受け、『暴食』の権能により「眠り姫」状態になる。
データ
人間関係
関連動画
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関連項目
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