愛染国俊(刀剣乱舞)とは、ブラウザゲーム「刀剣乱舞-online-」に登場するキャラクターである。
オレは愛染国俊! オレの概要には愛染明王の加護が付いてるんだぜ!
燃えるような赤毛が特徴的な少年。
鼻の頭の絆創膏からは、如何にもやんちゃな気性が伺える。
戦装束は学ラン風の洋装の下に、愛染明王がプリントされたTシャツを着ている。
内番衣装は刀派共通のジャージ。シャベルを担いでおり、図録では鯰尾藤四郎(刀剣乱舞)が借りて真剣必殺(?)を繰り出していた。
「祭り」と「喧嘩」が大好きで、元気いっぱいの快活な性格。おおざっぱな一面もあり、ベルト代わりの紐をざっくばらんに固結びにする(後でほどく時に苦労する)、敵と交戦する時にも「え、作戦?適当適当!」と、考えるよりまず行動するタイプのようだ。
反面静かな所は苦手らしく、近侍に据えて放置していると尻の座りが悪そうな反応を返してくる。また戦ではない遠征や内番も好みではないらしいが、何だかんだでちゃんと仕事はしてくれる。
名の由来でもある愛染明王の加護を信じており、Tシャツの愛染明王を「かっこいいだろ?」と自慢してくる。また真剣必殺ともなると「まだまだぁ~!愛染明王の加護ぞあらん!」と叫ぶ。
同じ刀派の蛍丸(刀剣乱舞)とは、互いに「蛍」「国俊」と呼び合う仲で、大変仲が良い。一緒に出陣させると回想が発生し、当時まだ未実装だった明石国行(刀剣乱舞)について語り合う姿が描かれた。
その明石は保護者を自称しつつ「蛍丸贔屓」という設定だが、愛染をないがしろにしている訳ではなく、内番・手合せにおける特殊会話からも、三振ともに良好な関係にある事が伺える。
お正月には審神者と凧揚げをしようと誘うなど、可愛らしさが見て取れる。また1周年記念ではお祭りを楽しんでいる様子のイラストが朝のtwitter上で投稿され、出勤・登校前(もしくは通勤・通学途中)の審神者を元気づけた。
二次創作では子供らしく元気に遊ぶ様子や、蛍丸や明石とのアットホームな関係を描かれることが多い。ただ、蛍丸と共に(自称)保護者の明石をぶん回す場合も。
ステータスは、打撃は全キャラ最下位。しかし機動の初期値は群を抜いて高く、後に博多藤四郎(刀剣乱舞)が実装されるまでは短刀中でもトップだった。
高機動の博多や今剣(刀剣乱舞)と並び、特攻隊長を務めることが多い。手早く攻め込みたい人はぜひ、彼を迎え入れよう。
余談だが、ヤンチャなショタ・髪形・機動の高さから関西出身・千葉在住の赤髪スプリンターや大阪の中学校に通うテニヌプレイヤーを連想する人がいるとかいないとか。
よーし、極だ極だぁ!
2016年7月26日、前田藤四郎(刀剣乱舞)と共に「極」が実装。
より派手な戦装束となり、愛染明王の絵は背中に移動した。大成し、歌舞伎役者さながらの大見得を切る姿にホロリときた審神者もいるとか何とか。
守り刀としての自分を見つめ直し、その力を主である審神者の為に使うと決意して帰還。「加護ってのはさ、信じるところにしか働かないんだぜ?」と審神者に告げるなど、前にもまして意思の強さが見てとれる。実際、真剣必殺では「ウン・タ・キ・ウン・ジャク……愛染明王、力を貸せぇっ!」となっており、神仏頼みではなく自らの意思で加護をなそうとする姿勢が見られる。
手紙にしたためられた決意の強さと併せて、大きく成長した事がよく解る。聞いてるかそこの眼鏡。
ステータスも大幅に上昇し、極の短刀の中でも機動は相変わらずトップクラス。
連結で鍛えに鍛え、刀装や馬を装備させれば、切り込み隊長として十全の働きをする。高機動タイプの特徴でもある低統率も引き継いでいるが、昼戦でも十分に活躍できるのでさほど問題ではない。
史実か。任せろぉ!
鎌倉時代の刀工、来国俊(らいくにとし)の作。
来派の祖・来国行の子で、銘に「国俊」と入れる事から「二字国俊」とも呼ばれた。一方で様々な銘を切っている事から「六度の国俊」とも呼ばれ、別人説・同人説がそれぞれ唱えられている。
父と並び、来一門を代表する名刀工である。
号の由来は、茎の表に刻まれた愛染明王の彫物から来ている。
豊臣秀吉が所持していたが、時期は不明ながら徳川家康の手に渡る。
その後、元和2年(1616年)に大坂の役で戦功を上げた森忠政(森蘭丸の弟)に下賜された。(異説あり)
寛永11年(1634年)に忠政は死去。その後、三代将軍・徳川家光に献上される。
正保元年(1645年)加賀前田藩三代当主・前田光高に嫁いだ養女・大姫が、長男・犬千代丸(後の前田綱紀)のお目見えの為に登城した折、守り刀として贈られた。
以後は前田家に伝来。江戸年間に前田家にあった刀には、大典太光世、前田藤四郎、平野藤四郎、信濃藤四郎などがある。
昭和10年(1935年)に旧国宝指定。昭和40年頃には前田家を離れ、法人蔵となっている。
ちなみに愛染明王は「煩悩と愛欲は人間の本能でありこれを断ずることは出来ない、むしろこの本能そのものを向上心に変えて仏道を歩ませる」という功徳を持っている仏である。
古くから「恋愛・縁結び・家庭円満」を司るとして信仰され、「藍染」にかけて染物・織物職人の守護仏でもある。また古くは遊女、現在では水商売の女性の信仰対象でもある。
憤怒相(怒りを表現した恐ろしい顔)をした仏であり、悪縁を断ち、不退転の覚悟をもって苦難から衆生を救済する、軍神としての顔も持つ。
法人蔵であり、滅多に展示される事はないと思われていたが……
2016年11月12日~2017年2月19日、佐野美術館にて開催された「名刀は語る 磨きの文化」展の初日・2日目に、同法人が所蔵する小夜左文字と共に特別出展。
同展は蜻蛉切・太鼓鐘貞宗が展示され、ゲームとのコラボが行われていた事もあり、盛況ぶりを見せた。
さ、関連動画の始まりだぁ!!
なんか関連項目でもないかねぇ……ドカーンとさぁ
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