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阿国（おくに）とは、戦国時代に実在したと言われる女性。歌舞伎の創始者である。出雲阿国（いずも おくに）。
その他の意味
概要
戦国の世において各地をめぐり、阿国歌舞伎と呼ばれる芸能を披露した女性。
その芸能が後に発展して歌舞伎の原型を形作ったといわれている。
しかし、その重要な役割の割には謎が多い女性であり、現代でも詳しいことはよくわかっていない。
創作の中の阿国
阿国の正体などは不明であるが、出雲大社の巫女出身であるという資料が残っている他、歌舞伎の原型を作ったという役割などからさまざまな脚色がされやすい人物である。
戦国時代を舞台にした創作作品などにおいてはヒロイン役として登場することもある。
戦国無双
出雲大社の巫女として登場。しかし、話し言葉には京言葉を使う。武器は傘。ノースリーブの巫女装束を着ている。
各地をめぐって出雲大社への勧進を集めているが、惚れっぽい性格でありいい男にはめっぽう弱い。勧進よりも男を出雲に連れて行くことを優先することもある。とかくと欲深いように思われるかもしれないが、普段は明るく気さくな性格で親しみやすい人物。前田慶次に惚れている。ミステリアスで神秘的な部分もあり、出雲にいい男を連れ帰るというのは戦場に命を散らす武将達を黄泉の国にいざなうような意味もある。いい男の基準はナンバリング毎に微妙に異なり、守備範囲も広い。綺麗な女性や可愛い女の子も大好き。相手の本音を汲み取った言葉をかけることも多い。
ニコニコ動画で阿国を検索すると、ほとんどが戦国無双関連動画である。
攻撃モーションは番傘を両手で持って振り回したり、くるくると舞うようなもの。不思議な力で傘を飛ばしたり、火球を飛ばしたりする。一番の特徴は専用の二段ジャンプであり、空中をゆるやかに降下しながら滑空することが可能。崖や坂道のような地形で行うと長めに飛ぶことができる。
戦国無双1では前田慶次や石川五右衛門と出会ったことで珍道中を繰り広げるルートと、色々な戦場に迷い込んで出会った武将達を出雲に誘うルートに分岐する。この出雲に誘うルートでは一部のキャラクター（お市、くのいち、伊達政宗）を除く11人とペアエンディングが設定されており、慶次と五右衛門を除く9人は阿国に連れられた出雲でその本音を吐露する幻想的なものとなっている。他のキャラクターのストーリーにはあまり登場せず、阿国が目立つのは慶次や五右衛門のシナリオくらいである。
戦国無双2ではストーリーがなく、出番もより減少してしまった。しかし、模擬演武には大量の専用イベントが用意されており、戦場で無双武将と遭遇すると相手に惚れて出雲に連れ帰ろうとする会話が発生する。
戦国無双3でもやはりストーリーがなく、専用イベントもつかないので2以上に出番が激減してしまった。しかし『3猛将伝/3Z』では久々にシナリオが用意されることとなる。シナリオの内容は阿国が武将達を出雲にいざなうことをテーマとしたもので阿国が『死神』と呼ばれる場面もある。
『chroncle』の会話イベントでは孤児に優しく接したり、自分を山賊扱いした村人を恨まずに立ち去るなど平時の阿国の姿を見ることが出来る。また『3empires』の毛利シナリオでは直接シナリオに関わることはないが、元就の心中を察して言葉をかけるなど勧進や男漁りばかりではない阿国が描写されている。
SAMURAI DEEPER KYO
各地を巡って情報や機密などを集める女スパイとして登場。
やたら色っぽい雰囲気を漂わせている。
鉄線を武器として使用する。
へうげもの
権力に踊りで対抗する踊り屋として登場。
ピンチを色仕掛けで切り抜けたりする他、自由奔放な女性として描かれている。
伊達政宗に惚れており、言動や行動も政宗に影響されつつある。
戦国大戦
戦国数寄（漫画とのコラボ枠）にて、漫画『のだめカンタービレ』主人公、野田恵が登場。
カードの絵、ゲーム内のポリゴン共に再現されている。
計略は敵城にダメージを与え続ける舞『おなら体操』。元ネタはのだめがお遊戯用に作った曲。
舞以外に阿国との共通点が無い気もするがセガにはよくある事。
※ちなみに、本作の舞台は1560年の桶狭間の戦い、阿国の生年は1572年（説が有力）である。
Fate/Grand Order
詳細は出雲阿国（Fate）の記事参照。
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関連項目
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