未来組とは、未来から来訪した人物達の総称である。
当記事では、「遊☆戯☆王ファイブディーズ」に登場する未来から来た4人組について扱う。
この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
概要
遊☆戯☆王ファイブディーズ劇中の時代より未来の世界から来訪した、未来人の4人組。
ニコニコやネット上では「絶望同盟」「遊戯王4爺's」などとも呼ばれる。
一応断っておくと、チーム5D'sやイリアステル等と違い作品中で未来組という呼称が用いられた事は無く、また作品中では登場しないが設定上では「滅四星」という本来の組織名が存在するものの、ファン・視聴者達の間で未来世界からやって来た人物達を指す総称としてイリアステル等と区別する意味合いでこの呼び名が用いられるようになった。
そしてそれ以上に、主人公達の敵という立場での登場でありながら、後述する彼らの勇姿に敬意を込めて「未来組」の呼称を用いるファンは数多い。よって、当記事では記事名を未来組とさせて頂く。
未来人達といえばかつてはイリアステル三皇帝(ルチアーノ、プラシド、ホセ)を指して言われていたが、ストーリーが進むにつれて彼らもまたそのうちの1人に過ぎなかったことが判明する。
彼らはいずれも滅亡した未来の生き残りであり、同じ絶望を味わい同じ期待を抱いて生きている。それ故に、並のチームや派閥以上に強固な結束力・意志力で結ばれているのである。
もっとも厳密にはデュエルチームではないため、チーム戦はせず一人一人が主人公達と未来を賭けて戦う。
(ただしアポリアは三体で一人だが)
戦う舞台や時期は違うが、彼ら未来組の想いは一つ「破滅の未来を救う」ことである。
物語の中ではデュエルモンスターズを歴史から抹殺しようとしたり、ネオ童実野シティを滅ぼそうとしたりと過激な作戦が目立つ。だが、その作戦が実行されるまでの背景には長きに渡る年月を経ている。
そう、青年が年老いて寿命を終えてしまうほど長い時間を。
だがしかし、それらも永い年月を経過した末に出された苦渋の決断であることをご理解頂きたい。
即ち、彼らの行動は悪意や憎悪と言った感情に流された行動ではない。
ただし、絶望はしているのでネガティブである。
ある意味、自己消滅を選んだ逆回転モーメントと同じ心境とも言えなくも無い。
未来の世界 滅亡と絶望
彼らが住んでいた時代(作中の時代から見ると未来)では、人類は負の感情に流され自滅する。
厳密に言えば、人の悪しき心に反応したモーメントが逆回転を開始。
この時すでにモーメントが世界中に普及していたため、世界規模での破壊の前触れとなる。
それに影響を受けた世界を結ぶネットワークはある意思を持つにいたる。「人類はいずれ星を滅ぼす」と言う意思を。
そして、目覚めたモーメントは星を守るために人類の殲滅を開始。
(その時、逆回転モーメントによって作られた兵器はのちにカード化され、アポリアが使用する)
まるで、力の正しい使い方を見せてやると言わんばかりに。
こうして終末戦争が起こり、人類VS機械(機皇帝軍団)の戦いが繰り広げられる。
その中である者は絶望しながらも機械巨人たちと戦い、ある者は希望を人々に与え正しい方向へ導こうと努力した。
しかし、その努力が報われることはなかった・・・
最終的に逆回転モーメントは自己消滅による『人類と共に滅ぶ道』を選び、人類は滅んでしまう。
こうして人類は自らの作り上げたモーメントと共に自滅し、4人と星一つだけが生き残ったのであった。
生き残った者達は同志として力を合わせ、破滅の未来をより良い方向へ変革するための努力・研究を進めていく。
が、いずれも日の目を見る事は無く、同志達も志半ばにして1人、また1人と力尽きていった。
最終的に独り残されたゾーンは最終的に1つの結論へと辿り着く。
「モーメントの起源を、若しくはモーメント誕生の直接のきっかけであるデュエルモンスターズを歴史から抹消する」という結論へと。
その結果ゾーンはアポリアの遺言に従い、先立った仲間達を生前の記憶・容姿を元にロボットとして生まれ変わらせ過去の時代へ送り込む。
人物(組織)
彼らの詳細は各ページを参照。もっとも、パラドックスに関しては作品が完結した現在も不明瞭な部分が多いのだが。
ゲームのみに登場するキャラ。登場作品は違えど、二人とも無口な女性である。
ただ、レイン恵は任務の目的とその性格により最後まで自らの主について明言をしない……とは言っても、未来組であることはほぼ確定だが。
ミサキに至ってはストーリーをクリアしても設定が不明瞭な点が多い。こちらは発売時期が原因なのだろうが。
未来組が作った組織。厳密にはゾーンが作った組織。
歴史を「正しい方向」へ修正するために、時空を超えて様々な時間軸や場所へと干渉し暗躍している。
もっともその一方で、時空改変の過程で家族を殺されたシェリーや、紛争が発生した事で戦争孤児が増加する事を憂いたブレイブ(チームラグナロク)といったイリアステル打倒を目指す者達も少なからず存在するのだが、全ての真相が明らかとなった今、誰が悪いとは一概に言えない様相を成しているのも確かなのである。
関連動画
上記の動画で満足できない方は、こちらも参照を。 →「未来組MAD」(タグ検索)
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